パイオニア、カロッツェリア「楽ナビ」待望のフローティングモデルも新たにラインアップ。2023年春新商品を発売

 パイオニアは、オンラインに対応したカロッツェリア「楽ナビ」15機種や、9インチ大画面ディスプレイオーディオ、楽ナビ専用2カメラタイプのドライブレコーダーなど4アイテムを2023年3月に新発売する。

カロッツェリア「楽ナビ」AVIC-RQ920-DC

▲カロッツェリア「楽ナビ」AVIC-RQ920-DC

 パイオニアの楽ナビは1998年の発売当初から「高性能×使いやすさ」をコンセプトに追求した累計出荷300万台以上を誇るナビゲーションシステムだ。今回、楽ナビとして初めてオンラインに対応し、さらにドライブ時間の‟楽しさ”と‟使いやすさ”を実現した15機種を2023年3月に発売する。

本機は「車内 Wi-Fi スポット」機能を搭載し、車内でインターネット通信量を気にすることなくスマートフォンやタブレットなどで動画や音楽のストリーミング再生、オンラインゲームを楽しめる。スマートフォンなどをミラーリング接続することでHD画質の高精細な映像を大画面で視聴可能だ。

Wifiスポット機能を利用して、子供たちが車内でスマホやゲーム機を使用している様子

▲「車内 Wi-Fi スポット」機能は「docomo in Car Connect」に対応。同梱もしくは別売のネットワークスティックを接続すれば、エリアを問わず安定した NTT ドコモのLTE通信を定額で制限なく利用できる

地図画面

▲地図画面

 また、新しく開発した「Doメニュー」では、普段使うインターネットでの検索と同じように、思いついたキーワードを入力するだけで最新スポットの目的地検索まで行える「お出かけ検索(オンライン)」など、「お出かけ」から「お帰り」まで、ドライブ中のやりたい操作をよりスムーズに行える。さらに、地図更新も通信で手軽に行えるなど、現代のニーズにあった“便利さ”や“使いやすさ”も実現している。

ナビ画面

▲「Doメニュー」①おでかけ検索 ②ダイレクト周辺検索 ③ショートカットキー

 また、カロッツェリアのカーナビとしては初のフローティングモデルも新たにラインアップされた。フローティング機構とはディスプレイ部を浮かせて装着する手法のことで、モニタ部が2DINユニット本体から浮いたように装着される。これによって従来は大画面ディスプレイの取り付けが難しかった車種への装着が可能となったり、車種によってはディスプレイが手前へと近づくことで画面の視認性や操作性向上などのメリットもある※。

※548車種に適合: 2022年12月現在、パイオニア調べ

カロッツェリア「楽ナビ」AVIC-RF920-DC

▲カロッツェリア「楽ナビ」フローティングモデル AVIC-RF920-DC

フローティングモデルのナビの取り付けイメージ

▲フローティングモデル 取り付けイメージ

 楽ナビ新モデルの価格はオープン価格となっている。実勢価格は「AVIC-RQ920-DC」が190,000円前後。「AVIC-RZ120」が70,000円前後を想定している。各モデルの実勢価格は下記の表の通り。

カロッツェリア 楽ナビ新モデル 想定実勢価格表

▲カロッツェリア 楽ナビ新モデル 想定実勢価格

カロッツェリア 9インチディスプレイオーディオ DMH-SF500

▲カロッツェリア 9インチディスプレイオーディオ DMH-SF500

 パイオニア「DMH-SF500」は、「Apple CarPlay」「Android Auto」に加え、iPhone やスマートフォンの画面を本体ディスプレイに映して直接操作できる「WebLink」にも対応した、フローティングタイプのカロッツェリア9インチディスプレイオーディオだ。発売時期は2023年3月で価格はオープン価格。実勢価格は80,000円前後を想定している。

「Apple CarPlay」分割画面表示

▲「Apple CarPlay」分割画面表示

「Android Auto」分割画面表示

▲「Android Auto」分割画面表示

 ディスプレイオーディオとは、「AV一体式カーナビ」からカーナビ機能を取り除いたカーオーディオビジュアルユニットを差す。ナビ機能はスマートフォンを接続することで対応したカーナビアプリと連携し、ルート案内、電話をかける、メッセージの送受信、音楽を聴くなど、さまざまなことができる。

