第5世代の新型BMWが本年8月に生産開始。パワートレインには48Vマイルドハイブリッド技術を採用したガソリンおよびディーゼルモデル、プラグインハイブリッドモデル、BEVモデルを設定

BMWが第5世代の高性能プレミアムSAV となる新型X5を米国に居を構えるBMWグループのスパルタンバーグ工場で本年8月より生産開始。パワートレインにはガソリンまたはディーゼル内燃エンジンに48Vマイルドハイブリッド技術を組み合わせたハイブリッドモデル、プラグインハイブリッドモデル、シリーズ初のピュアEVとなるiX5、そしてBMW初の水素駆動量産モデルとなる後日デビュー予定のiX5 Hydrogenを設定。エクステリアは最新のBMWデザイン言語で仕立てた次世代Xシリーズデザインを纏い、高品質でフラットなレイアウトに新しいディスプレイおよび操作コンセプトを採用したインテリアを内包

 独BMW AGは第5世代となる新型X5(G65)の生産を、米国に居を構えるBMWグループのスパルタンバーグ工場で本年8月に開始する。

▲BMW iX5 60 xDrive 全長4994×全幅2000×全高1748mm ホイールベース3035mm 車重2900kg 第6世代のBMW eDriveテクノロジーを採用

▲BMW iX5 60 xDrive 全長4994×全幅2000×全高1748mm ホイールベース3035mm 車重2900kg 第6世代のBMW eDriveテクノロジーを採用

▲BMW X5 40 xDrive 全長4994×全幅2000×全高1751mm ホイールベース3035mm 車重2365kg 最高出力は従来モデル比で20hpアップ

▲BMW X5 40 xDrive 全長4994×全幅2000×全高1751mm ホイールベース3035mm 車重2365kg 最高出力は従来モデル比で20hpアップ

▲BMW X5 M60e xDrive 全長4998×全幅2000×全高1751mm ホイールベース3035mm 車重2715kg  WLTPに基づく電気走行距離は81~98kmを実現

▲BMW X5 M60e xDrive 全長4998×全幅2000×全高1751mm ホイールベース3035mm 車重2715kg  WLTPに基づく電気走行距離は81~98kmを実現

 新世代の高性能プレミアムSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)に位置するグローバル展開モデルの新型X5は、パワートレインに5機種を設定する。具体的には、X5 40 xDriveに2998cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンツインパワーターボエンジン(最高出力400hp/5200~6500rpm、最大トルク540Nm/1980~5000rpm)+電気モーター(最高出力13kW/最大トルク200Nm)+リチウムイオン電池+電子制御8速ATで構成した総出力400hp/580Nmの48Vマイルドハイブリッドシステムを、X5 40d xDriveに2993cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルツインパワーターボエンジン(最高出力286hp/4000rpm、最大トルク670Nm/1500~2500rpm)+電気モーター(最高出力13kW/最大トルク200Nm)+リチウムイオン電池+電子制御8速ATで構成した総出力313hp/670Nmの48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。駆動機構にはインテリジェント4WDのxDriveを採用する。他方、X5 50e xDriveには2998cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンツインパワーターボエンジン(最高出力313hp/5500rpm、最大トルク450Nm/1850~4700rpm)+電気モーター(最高出力145kW/最大トルク280Nm)+リチウムイオン電池(総電力量18.7kWh)+電子制御8速ATで構成した総出力489hp/700Nmのプラグインハイブリッドシステムを、X5 M60e xDriveには2998cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンツインパワーターボエンジン(最高出力426hp/5600rpm、最大トルク540Nm/1980~5400rpm)+電気モーター(最高出力145kW/最大トルク280Nm)+リチウムイオン電池(総電力量18.7kWh)+電子制御8速ATで構成した総出力612hp/800Nmのプラグインハイブリッドシステムを搭載。駆動機構にはインテリジェント4WDのxDriveを採用する。

 電気自動車のiX5 60 xDriveは第6世代BMW eDriveテクノロジーを採用し、リチウムイオン電池には円筒形セルを導入して容量および充電効率をアップ。機構としてはフロントにASM非同期モーター(定格出力183kW/定格トルク305Nm)、リアにEESM電気励磁式同期モーター(定格出力242kW/定格トルク500Nm)を配して総出力425kW/805Nmを発生し、総電力量141kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせて、一充電走行距離はWLTPモードで最大845kmを実現する。 将来的には、電気自動車のBMW M Performanceモデルもラインアップに加える予定だ。

