
トヨタ・ハイラックスZアドベンチャー/価格;6SAT 550万円。新型はタフさと快適性を大幅刷新。パワーユニットは2.8リッターディーゼルターボ(204ps/500Nm)、駆動方式はパートタイム4WD 。ボディサイズは5325×1885×1865mm。最大積載量は500kg
トヨタは5月28日、ハイラックスをフルモデルチェンジし発売した。ハイラックスは1968年の初代誕生以来、世界190以上の国と地域で愛され、人々の暮らしや仕事を支えてきた信頼のピックアップモデル。ランドクルーザーと並び、酷使にも耐える圧倒的なタフさで知られている。
日本仕様は乗車定員5名のダブルキャブ仕様。グレードはZ(498万800円)と、上級仕様のZアドベンチャー(550万円)の2グレード構成。Zアドベンチャーは力強い印象のフロントロアガーニッシュや、マッシブさを強調するスポーツバーを装着した。メカニズム面では全車がIMVラダーフレームを採用。パワートレーン2.8Lディーゼルターボ(204ps/500Nm)と6速ATの組み合わせ。駆動方式はパートタイム4WDとなる。
目を射るのは個性的で力強いスタイリング。フロントビューは力士の「立ち合い」から着想を得たラジエーターグリル、バンパー、オーバーフェンダーで構成。安定したたたずまいの中に緊張感を伝える強い存在感を表現した。リアのデッキ部にはステップを採用。足を掛ければ荷物に手が届き、荷台に乗り込むことも容易。機能性についての配慮も万全だ。ちなみにデッキの積載量はアクティブな遊びのギアや仕事の荷物がガンガン積める500kg。ボディサイズは全長5325××全幅1885×全高1865mmの1ナンバーサイズにまとめている。
室内は、悪路でもクルマの姿勢を把握しやすい水平基調のインパネを採用。中央部に12.3インチのディスプレイを備える。シートはハイグレードな合成皮革仕様。運転席は電動調節機能付きで、後席には足元スペースの荷物積み込みに対応するチップアップ機能を備えている。
新型のポイントは、快適性と走破性の向上。IMVシリーズで鍛え上げたプラットフォームはサイドレール断面の板厚増加などで最適な剛性バランスを計算。フロアパネルのスポット溶接打点も36個所追加した。足回りはフロントがダブルウィッシュボーン式、リアがリーフ・リジッド式で、スプリングレートを最適化するとともに、ショックアブソーバーの減衰力を見直すことでオフロードはもちろん、オンロードでも快適な乗り味を追求している。
4WDシステムは、トランスファー切り替えスイッチの操作だけで駆動方式を選択できるパートタイム式。新型はマルチテレインセレクトやマルチテレインモニターを標準装備し、多様な路面状況で優れた走破性を確保した。
日常の使い勝手を高める配慮も万全。パワーステアリングは電動タイプになりスッキリとした操舵フィールを提供。オフロード走行時のキックバックも効果的に低減している。さらに電動パーキングブレーキの採用で、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールに停止保持機能がプラスされたのも朗報だ。
ピックアップは、SUVを凌駕するアクティブなライフクリエーターとして注目が高まっている。新型ハイラックスを相棒に選ぶと、スケールの大きな休日が満喫できそうである。
