プジョーの人気ハッチバックの208がマイナーチェンジ。新世代ブランドエンブレムの採用や前後デザインの刷新、新ボディカラーの追加、機能装備のアップデートなどを実施して、フレンチコンパクトカーとしての新鮮味をアップ
Stellantisジャパンは2024年10月24日、プジョー・ブランドのBセグメントハッチバックの208をマイナーチェンジし、同日より発売した。
車種展開および車両価格は以下の通り。
208アリュール(Allure):318万円
208 GT:356万円
今回の改良は、新世代ブランドエンブレムの採用や前後デザインの刷新、新ボディカラーの追加、機能装備のアップデートなどを図って、フレンチコンパクトカーとしての訴求力をいっそう高めたことが特徴である。
まずエクステリアでは、新世代ブランドロゴであるライオンエンブレムをセンター部に配した新デザインのフレームレスグリルを採用したことがトピック。ボディと同色の精緻なグリッドデザインにより、ダイナミックな印象をより高める。また、フロント両サイドにはプジョーのトレードマークであるライオンのかぎ爪を模した3本線のライトを装着し、ブランドのアイデンティティを強調した。
一方でリアビューは、コンビネーションランプを水平基調の3本線デザインに刷新し、後ろ姿を視覚的にワイドに見せる。さらに、センター部には幅を広げた新デザインのPEUGEOTレタリングロゴを配備して、個性をより際立たせた。装着ホイールも変更し、GTグレードには17インチアロイホイール[YANAKA](タイヤは205/45R17サイズ)を、アリュール グレードには16インチアロイホイール[NOMA](タイヤは195/55R16サイズ)を組み込んでいる。
ボディカラーについては、新色のアゲダイエローを追加設定。従来から継続するヴァーティゴブルー、ビアンカホワイトと合わせて、GTとアリュールともに全3色の展開とした。
インテリアに関しては、3次元表示「3D i-コクピット」の機能性および利便性をより向上させたことが注目点。センターには10インチの大型タッチスクリーン(PEUGEOT i-Connect付)を配備し、合わせてパークアシストカメラの解像度の向上や、フロントのUSBポートのTypeC化などを実施する。また、GTグレードには15Wのワイヤレススマートフォンチャージャーを装備した。一方で前席については、GTグレードにファブリック/テップレザー表皮のダイナミックシートを、アリュール グレードにファブリック/テップレザー表皮のコンフォートシートを採用している。
▲3次元表示「3D i-コクピット」の機能性および利便性を向上。センターには10インチの大型タッチスクリーン(PEUGEOT i-Connect付)を配備し、合わせてパークアシストカメラの解像度の向上やフロントのUSBポートのTypeC化などを実施する。日本導入モデルのハンドル位置は右
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、“PureTech”1199cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力100ps/5500rpm、最大トルク205Nm/1750rpm)+EAT8(電子制御8速オートマチックトランスミッション)を搭載している。