「DMH-SF500」は、音楽・映像再生などのエンタテインメント機能に加え、「Apple CarPlay」「Android Auto」といった iPhoneやスマートフォンとの連携アプリに対応し、車内での使いやすさ、楽しみ方を広げることができる。9インチの大画面ディスプレイを搭載した本機は、1DINスペースに取り付けられるため、幅広い車種で迫力のある映像やコンテンツを楽しめる。

▲「WebLink®」は、HDMIのミラーリングでモニタに映し出す場合とは異なり、スマートフォンの画面をモニターで直接操作することが可能だ

具体的にはiPhoneやスマートフォンを接続するだけで「Apple CarPlay」「Android Auto」対応アプリを本体ディスプレイに表示しタッチパネルで直感的に操作できるほか、音声制御もサポートする。また、国内市販ディスプレイオーディオとして初めて「WebLink」に対応。「YouTube」や「WebLink Cast」などの「WebLink」対応アプリを本体ディスプレイに映して操作することが可能だ。

また、音質にもこだわっており「フルカスタム高性能48bit デュアルコア DSP」など充実したオーディオ能力のほか、バックカメラ接続に対応し、駐車をアシストするガイド線の表示も可能になっている。

ドライブレコーダーユニットの写真

▲ドライブレコーダーユニット VREC-DS810DC

 ドライブレコーダーユニット 「VREC-DS810DC」は、カロッツェリア「楽ナビ」専用※1 のカーナビゲーション連動2カメラタイプのドライブレコーダーだ。発売時期は2023年3月で価格はオープン価格。実勢価格は45,000円前後を想定している。

本機は、ドライブレコーダーの再生や各種設定などの操作を楽ナビの画面上で行え、録画した映像を楽ナビの高精細なHD画質で確認できる「ドライブレコーダーリンク HD」に対応。また、フロントカメラ・リアカメラともに高感度録画「ナイトサイト」に対応しており、夜間の映像も高画質で記録できる。

▲走行中や駐車監視中の衝撃を正確に検知する「ダブル G センサー」 搭載

さらに、車のシフトレバーに連動して後方の映像を鮮明に映し出す「バックカメラ機能」や、24時間365日車を監視する「駐車監視機能(セキュリティモード)」、2つのGセンサーで走行中や駐車中の衝撃を正確に検知する「ダブル G センサー」など、快適で安心なカーライフをサポートする機能を搭載している。フロント/リアガラスに取り付けても視界を妨げない小型設計なのもメリットの一つだ。

※1 対象機種:AVIC-RQ920-DC/RF920-DC/RL920-DC/RW920-DC/RZ920-DC/RQ720/RF720/RL720/RW720/RZ720/RL520/RW520/RZ520/RW120/RZ120

バックカメラユニットの画像

▲バックカメラユニット ND-BC300

 楽ナビ専用※2バックカメラ「ND-BC300」は、昼夜ともに後方映像を高精細に映し出し視野角に優れたHD画質のバックカメラだ。本機は、STARVISTM技術搭載のソニー製CMOS センサーを採用し、夜間でも高感度・高画質に撮影できる「ナイトサイト」にも対応。昼夜を問わず鮮明な後方映像を表示することができる。さらに、広視野角のカメラでより安全な車両後方の確認が可能になっている。実勢価格は25,000円前後を想定している。

駐車場でバックカメラに映し出された映像

▲HD バックカメラ画像(昼間ー夜間)

 主な特長として、約200万画素のCMOSセンサーを採用するとともに、逆光などで明暗差が激しい場合も「白とび」や「黒つぶれ」を抑えるHDR(ハイダイナミックレンジ)機能を搭載。解像度は高精細なHD画質-1,280×720(100万画素)。画角は、後退時に急な歩行者の飛び出しや車両の接近が素早く認識できる水平画角180°の広視野角カメラを搭載する。

※2 対象機種:AVIC-RQ920-DC/RF920-DC/RL920-DC/RW920-DC/RZ920-DC/RQ720/RF720/RL720/RW720/RZ720/RL520/RW520/RZ520/RW120/RZ120

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