▲iX5 60 xDriveはフロントにASM非同期モーター(定格出力183kW/定格トルク305Nm)、リアにEESM電気励磁式同期モーター(定格出力242kW/定格トルク500Nm)を配して総出力425kW/805Nmを発生し、総電力量141kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせて、一充電走行距離はWLTPモードで最大845kmを実現

▲iX5 60 xDriveはフロントにASM非同期モーター(定格出力183kW/定格トルク305Nm)、リアにEESM電気励磁式同期モーター(定格出力242kW/定格トルク500Nm)を配して総出力425kW/805Nmを発生し、総電力量141kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせて、一充電走行距離はWLTPモードで最大845kmを実現

▲X5 40 xDriveはパワートレインに2998cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンツインパワーターボエンジン(最高出力400hp/最大トルク540Nm)+電気モーター(最高出力13kW/最大トルク200Nm)+リチウムイオン電池+電子制御8速ATで構成した総出力400hp/580Nmの48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲X5 40 xDriveはパワートレインに2998cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンツインパワーターボエンジン(最高出力400hp/最大トルク540Nm)+電気モーター(最高出力13kW/最大トルク200Nm)+リチウムイオン電池+電子制御8速ATで構成した総出力400hp/580Nmの48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲X5 40d xDriveはパワートレインに2993cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルツインパワーターボエンジン(最高出力286hp/最大トルク670Nm)+電気モーター(最高出力13kW/最大トルク200Nm)+リチウムイオン電池+電子制御8速ATで構成した総出力313hp/670Nmの48Vマイルドハイブリッドシステムを採用

▲X5 40d xDriveはパワートレインに2993cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルツインパワーターボエンジン(最高出力286hp/最大トルク670Nm)+電気モーター(最高出力13kW/最大トルク200Nm)+リチウムイオン電池+電子制御8速ATで構成した総出力313hp/670Nmの48Vマイルドハイブリッドシステムを採用

▲X5 M60e xDriveはパワートレインに2998cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンツインパワーターボエンジン(最高出力426hp/最大トルク540Nm)+電気モーター(最高出力145kW/最大トルク280Nm)+リチウムイオン電池(総電力量18.7kWh)+電子制御8速ATで構成した総出力612hp/800Nmのプラグインハイブリッドシステムを搭載

▲X5 M60e xDriveはパワートレインに2998cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンツインパワーターボエンジン(最高出力426hp/最大トルク540Nm)+電気モーター(最高出力145kW/最大トルク280Nm)+リチウムイオン電池(総電力量18.7kWh)+電子制御8速ATで構成した総出力612hp/800Nmのプラグインハイブリッドシステムを搭載

 エクステリアについては、BMWの新しいデザイン言語でXシリーズ特有のスタイリングを次世代モデルへと発展させたことがトピックである。フロント部は垂直のBMWキドニーグリル アイコニックグローと、ダイナミックなライトシグネチャーを組み合わせて構成。デイタイムランニングライトに新しいダブルXライト・アイコンを採用したアダプティブLEDヘッドライトは、昼夜を問わず一目でBMWとわかる存在感を放つ。一方、リアセクションは台形のフォルムを基調に新造形のLEDコンビネーションランプや抑揚をつけたリアゲートおよびバンパーを配備して、力強さと優雅さを同時に表現。そしてサイドビューは、ダイナミックなルーフラインと力強いホイールアーチを備えた、精密に成形されたシルエットで構成し、ここにBMWウィングレットのドアハンドルを採用することで、表面の相互作用が明確かつ調和のとれた構造を形成した。

▲フロント部は垂直のBMWキドニーグリル アイコニックグローとダイナミックなライトシグネチャーを組み合わせて構成。デイタイムランニングライトにはダブルXライト・アイコンを採用する。写真はiX5 60 xDrive

▲フロント部は垂直のBMWキドニーグリル アイコニックグローとダイナミックなライトシグネチャーを組み合わせて構成。デイタイムランニングライトにはダブルXライト・アイコンを採用する。写真はiX5 60 xDrive

