2022-2023インポート・カー・オブ・ザ・イヤー受賞。ヒョンデIONIQ5の完成度をズバリ解説

ヒョンデIONIQ5 価格/479万〜589万円 試乗記

IONIQ5はシャープでモダンなスタイリングが印象的 ラインアップは4グレード構成 最上級モデルのラウンジはRWD(1モーター:217㎰)とAWD(2モーター:305㎰、写真)を設定 AWDは20インチタイヤ装着

IONIQ5はシャープでモダンなスタイリングが印象的 ラインアップは4グレード構成 最上級モデルのラウンジはRWD(1モーター:217㎰)とAWD(2モーター:305㎰、写真)を設定 AWDは20インチタイヤ装着

復活ヒョンデはCO2排出ゼロ。BEVのIONIQ5が主力

 久しぶりにHYUNDAIが日本市場に帰ってきた。昔は「ヒュンダイ」と呼んだが、いまは韓国風に「ヒョンデ」と呼ぶ(車検証にはヒュンダイと書いてあったが)。

 上陸したのはIONIQ5(アイオニックファイブ)とNEXO(ネッソ)の2モデル。どちらも走行中に排出するCO2はゼロ。IONIQ5はBEVでNEXOはFCV(水素燃料電池車)だ。メイン試乗車はIONIQ5のラウンジ(RWD)。モータースペックは217ps/350Nm。満充電時の走行距離は618kmに達する。

 日本の一般道で走る久しぶりの韓国車は、昔と比べると格段によくなっていた。トータルで600km以上走ったが、スピードを出すほどにそのよさを実感する。ピタッと路面を掴み、安定感のある直進性とコーナリング時の回頭性のよさが気持ちいい。

 前輪荷重は950kg、後輪荷重は1040kgとやや後ろが重め。これが発進加速でのトラクションのよさに繋がっている。コーナリングでもフロントが軽いことが回頭性を高めているのは間違いない。

IONIQ5リア

IONIQ5サイド

ちょっぴり気になる点もあるが、楽しく、しかも先進性抜群

 ドアハンドルは閉じているときはフラッシュサーフェイスで、キーを持ってクルマに近づくと、アウターハンドルのバーが持ち上がる。走行時は停車してもドアハンドルは持ち上がらないから、外から乗り込もうとする人がいる場合、アンロックボタンを押す必要がある。試乗車は黒色だった。夜の暗い中では黒色のバーが持ち上がっているのかどうか、外からは確認しずらい。ここは小さくてもいいからライトがほしい。

 室内は結構広い。運転席、後席ともにルーミーだ。レッグルームもヘッドクリアランスも十分で快適なドライブができる。
 ただしシートとハンドルの位置関係、その背後にあるメータークラスターの角度がイマイチ筆者のポジションには合わなかった。インストルメントパネルの情報がハンドル位置(チルト)を上のほうにしないと全部は見えないのだ。たとえばウインカースイッチを作動すると、メーター内に後方カメラの映像が映る。そのスペースはスピードを表示していたのだが、映像表示が現れると位置が上に動いて速度表示は小さくなる。快適なポジションだとステアリングリムに隠れて速度が見えなくなってしまうという不都合が起きてしまうのだ。

 とはいえメーターの中央に情報がたくさん出てくるのは楽しい。バッテリー情報は、km(走行距離)、km/kWh(平均電費)、h:m(時間)で表示。進行方向の東西南北、タイヤの空気圧、車線や周辺車両のカメラ映像も表示できる。

 運転席と助手席の間のアームレストの下には広いスペースが空いている。セカンドバッグなどを置くことができて便利だ。テスラなどでも当たり前だが、BEVならではのスペース効率だ。

 ハザードランプはダッシュボード中央にレイアウト。平常時でも赤く光ってその存在を示し、オンにするとスイッチ自体も点滅する。非常にわかりやすい。欧州車では当たり前だが、日本車は少ない。欧州を主戦場にしているヒョンデらしい対応だ。

IONIQ5インパネ

室内イメージ

ヒョンデIONIQ5主要諸元

真正面

グレード=アイオニック5ラウンジ(AWD)
価格=589万円
全長×全幅×全高=4635×1890×1645mm
ホイールベース=3000mm
トレッド=フロント:1628/リア:1637mm
車重=2100kg
モーター型式=フロント:EM07/リア:EM17(交流同期電動機)
モーター最高出力=225kW(305ps)/2800〜8600rpm
モーター最大トルク605(61.7)/0〜4000rpm
一充電走行距離=577km(WLTCモード)
交流電力量消費率=142.4Wh/km(WLTCモード)
駆動用バッテリー=リチウムイオン電池
駆動用バッテリー総電力量=72.6kWh
サスペンション=フロント:ストラット/リア:マルチリンク
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=255/45R20+アルミ
駆動方式=AWD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.99m

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