トムスが東京オートサロン2024でレストモッド車両の80スープラやTOM'SコンプリートカーのレクサスLM、プリウス、アルファードを初公開

トムスが創業50周年の節目の年に旧車のレストア事業への新規参入を東京オートサロン2024の場で発表し、その第1弾として80スープラのレストモッド車両を披露。合わせて、ノーマルの良い部分をさらに向上させることを大命題に据えたTOM'SコンプリートカーのレクサスLM、プリウス、アルファードを出展

 トヨタのオフィシャルチューナーとして、モータースポーツ事業/自動車用品事業/デザイン事業を手がけるトムス(TOM'S)は2024年1月12日、東京オートサロン2024の場で旧車のレストア事業への新規参入を発表し、その第1弾として80スープラのレストモッド車両を披露。合わせて、ノーマルの良い部分をさらに向上させることを大命題に据えたTOM'SコンプリートカーのレクサスLM、プリウス、アルファードを初公開した。

▲トムスが東京オートサロン2024の場で旧車のレストア事業への新規参入を発表し、その第1弾として80スープラのレストモッド車両を披露する

▲トムスが東京オートサロン2024の場で旧車のレストア事業への新規参入を発表し、その第1弾として80スープラのレストモッド車両を披露する

 

 まずは、トムス初のレストモッド(“レストア”と“モディファイ”を合わせた造語で、旧車を現代の技術で蘇らせる新しいカスタム手法)車両の80スープラ。ベース車は当時の全日本GT選手権に参戦していた80スープラをモチーフにロードゴーイングカーに仕立てた2000年式の「TRD 3000GT」で、数々のレースで培ったものづくりの技術やコンプリートカー製作のノウハウを活かしてレストアするとともに、トムス流のカスタマイズを鋭意施す。出展車はTRDワイドボディキットを配したうえで、鮮やかなグリーンのボディカラーを採用。合わせて、TOM'SタワーバーやTOM'S Advox Sportsサスペンション、「TOM'S×brembo」ブレーキシステム、TOM'Sバレルなどを装着して、走行性能を高めた。完成予価は2500万円に設定する。なお、トムスは今後、“ダルマセリカ”の愛称で親しまれていたTA22セリカやAE86カローラ・レビン/スプリンター・トレノ、GZ20ソアラ、SW20 MR2など、往年のトヨタ系スポーツカーのレストアサービスを展開すると予告している。

▲ベース車は当時の全日本GT選手権に参戦していた80スープラをモチーフにロードゴーイングカーに仕立てた2000年式の「TRD 3000GT」で、TRDワイドボディキットを配するとともに、鮮やかなグリーンのボディカラーを纏わせる

▲ベース車は当時の全日本GT選手権に参戦していた80スープラをモチーフにロードゴーイングカーに仕立てた2000年式の「TRD 3000GT」で、TRDワイドボディキットを配するとともに、鮮やかなグリーンのボディカラーを纏わせる

▲80スープラ専用エキゾーストシステムのTOM'Sバレルを装備

▲80スープラ専用エキゾーストシステムのTOM'Sバレルを装備

▲「TOM'S×brembo」ブレーキシステムを組み込んで制動性能をアップ

▲「TOM'S×brembo」ブレーキシステムを組み込んで制動性能をアップ

▲ブリッドのedirbスポーツシートを装着

▲ブリッドのedirbスポーツシートを装着

 

 初公開のTOM'Sコンプリートカーに話を移そう。

 まず、センチュリーに続くトムス流ショーファーカーの新たな提案となるカスタマイズコンプリートカーのレクサスLM。コンセプトは「不易流行」で、世界中のショーファーカーの概念を変えるLM500hをベースに、さらなる美しさと存在感、そして静止状態だけでなく走行時にも上質で快適な空間を創出するよう、細部に渡って様々な手法を用い、より良いショーファーカーを具現化する。住宅における外観に相当する「ファサード」を、安易なキャラクターラインで分けるではなく、ボディの陰影を見極めたトムス独自のバイカラーを施して、他車とは異なる独自性を際立たせたことも、トムス流LMの特徴だ。装備としては、室内絨毯や組子細工オーバーヘッドコンソール、TOM'S鍛造アルミホイール「TWF05」(8.5J×20 +45)+ブリヂストンALENZA LX100タイヤ(245/40R20)、「TOM'S×brembo」ブレーキシステムなどを組み込んでいる。

▲センチュリーに続くトムス流ショーファーカーの新たな提案となるカスタマイズコンプリートカーのレクサスLMを初公開

▲センチュリーに続くトムス流ショーファーカーの新たな提案となるカスタマイズコンプリートカーのレクサスLMを初公開

 

 次に「ハイブリッドレーシング」をコンセプトに据えたカスタマイズモデルのプリウス。整流効果を高めるとともに、印象的かつスポーティなルックスを演出するTOM'Sスタイリングパーツセットや、足もとの存在感を引き上げるTOM'S鍛造アルミホイール「TWF03」(8.5J×19 +43)+ブリヂストンREGNO GR-XⅡタイヤ(225/45R19)を専用装備。また、排気系にはプリウス専用エキゾーストシステムのTOM'Sバレルを、足回りには専用セッティングのTOM'S Advox Sportsサスペンションを組み込んでいる。

▲「ハイブリッドレーシング」をコンセプトに据えたカスタマイズカーのプリウスを出展

▲「ハイブリッドレーシング」をコンセプトに据えたカスタマイズカーのプリウスを出展

 

 そして、デザインコンセプトに「self-satisfaction」を掲げたカスタマイズカーのアルファード。個人のこだわりを大切にし、他とは異なる独自性を表現するデザインを採用したTOM'Sスタイリングパーツセットや、TOM'S鍛造アルミホイール「TWF05」(8.5J×20 +45)+ブリヂストンALENZA LX100タイヤ(245/40R20)を装備。さらに、「TOM'S×brembo」ブレーキシステムを配して制動性能を高めている。

▲デザインコンセプトに「self-satisfaction」を掲げたトムスならではのアルファードを披露

▲デザインコンセプトに「self-satisfaction」を掲げたトムスならではのアルファードを披露

 

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