▲リアセクションは台形のフォルムを基調に新造形のLEDコンビネーションランプや抑揚をつけたリアゲートおよびバンパーを配備して、力強さと優雅さを同時に表現

▲リアセクションは台形のフォルムを基調に新造形のLEDコンビネーションランプや抑揚をつけたリアゲートおよびバンパーを配備して、力強さと優雅さを同時に表現

▲サイドビューはダイナミックなルーフラインと力強いホイールアーチを備えた、精密に成形されたシルエットで構成。ドアハンドルにはBMWウィングレットを配備

▲サイドビューはダイナミックなルーフラインと力強いホイールアーチを備えた、精密に成形されたシルエットで構成。ドアハンドルにはBMWウィングレットを配備

 ボディサイズは従来比で59mm長く、4mm狭く、14mm低く、ホイールベースが60mm長い全長4994×全幅2000×全高1751mm/ホイールベース3035mmに設定。ボディカラーは11色(うち4色はBMW Individual用)をラインアップし、足もとには新造形の21インチから23インチまで幅広い種類のアルミホイールを用意している。

▲48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載するX5 40 xDriveは専用デザインのバンパーやグリル、アルミホイールなどを装備

▲48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載するX5 40 xDriveは専用デザインのバンパーやグリル、アルミホイールなどを装備

 インテリアに関しては、高品質でフラットなレイアウトを採用するとともに、包み込むような心地よい空間感とガラス素材のアクセントに加え、スレートなどの革新的で自然な素材を導入したことが訴求点。ドアやダッシュボードのトリムに配したXステッチや、3次元的なバックライト付きアンビエントライトストリップのディテールも印象的である。また、車内に明るく開放的な空間を生み出す開閉機能付き大型パノラミックサンルーフを標準装備。ステアリングホイールにはシャイテックを用い、より直感的な操作を可能とした。シートについては、前席にスポーツシートを配備するとともに、オプションとしてヴェガンザレザー表皮のマルチファンクションシートを設定。さらに、オプションのBMW Individualインテリアデザインではメリノレザーの表皮も用意した。

 デジタルディスプレイ、物理的な操作系、そしてインテリジェントなソフトウェアを一貫性のある総合システムとして統合したディスプレイおよび操作コンセプト「BMWパノラミックiDrive」を採用した点も見逃せない。まず、フロントガラスの下部全域にコンテンツを投影する新開発のBMWパノラミックビジョンを装備。運転に関連するコンテンツをドライバーの視線の高さに幅広く、かつ見やすく表示し、同時にその他のコンテンツをカスタマイ ズ可能として、すべての乗員に提示する。また、BMWパノラミックビジョンの上部に配置し、ドライバー専用に選択されたコンテンツを視線内に投影するBMW 3Dヘッドアップディスプレイを採用。さらに、マトリックスバックライト技術と高解像度による抜群の可読性を実現したフリーカットデザインの17.9インチセントラルディスプレイを配備した。そして、助手席の乗員にエンターテインメントを提供する新設計の14.6インチ フルHDディスプレイ「BMWパッセンジャースクリーン」を装備。BMWパノラミックiDriveを支えるソフトウェアで、AOSPスタックを基盤とする「BMW Operating System X」も組み込んだ。ほかにも、音声インタラクションやディスプレイ、色、ウィジェット、モードの広範囲なカスタマイズによるパーソナライゼーションに加え、タッチ、ハプティック、音声制御によるマルチモーダル操作を導入。Amazon Alexa+AIテクノロジー6を搭載した拡張版「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」も配備した。

▲インテリアは高品質でフラットなレイアウトを採用するとともに、包み込むような心地よい空間感とガラス素材のアクセントに加え、スレートなどの革新的で自然な素材を導入したことが特徴。フロントガラスの下部全域には新開発のBMWパノラミックビジョンを装備。写真はiX5 60 xDrive

▲インテリアは高品質でフラットなレイアウトを採用するとともに、包み込むような心地よい空間感とガラス素材のアクセントに加え、スレートなどの革新的で自然な素材を導入したことが特徴。フロントガラスの下部全域には新開発のBMWパノラミックビジョンを装備。写真はiX5 60 xDrive

▲フリーカットデザインの17.9インチセントラルディスプレイと14.6インチ フルHDディスプレイのBMWパッセンジャースクリーンを設定

▲フリーカットデザインの17.9インチセントラルディスプレイと14.6インチ フルHDディスプレイのBMWパッセンジャースクリーンを設定

▲センターコンソールにはシフトや電動パーキングブレーキなどのスイッチを配備

▲センターコンソールにはシフトや電動パーキングブレーキなどのスイッチを配備

▲前席にスポーツシートを配備するとともに、オプションとしてヴェガンザレザー表皮のマルチファンクションシートを用意。オプションのBMW Individualインテリアデザインではメリノレザーの表皮も選択可

▲前席にスポーツシートを配備するとともに、オプションとしてヴェガンザレザー表皮のマルチファンクションシートを用意。オプションのBMW Individualインテリアデザインではメリノレザーの表皮も選択可

