
スズキ・ハスラー・タフワイルド・ターボ(FF)/価格:CVT 191万4000円。タフワイルドはフロントグリルを刷新しSUZUKIエンブレムを新採用。ボディカラーには写真のウッドランドカーキメタリックが追加された
スズキは2026年5月27日、ハスラー(159万9400円~197万1200円)とハスラー・タフワイルド(183万5900円~204万8200円)をマイナーチェンジした。今回の改良は安全性能の向上に加え、内外装デザインの変更や新色の追加がポイントである。
安全装備では、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を新採用。さらに、アダプティブクルーズコントロールに全車速追従機能と車線維持支援機能を追加、スズキ軽自動車初のブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートを全車に展開した。パーキングブレーキの作動、解除の操作を指先でできる電動パーキングブレーキとブレーキホールドも全車に装備している。
安全性能の向上は、日常の生活シーンで使う軽自動車にとって重要な要素。今回のリファインはハスラー・シリーズの商品性を向上させる大きなポイントである。アクティブなキャラクターを生かしたお出かけが、さらに安心感を増した。
デザイン面ではフロント回りを中心にイメージを一新。標準仕様のハスラーのフロントグリルは、ヘッドランプとつなげた逆台形の造形とされ、蛍光イエローのワンポイントアクセントを追加。またフロントバンパーは車体色の面積を広げ、オンロード感を表現した。
一方のタフワイルドは、大胆なブロック形状のグリルと「SUZUKI」のアルファベットエンブレムを採用。一段と力強い印象に仕上げた。ちなみに最近のスズキ車は、モデルライフ中でエクステリアデザインを刷新するのは稀。販売好調のハスラー・シリーズの人気をより長くキープするための施策と考えられる。現行モデルは2019年12月に登場。すでに相応の時間が経過しているが、モデルライフはまだまだ続くことを示唆しているに違いない。
ボディカラーは、ハスラーが新色フュージョンイエローパールメタリック、ウッドランドカーキメタリックを含めモノトーン5色/2トーン9種の合計14タイプ。2トーンカラーにはアーバンブラウンルーフが新たに選べるようになった。タフワイルドは新色ウッドランドカーキが加わり、モノトーン3色/2トーン3種の合計6種をラインアップする。
内装やメカニズム面は基本的に従来と共通。ハスラーのインパネガーニッシュにガンメタリックを新設定し、シートのアクセントカラーにブラウンを取り入れたのが変更点になる。とはいえ、メーカーでは「交差点での右左折時の自然なハンドルの戻りや、高速道路でのステアリング応答性をリファイン。さらにコーナリング時の車両挙動の乱れを事前に予測することで安定性を向上させる進化したアクティブコーナリングサポートを採用した」と説明。走りは確実にレベルアップしているに違いない。ちなみにパワートレーンは全車マイルドハイブリッド仕様。NA(49ps/58Nm)とターボ(64ps/98Nm)から選べ、駆動方式はFFと4WDだ。
ハスラー・シリーズは、軽自動車のコンパクトサイズながらアレンジ自在の室内と、ちょっとしたオフロードにも対応するオールラウンド性を備えたクロスオーバーSUV。最新モデルは、遊びの相棒として、また生活のパートナーとしてますます魅力的。気のおけない相棒の最右翼といえる。
