ヒョンデが電気自動車のコンパクトSUV「コナ」を日本で発売。車両価格は399万3000円~489万5000円に設定

ヒョンデが日本におけるBEVモデルの第2弾「コナ(KONA)」を発売。未来的なスタイリングとヒョンデEV特有のピクセルグラフィックを散りばめた個性的なSUVスタイルに、先進的かつ機能性に富んだインテリアを内包。グレードは最高出力99kWを発生するモーターと総電力量48.6kWhのリチウムイオン電池を組み合わせたカジュアルと、最高出力150kWを発生するモーターと総電力量64.8kWhのリチウムイオン電池を組み合わせたボヤージュ/ラウンジ/ラウンジ 2トーンの4タイプを設定

 韓国のヒョンデ モーター カンパニーの日本法人であるヒョンデ モビリティ ジャパンは2023年11月1日、新しい電気自動車の「コナ(KONA)」を日本で発売した。

▲ヒョンデ・コナ ラウンジ 価格:489万5000円 全長4355×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2660mm 車重1790kg 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)137Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)541km 写真のボディカラーはメタブルーパール

▲ヒョンデ・コナ ラウンジ 価格:489万5000円 全長4355×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2660mm 車重1790kg 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)137Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)541km 写真のボディカラーはメタブルーパール

 

車種展開および車両価格は以下の通り。

カジュアル(Casual):399万3000円

ボヤージュ(Voyage):452万1000円

ラウンジ(Lounge):489万5000円

ラウンジ 2トーン(Lounge Two-tone):489万5000円

▲ヒョンデ・コナ ボヤージュ 価格:452万1000円 全長4355×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2660mm 車重1730kg 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)119Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)625km 写真のボディカラーはデニムブルーマット

▲ヒョンデ・コナ ボヤージュ 価格:452万1000円 全長4355×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2660mm 車重1730kg 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)119Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)625km 写真のボディカラーはデニムブルーマット

▲ヒョンデ・コナ カジュアル 価格:399万3000円 全長4355×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2660mm 車重1650kg 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)121Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)456km 写真のボディカラーはアトラスホワイト

▲ヒョンデ・コナ カジュアル 価格:399万3000円 全長4355×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2660mm 車重1650kg 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)121Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)456km 写真のボディカラーはアトラスホワイト

 

 日本市場に導入するBEVモデルの第2弾となるコナは、未来を先取りしたデザインや先進的かつ機能性に富んだインテリア、日常の様々なシーンで使い勝手の良い優れたスペースユーティリティ、そしてV2L/V2Hをはじめとした様々な便利な機能を持つ“マルチプレイヤー”な電動コンパクトSUVに仕立てたことが特徴である。

▲ヒョンデ・コナ ラウンジ 2トーン 価格:489万5000円 全長4355×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2660mm 車重1770kg 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)137Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)541km 写真のボディカラーはネオテリックイエロー×アビスブラックパール

▲ヒョンデ・コナ ラウンジ 2トーン 価格:489万5000円 全長4355×全幅1825×全高1590mm ホイールベース2660mm 車重1770kg 乗車定員5名 交流電力消費率(WLTCモード)137Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)541km 写真のボディカラーはネオテリックイエロー×アビスブラックパール

 

 まずエクステリアは、ひと目でコナとわかる前後のシームレスホライゾンランプとダイナミックなサイドプロポーションを採用。合わせてヒョンデEV特有のピクセルグラフィックを散りばめ、未来的かつ個性豊かなSUVスタイルを創出する。空力性能も徹底追求し、空気抵抗係数(Cd値)0.27を達成して電力消費の低減につなげた。ボディサイズは全長4355×全幅1825×全高1590mm/ホイールベース2660mmに設定。ボディカラーは日本専用色のデニムブルーマットのほか、アビスブラックパール、アトラスホワイト、サイバーグレーメタリック、エコトロニックグレーパール、メタブルーパール、アトラスホワイト×アビスブラックパール、ネオテリックイエロー×アビスブラックパール、アルティメットレッドメタリック×アビスブラックパールという計9色をラインアップしている。

▲ひと目でコナとわかる前後のシームレスホライゾンランプとダイナミックなサイドプロポーションを採用。空力性能も重視し、空気抵抗係数(Cd値)は0.27を達成する

▲ひと目でコナとわかる前後のシームレスホライゾンランプとダイナミックなサイドプロポーションを採用。空力性能も重視し、空気抵抗係数(Cd値)は0.27を達成する

 

 インテリアについては、開放的な水平基調のダッシュボードや12.3インチクラスターとナビゲーションディスプレイが統合した12.3インチパノラマディスプレイを採用。先進性と使いやすさが融合したコクピットを実現する。また、シート表皮はカジュアルとボヤージュに合成皮革を、ラウンジとラウンジ 2トーンに本革を張り、さらにラウンジとラウンジ ツートンには前席リラクゼーションコンフォートシートを配備した。内装色はカジュアルにブラックモノトーン、ボヤージュとラウンジ2トーンにブラックモノトーンとグレー2トーン、ラウンジにブラックモノトーン、グレー2トーン、ベージュ2トーンを設定している。

 高いユーティリティ性を実現したことも訴求点で、電子制御シフトレバーをステアリングコラムに配して、センターコンソールスペースを拡大。また、EV先行型の開発を実施したことによりフラットなフロアを実現し、合わせて前席シートバック形状を工夫することで後席でもゆったりと過ごせる足元スペースを確保する。さらに、28インチスーツケースを3個収納できる容量466リットル(後席使用時)の広いラゲッジスペースを実現した。