▲iX5 60 xDriveは後席使用時で655リットルのラゲッジ容量を確保

▲iX5 60 xDriveは後席使用時で655リットルのラゲッジ容量を確保

▲X5 M60e xDriveのインテリア。センターマーク入りステアリングホイールやアルミペダルなどを専用装備

▲X5 M60e xDriveのインテリア。センターマーク入りステアリングホイールやアルミペダルなどを専用装備

 走行性能の面では、iX5にパワートレインとドライビングダイナミクス機能を高次元で融合したコントロールユニット“Heart of Joy”をiX3などに続いて採用したことが注目ポイントだ。従来のコントロールユニットの最大10倍の情報処理能力を発揮するHeart of Joyは、BMWダイナミックパフォーマンスコントロールとの連携により、運転に関わるさまざまなプロセスを瞬時に制御。そのスピードと精度は、ドライビングダイナミクスを新たな次元へと昇華させる。BMWシンビオティックドライブを配して、ドライバーがスムーズに出発し、特にスムーズな停止を行うことをサポートするようセッティングしたことも特徴だ。一方で内燃エンジン車やプラグインハイブリッド車では、第10世代の横方向ダイナミクスマネジメントシステムを導入。四輪駆動を含むすべての操作性を高める走行機能を統合・一元化し、前述のHeart of Joyと同様の役割を果たしている。

 シャシーについては、快適かつ安定したハンドリングを実現したアダプティブサスペンションを標準装備し、オプションとしてアダプティブ二軸エアサスペンションとインテグラルアクティブステアリングを組み合わせたアダプティブシャシーコントロールや、ロール安定化機能を備えたアダプティブシャシーコントロール・プロフェッショナルを設定する。また、BMW MパフォーマンスモデルおよびMスポーツパッケージには強化タイプのシャシー技術を採用し、BMW Mが誇るダイナミズムとスポーティな走りを実現した。

▲iX5はパワートレインとドライビングダイナミクス機能を高次元で融合したコントロールユニット“Heart of Joy”を採用。BMWダイナミックパフォーマンスコントロールとの連携により、運転に関わるさまざまなプロセスを瞬時に制御する

▲iX5はパワートレインとドライビングダイナミクス機能を高次元で融合したコントロールユニット“Heart of Joy”を採用。BMWダイナミックパフォーマンスコントロールとの連携により、運転に関わるさまざまなプロセスを瞬時に制御する

▲BMW MパフォーマンスモデルおよびMスポーツパッケージには強化タイプのシャシー技術を採用し、BMW Mが誇るダイナミズムとスポーティな走りを実現

▲BMW MパフォーマンスモデルおよびMスポーツパッケージには強化タイプのシャシー技術を採用し、BMW Mが誇るダイナミズムとスポーティな走りを実現

 先進安全運転支援システムの進化も訴求点。アクティブクルーズコントロールやディスタンスコントロール、レーンチェンジコントロールといった機能を配した最新のドライビングアシスタント・プラスや、AIによる駐車スペース検知と操作計画を備えたパークアシスト、回避アシスト機能付き緊急ブレーキアシスト、車線変更警告、横方向の衝突リスクがある際にステアリングに介入を行う側面衝突警告、危険な状況下でドアの開閉を遅らせたり阻止したりする降車警告機能、自動緊急ブレーキ付き交差交通警告などを標準で装備する。また、スマートフォンアプリ「My BMW」を介した幅広いリモートコントロール機能を配するパーキングアシスタント・プロフェッショナルをオプションで用意した。

▲アクティブクルーズコントロールやディスタンスコントロール、レーンチェンジコントロールといった機能を配した最新のドライビングアシスタント・プラスを標準装備

▲アクティブクルーズコントロールやディスタンスコントロール、レーンチェンジコントロールといった機能を配した最新のドライビングアシスタント・プラスを標準装備

 なお、独BMW AGは今後、水素燃料電池技術を採用した「iX5 Hydrogen」を後日ラインアップに加えると予告。トヨタ自動車と共同開発した水素駆動システムは、燃料電池システム と「BMW Hydrogen Flat Storage」システムで構成し、コンパクトな高電圧バッテリーによって補完されるという。また、新型X5の日本導入に関しては、2027年初頭を計画している。

▲水素燃料電池技術を採用したiX5 Hydrogenは後日ラインアップに加わる予定

▲水素燃料電池技術を採用したiX5 Hydrogenは後日ラインアップに加わる予定

 

 

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