マツダ、「国際福祉機器展 H.C.R.2022」に手動運転装置付車両「SeDV」を出品

　マツダは、10月5日（水）～7日（金）に東京ビッグサイトで開催される、世界の介護・福祉機器を一堂に集めた国際展示会「第49回 国際福祉機器展 H.C.R.2022」に、手動運転装置付き「MAZDA MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle」と、「MAZDA ROADSTER Self-empowerment Driving Vehicle」の2台を出品すると発表した。

▲「MAZDA ROADSTER SeDV」と「MAZDA MX-30 SeDV」

　「セルフ エンパワーメント ドライビング ビークル(略称：SeDV)」は、ユーザーが自分の意志で移動したり、行動したりすることをサポートする選択肢の一つとしてご提案する、手動運転装置付車のことだ。MX-30 SeDVは、MX-30のコンセプト「わたしらしく生きる」をもとに、ユーザーの夢を応援し、より豊かな人生を過ごしていただくことを目指して開発した。運転システムには、手で直感的に加減速を行う「アクセルリング」と、「レバーブレーキ」を採用し、意のままに操れる手動運転を実現。また、手動運転とペダルによる運転操作の選択が簡単に行え、ご友人やご家族と運転を交代したり、シーンに応じて運転システムを切り替えてのドライブも楽しむことができる。

　ROADSTER SeDVでは、マツダが掲げる“人馬一体”の走りを象徴するROADSTERを、手動運転操作で楽しんでもらうことを目指した。

▲Flying Jeans

また、ブース内では、障がいがあってもオシャレをしたいとの想いから誕生したジーンズ「Flying Jeans*1」のプロジェクトメンバーとSeDVの開発主査による、ものづくりへの想いをお伝えする特別トークセッションを実施する予定だ。マツダは、クルマ本来の魅力である「走る歓び」によって、美しい「地球」と心豊かな「人」・「社会」を実現し、人の心を元気にすることにより、ユーザーとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指していく、としている。

■「第49回 国際福祉機器展 H.C.R.2022」マツダ出展概要

▲MAZDA MX-30 SeDV

① 「MAZDA MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle（SeDV）」（市販車）
リング式アクセル、レバーブレーキ、乗降用補助シートなどを装備した車両。
運転席に座ったままで屋根上のボックスへ車いすを電動収納できるオートボックス（株式会社 ミクニ ライフ&オート製）*2を装備。スライド式の機構により車いすをスムーズに吊り上げ・収納できる。
また、ストラップ式リアドアクローズアシスト*3により、運転席に座ったままでリアドアを閉めることが可能だ。
※オートボックスとストラップ式リアドアクローズアシストは参考出品装備となる。

▲MAZDA ROADSTER SeDV

② 「MAZDA ロードスター Self-empowerment Driving Vehicle（SeDV）」（市販車）
コントロールグリップ、ステアリングノブと乗降用補助シートなどを装備した車両。

③ 「MAZDA MX-30 Self-empowerment Driving Vehicle（SeDV）」Driving simulator（ドライビング シミュレーター）*4
Driving simulatorでは、新たに採用した運転システムによる操作感を体験できる。
両手でハンドルを握って加速する新しい爽快感を感じて頂けるよう、MX-30のコックピットに4K映像の美しい体験コースを用意。実車と合わせて見て頂くことでより一層商品を知ることができる。

■「Flying Jeans × MAZDA特別トークセッション」（予定）
10月5日（水）　11：00～、14：00～
10月6日（木）　11：00～、14：00～
10月7日（金）　11：00～、14：00～

*1 “Flying Jeans”は丸安毛糸株式会社（東京都墨田区両国）の登録商標です。
*2 オートボックスは、株式会社 ミクニ ライフ&オート（埼玉県加須市）がMX-30SeDVに専用にチューニングした参考出品装備となります。
*3 ストラップ式リアドアクローズアシストは、株式会社マツダE&T（広島県広島市南区）が開発検討中の参考出品装備となります。
*4 株式会社マツダE&Tにて開発。