▲開放的な水平基調のダッシュボードや12.3インチクラスターとナビゲーションディスプレイが統合した12.3インチパノラマディスプレイを採用。先進性と使いやすさが融合したコクピットを実現する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲開放的な水平基調のダッシュボードや12.3インチクラスターとナビゲーションディスプレイが統合した12.3インチパノラマディスプレイを採用。先進性と使いやすさが融合したコクピットを実現する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲シート表皮はカジュアルとボヤージュに合成皮革を、ラウンジとラウンジ 2トーンに本革を張る。内装色はカジュアルにブラックモノトーン、ボヤージュとラウンジ2トーンにブラックモノトーンとグレー2トーン、ラウンジにブラックモノトーン、グレー2トーン、ベージュ2トーンを設定。ボディカラーは日本専用色のデニムブルーマットを含めてモノトーン6色、2トーン3色の計9色をラインアップ

▲シート表皮はカジュアルとボヤージュに合成皮革を、ラウンジとラウンジ 2トーンに本革を張る。内装色はカジュアルにブラックモノトーン、ボヤージュとラウンジ2トーンにブラックモノトーンとグレー2トーン、ラウンジにブラックモノトーン、グレー2トーン、ベージュ2トーンを設定。ボディカラーは日本専用色のデニムブルーマットを含めてモノトーン6色、2トーン3色の計9色をラインアップ

 

 パワートレインに関しては、カジュアルに最高出力99kW/3800~9000rpm、最大トルク255Nm/0~3600rpmを発生するモーターと総電力量48.6kWhのリチウムイオン電池を、ボヤージュ/ラウンジ/ラウンジ 2トーンに最高出力150kW/5800~9000rpm、最大トルク255Nm/ 0~5600rpmを発生するモーターと総電力量64.8kWhのリチウムイオン電池を搭載し、いずれも前輪を駆動。一充電走行距離はWLTCモードでカジュアルが456km、ボヤージュが625km、ラウンジとラウンジ 2トーンが541kmを実現する。充電に関してはAC200Vの普通充電のほか、CHAdeMO方式を含む急速充電に対応。充電ステーション到着前に加温もしくは冷却し、バッテリー温度を最適化かつ充電時間を短縮する「バッテリープリコンディショニング2」も初採用した。また、「i-PEDAL」モードでワンペダル走行も可能な回生ブレーキシステムは、前方の交通状況に応じて回生ブレーキの量を自動的に調整するスマート回生機能を内蔵。さらに、車内外で電気機器が使用可能なV2L(外部給電機能)を配備した。

 走行性能の面では、リアマルチリンクサスペンションの採用と高出力駆動モーターの搭載により、快適かつ気持ちの良いドライブを実現。また、ドライバーの好みや走行シーンに応じてECO/NORMAL/SPORT/SNOWの4パターンに制御できるドライブモードセレクト(DMS)を全車に採用し、さらにストップ&ゴーの多い日本の交通事情に合わせてアクセルレスポンスを最適化した。

▲パワートレインはカジュアルに99kW/255Nmを発生するモーターと総電力量48.6kWhのリチウムイオン電池を、ボヤージュ/ラウンジ(写真)/ラウンジ 2トーンに150kW/255Nmを発生するモーターと総電力量64.8kWhのリチウムイオン電池を搭載し、いずれも前輪を駆動する

▲パワートレインはカジュアルに99kW/255Nmを発生するモーターと総電力量48.6kWhのリチウムイオン電池を、ボヤージュ/ラウンジ(写真)/ラウンジ 2トーンに150kW/255Nmを発生するモーターと総電力量64.8kWhのリチウムイオン電池を搭載し、いずれも前輪を駆動する

▲プッシュタイプのドアカバーを配した充電ソケットをボディ前部に配置

▲プッシュタイプのドアカバーを配した充電ソケットをボディ前部に配置

 

 機能装備については、AR機能を採用したナビゲーションやコナ専用に設計したBOSEプレミアムサウンドシステムおよび仮想のドライビングサウンドを発するe-ASD機能、OTAでナビゲーションマップやソフトウェアのワイヤレスアップデートが可能な先進コネクテッド技術、ヒョンデ車として日本初採用のデジタルキー(NFCカード付)などを設定。前方衝突防止アシスト(FCA)/高速道路ドライビングアシスト2(HDA2)/ナビゲーションベーススマートクルーズコントロール/リアクロストラフィックアボイダンスアシスト(RCCA)/ブラインドスポットコリジョンアボイダンスアシスト(BCA)/後方駐車衝突防止アシスト(PCA)/リモートスマートパーキングアシストE(RSPA-E)などで構成する最新世代の先進安全運転支援システム「Hyundai SmartSense」も装備し、合わせてエアバッグ展開の事故発生時に信号がHyundaiカスタマーセンターに伝送され、迅速な事故対応をサポートする事故自動通報システム(ACN)を初採用した。

▲AR機能を採用したナビゲーションを設定

▲AR機能を採用したナビゲーションを設定

▲コネクティッドサービスとしてHyundai Bluelinkを用意

▲コネクティッドサービスとしてHyundai Bluelinkを用意

▲高速道路ドライビングアシスト2(HDA2、写真・上)やリモートスマートパーキングアシストE(RSPA-E、同・下)などで構成する最新世代の先進安全運転支援システム「Hyundai SmartSense」を採用

▲高速道路ドライビングアシスト2(HDA2、写真・上)やリモートスマートパーキングアシストE(RSPA-E、同・下)などで構成する最新世代の先進安全運転支援システム「Hyundai SmartSense」を採用

 

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