【時代を駆けるxEV界隈】最新PHEV解説/PHEVは電動車の最適解。絶対的な速さと気持ちよさを持ち合わせている

アウトランダーPHEVは積極的な改良を続け、最新型は駆動用バッテリーの見直しで単体出力を60%向上、システム総出力は20%アップ。EV走行可能距離は102㎞に伸びた。三菱独自の4輪駆動力制御技術S-AWCによるオールラウンド性能も大きな魅力。V2H対応

アウトランダーPHEVは積極的な改良を続け、最新型は駆動用バッテリーの見直しで単体出力を60%向上、システム総出力は20%アップ。EV走行可能距離は102㎞に伸びた。三菱独自の4輪駆動力制御技術S-AWCによるオールラウンド性能も大きな魅力。V2H対応

PHEVは環境性能も走りも高水準

 現ラインアップでは、トヨタ/レクサスと三菱、マツダが中心だ。いずれも主力となったのはここ15年で、トヨタは3代目のプリウスをベースにしたプリウスPHVを2012年1月に発売。対する三菱は2代目アウトラウンダーの派生モデルとしてアウトランダーPHEVの販売を2013年1月にスタートした。

システム

プリウス

 最新プリウスPHEVでは2ℓエンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせる。市街地での乗り心地は2ℓのHVモデルに対して30%ほど硬めの印象。これはバッテリーの大容量化(13.6kWh)による重量増加対策の結果、後輪サスペンションからの入力が強くなったことが要因だ。

 動力性能はHVに対して絶対的な速さが光る。信号からの発進時に多用されるアクセル開度10~15%程度ではそれほど差がつかないが、20㎞/hあたりからアクセルペダルの踏み込み量を多くした際の加速度は断然PHEVが優れる。前述したバッテリーの大容量化で86〜102㎞というEV走行距離が得られ、システム出力も223㎰へと高められた。

 アウトランダーPHEVは、2024年10月に大幅改良を実施。新型二次バッテリーを搭載したことで走行性能が大きく進化した。「サクラ/ekクロスEV」用をアレンジしていた従来型から、PHEV向けとして優れた電力の入出力特性を持つ専用タイプに変更したのだ。具体的には容量を10%増やし出力を60%向上。結果、システム出力は約20%アップの300㎰中盤へ。車両重量は2.2tに迫るが、それが10%軽くなったイメージでどこからでも加速する。走りは実に気持ちいい。さらにV2Hにも対応している。

マツダ

 CX-60(CX-80も同一システム)のPHEVは、3.3ℓ直6ターボディーゼルを上回る低回転時のトルクを誇り、2.5ℓガソリンとの組み合わせにより静粛性が高い。EVモード(P/Nレンジ)での停止時にアクセル操作に対して電動モーターの回転だけを内燃機関のように上げることができるユニークな一面もある。こちらもV2Hにも対応している。
 最後に欧州勢は、100㎞以上のEV走行が可能なシステム構築が多いが、V2H対応車種は一部に限られる。

カット

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