トヨタが次期型C-HRを示唆するコンセプトモデルの「C-HRプロローグ」を欧州で発表

欧州トヨタが第2世代となる次期型C-HRのコンセプトモデル「C-HRプロローグ」を公開。現行型の大胆なデザインをさらに深く掘り下げ、静的なラインを放棄したシャープかつ流動的なボディラインや新デザインのハンマーヘッドフェイスなどを採用

 欧州トヨタは2022年12月5日、第2世代となる次期型C-HRを示唆するコンセプトモデルの「C-HRプロローグ(C-HR prologue)」を発表した。

▲欧州トヨタが第2世代となる次期型C-HRを示唆するコンセプトモデルの「C-HRプロローグ」を発表

▲欧州トヨタが第2世代となる次期型C-HRを示唆するコンセプトモデルの「C-HRプロローグ」を発表

 

 C-HRプロローグのデザインは、現行C-HRと同じくフランス南部に居を構えるトヨタ ヨーロッパ デザイン ディベロップメント「ED²」が担当する。エクステリアはコの字型にアレンジしたスリムな造形のヘッドライトにブラックアウトしたグリルを組み合わせた、3Dアーキテクチャーのハンマーヘッド(シュモクザメ)フェイスや、静的なラインを放棄してシャープから流動的な動きへと微妙に変化する動きを表現したボディライン、クロスオーバーモデルらしく力強さとボリューム感を強調したボディ下回り、リアゲートのラインと一体化させたコンビネーションランプなどを採用して、精密かつ有機的な先進デザインを創出。メタルシルバーとリサイクルカーボンブラックのカラーリングを基調に、サルファー(硫黄色)で彩ったルーフ後部およびリアディフューザーのアクセントに加えて、印象的なアピアランスを具現化したことも、スタイリングの特徴だ。

▲C-HRプロローグのデザインは現行C-HRと同じくフランス南部に居を構えるトヨタ ヨーロッパ デザイン ディベロップメント「ED²」が担当

▲C-HRプロローグのデザインは現行C-HRと同じくフランス南部に居を構えるトヨタ ヨーロッパ デザイン ディベロップメント「ED²」が担当

▲コの字型にアレンジしたスリムな造形のヘッドライトにブラックアウトしたグリルを組み合わせた、3Dアーキテクチャーのハンマーヘッドフェイスを採用

▲コの字型にアレンジしたスリムな造形のヘッドライトにブラックアウトしたグリルを組み合わせた、3Dアーキテクチャーのハンマーヘッドフェイスを採用

▲静的なラインを放棄してシャープから流動的な動きへと微妙に変化する動きを表現したボディライン

▲静的なラインを放棄してシャープから流動的な動きへと微妙に変化する動きを表現したボディライン

▲リアゲートのラインと一体化させたコンビネーションランプを装備

▲リアゲートのラインと一体化させたコンビネーションランプを装備

▲メタルシルバーとリサイクルカーボンブラックのカラーリングを基調に、サルファー(硫黄色)で彩ったルーフ後部およびリアディフューザーのアクセントを配する

▲メタルシルバーとリサイクルカーボンブラックのカラーリングを基調に、サルファー(硫黄色)で彩ったルーフ後部およびリアディフューザーのアクセントを配する

 

 パワートレインに関しては、ハイブリッドシステムのほかに“デュアルDNAプラグインハブリッド”と称するプラグインハブリッドシステムを搭載する予定。プレスリリースでは、「トヨタのマルチテクノロジーラインアップをさらに強化する」と予告している。

▲パワートレインにはハイブリッドシステムのほかにプラグインハブリッドシステムを搭載する予定

▲パワートレインにはハイブリッドシステムのほかにプラグインハブリッドシステムを搭載する予定

 

 なお、ED²のデザインディレクターのランス・スコット氏は「私たちの使命はC-HRをさらに深く掘り下げ、これまでにないほど遠くに進むことでした。新しいトヨタC-HRをお届けできることを本当に楽しみにしています」とコメント。今回発表されたC-HRプロローグのデザインが、どのように市販モデルに反映されるのか――。注目の市販モデルのC-HRのデビューは、2023年半ばごろとなる見込みである。

 

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