2026年8月メーカー/グループ別欧州新車販売速報。中国系メーカーの存在感を分析する

 ACEAは2026年8月の国別、パワートレーン別新車販売台数を発表すると同時に、メーカー/グループ別新車販売台数を明らかにした。

 表組にまとめたデータは、8月の新車販売台数と1〜8月の累計販売データである。順位は累計販売台数に準拠して割り当てた。これはACEAの発表方式にならったものである。

 ACEAは2025年7月からBYDを統計データに加えたのに続き、今年4月からはジーリーの中にボルボを含めるように変更するなど中国系メーカーだということをデータ内でわかりやすくしたように思われる。背景には、中国系BEVが急速に存在感を高めているからだ。もちろん、EUは中国系のBEVに対し、相殺関税(追加関税)をかけて、価格競争力を引き下げようとしている。相殺関係は10%の基本税率に追加されるもので、SAICは35.3%増、リープモーターは20.7%増、ジーリーは18.8%増、BYDは17.0%増、上海工場製テスラは7.8%増などとなっている。

BYD Atto 2

 
 これだけの追加関税があっても、BYDは今年1〜8月にドイツとイタリアでそれぞれ約3万6000台、スペインで3万台、フランスで1万8000台を販売している。

 チェリーは今年1〜8月、チェリー+ジェクー+オモダの3ブランドの英国での販売台数が合計で9万1542台。これは英国のシェア約6.6%に相当する。VWブランドが単体の販売台数が11万1830台でシェアは約8.8%だ。テスラは3万369台で焼く2.4%である。チェリーは2027年上半期にドイツに参入する予定で、当初はハイブリッドSUVを4台投入するという。BEVはドイツ上陸第2弾になる。

Chery Q

 BYDはハンガリーに工場を建設し、今年第4四半期から本買的に稼働する予定だ。チェリーは日産がスペインに持っていた生産拠点を活用するほか、英国日産サンダーランド工場での生産委託という計画もある。

日産のサンダーランド工場

 

SNSでフォローする