ロータスがミッドシップスポーツのエミーラの高性能バージョン「エミーラ420スポーツ」を発表。性能追求のために2リットル直4ターボエンジンの出力アップを図ったうえで、カーボンファイバーパーツやチタンエキゾースト、リチウムイオンバッテリー、双方向調整可能なマルチマチックダンパー、高性能タイヤなどを採用。既存のエミーラ ターボ比で25kg軽く、かつダウンフォースを25kgアップさせるライトウェイトハンドリングパックも設定
英国ロータス カーズは2026年5月26日(現地時間)、ミッドシップスポーツのエミーラの高性能バージョン「エミーラ420スポーツ(Emira 420 Sport)」を発表した。受注はすでに始まっており、車両価格は10万5900ポンド(約2270万円)~に設定。デリバリーは本年8月からを予定している。

▲ロータス・エミーラ420スポーツ 全長4413×全幅1895×全高1230mm ホイールベース2570mm 乗車定員2名 車重(DIN)1455kg(ライトウェイトハンドリングパック装着時1430kg)
“これまでで最も軽量かつパワフル”と称する新設定のエミーラ420スポーツは、ロータスのDNAを純粋に表現。2リットル直4ターボエンジンの出力アップを図るとともに、性能追求のためにカーボンファイバー、チタンエキゾースト、リチウムイオンバッテリー、双方向調整可能なマルチマチックダンパー、高性能タイヤなどを採用し、あらゆる面で進歩を果たしたことが特徴である。
ミッドシップ配置のパワートレインは、既存のメルセデスAMG製M139型1991cc直列4気筒DOHC16V・VVT直噴ガソリンターボエンジンのチューンアップを実施。最高出力は421ps/6500rpm、最大トルクは500Nm/5000rpmを絞り出す。トランスミッションには8速DCTを組み合わせ、0→100km/h加速は既存のエミーラ ターボSEの4.0秒を上回る3.9秒、最高速度は同291 km/hを凌駕する299km/hを実現した。

▲パワートレインには専用セッティングのM139型1991cc直列4気筒DOHC16V・VVT直噴ガソリンターボエンジンを搭載。最高出力は421ps/6500rpm、最大トルクは500Nm/5000rpmを発生する
また、オプションのライトウェイトハンドリングパックを装備すると、標準の車重(1455kg)比で25kg軽量(1430kg)に仕上がり、合わせてダウンフォースは25kg増加。さらに、2方向調整可能なマルチマチックダンパーやチタン製エキゾーストシステム、リチウムイオンバッテリー、カーボンファイバー製パーツなどを装備して、パフォーマンスを向上させる。サーキット走行時のラップタイムを測定・記録する専用のロータストラックパフォーマンスアプリも採用した。
シャシー面では、高出力化に合わせてセッティングを見直すとともに車高を5mm下げた専用サスペンションおよび2方向調整式ダンパーや、ロータスとミシュランで共同開発したPilot Sport Cup 2タイヤ(前245/35ZR20、後295/30ZR20)を設定。制動機構には前後4ピストンキャリパーを組み込んだ。
エクステリアについては、よりアグレッシブな新造形のフロントスプリッターやフロントエアインテーク、フロントホイールアーチベント、延長されたサイドシル、サイドインテーク、ルーバー付きテールゲートなどを配備して空力性能を向上。同時に、排気バルブの冷却気流が30%増加、外側ラジエーターへの気流が15%増加、センターラジエーターへの気流が14%増加するなど冷却性能を高める。ブレーキ冷却性能も10%ほど引き上げた。
ボディカラーには専用色のタンジェロ オレンジを含む全16色をラインアップ。オプションとして、フロントスプリッターやサイドシル、ホイールアーチベント、サイドポッド、リアスポイラー、ディフューザーサラウンドがカーボンファイバー製となるエクステリア カーボンファイバーパックを用意した。
インテリアに関してはドライバー重視でアレンジしたことがトピックで、12段階調整式シートや新開発のカーボンファイバー製ギアシフトパドルなどを配備する。また、オプションとしてドライバーディスプレイサラウンドやステアリングホイールセンタースポーク、シートバックなどがカーボンファイバー製となるカーボンファイバーパックや、タンジェロ オレンジでセンターコンソールやステアリングホイールスポーク部、ギアレバーインナー、センターコンソールサラウンド、エアベントサラウンド、シートバック、シートベルトなどを彩るハイライトハンドペインテッドパックを設定した。

▲インテリアはドライバー重視でアレンジし、12段階調整式シートや新開発のカーボンファイバー製ギアシフトパドルなどを配備。写真はタンジェロ オレンジで一部パーツを彩ったハイライトハンドペインテッドパック装着車
なお、ロータスはエミーラ420スポーツの発表と合わせて、エミーラ用に取り外し可能なスモークガラスルーフパネルを導入。取り外したパネルは専用の保護バッグに収納し、シート後方に積み込むことができる。同製品は、全モデルで選択可能だ。
