ホンダが2024年春の発売を予定する新型コンパクトSUV「WR-V」を先行公開

ホンダの新世代BセグメントSUVの「WR-V」が専用ホームページで先行公開。「VERSATILE FREESTYLER」をグランドコンセプトに、安心感のある力強いデザインと多様なニーズに応える広々とした室内空間を実現。パワーユニットには1.5L i-VTECを搭載。日本での正式発表は本年12月、発売は2024年春を予定

 ホンダは2023年11月16日、新型コンパクトSUVの「WR-V」を専用ホームページで先行公開。合わせて本年12月に正式発表し、2024年春に発売予定とアナウンスした。

▲ホンダが新世代BセグメントSUVの「WR-V」を専用ホームページで先行公開。正式発表は本年12月、発売は2024年春を予定

▲ホンダが新世代BセグメントSUVの「WR-V」を専用ホームページで先行公開。正式発表は本年12月、発売は2024年春を予定

 

「Winsome Runabout Vehicle(ウィンサム ランナバウト ビークル)」の頭文字を組み合わせた車名を冠する新型WR-Vは、本年6月にインドでワールドプレミアを果たしたホンダのグローバルカーで新世代BセグメントSUVの新型エレベイト(ELEVATE)の日本仕様モデルに位置。2022年11月にインドネシアで発表された第2世代の新型WR-Vとは別車種である。日本仕様モデルはグランドコンセプトに“VERSATILE FREESTYLER”を掲げ、安心感のある力強いデザインや多様なニーズに応える広々とした室内空間を実現したことが特徴だ。

▲新型WR-Vは本年6月にインドでワールドプレミアを果たしたホンダのグローバルカーの新型エレベイトの日本仕様モデルに位置。グランドコンセプトには“VERSATILE FREESTYLER”を掲げる

▲新型WR-Vは本年6月にインドでワールドプレミアを果たしたホンダのグローバルカーの新型エレベイトの日本仕様モデルに位置。グランドコンセプトには“VERSATILE FREESTYLER”を掲げる

 

 デザインについては、“MASCULINE&CONFIDENT=自信あふれる逞しさ”をコンセプトに据える。エクステリアはスタイリングから安心と信頼を感じられるようなルックスを創出。高く配置したベルトラインと厚みのあるボディ造形とすることで、SUVらしい力強さや逞しさを表現した。細部のアレンジにもこだわり、フロントマスクはブラックアウトした大型の八角形グリルにシャープな造形のLEDヘッドライトを配し、合わせて厚みのあるバンパーやシルバー加飾のアンダーパネルを装備して、精悍かつ印象的なマスクを表現。一方でサイドビューは、キャビン部を効果的に守るとともに見た目の力強さも演出するベルトラインや垂直基調の前後端ライン、ブラックのフェンダーアーチおよびサイドアンダーパネルなどによって、クリーンで安定感のあるプロポーションを具現化する。そしてリアセクションは、安定感のある台形フォルムを基調にデュアルL字タイプのコンビネーションランプや左右のコンビランプを繋ぐガーニッシュ、ラウンディッシュなリアガラス、前部と同色で仕立てたアンダーパネルなどを装備して、都会的でシックな後ろ姿に仕立てた。ボディサイズは全長4325×全幅1790×全高1650mm、ホイールベース2650mmに設定し、グランドクリアランスは195mmを確保。ボディカラーは新色のイルミナスレッドメタリックのほか、プラチナホワイトパール、クリスタルブラックパール、ゴールドブラウンメタリック、メテオロイドグレーメタリックという計5色をラインアップした。

▲エクステリアはスタイリングから安心と信頼を感じられるようなルックスを創出。高く配置したベルトラインと厚みのあるボディ造形とすることで、SUVらしい力強さや逞しさを表現する。ボディサイズは全長4325×全幅1790×全高1650mm、ホイールベース2650mmに設定

▲エクステリアはスタイリングから安心と信頼を感じられるようなルックスを創出。高く配置したベルトラインと厚みのあるボディ造形とすることで、SUVらしい力強さや逞しさを表現する。ボディサイズは全長4325×全幅1790×全高1650mm、ホイールベース2650mmに設定

▲ボディカラーは写真上よりイルミナスレッドメタリック、プラチナホワイトパール、クリスタルブラックパール、ゴールドブラウンメタリック、メテオロイドグレーメタリックという計5色を用意

▲ボディカラーは写真上よりイルミナスレッドメタリック、プラチナホワイトパール、クリスタルブラックパール、ゴールドブラウンメタリック、メテオロイドグレーメタリックという計5色を用意

 

 内包するインテリアは、シンプルで水平基調のデザインで構成し、スイッチ類を中央に配置することで運転しやすい空間を目指す。また、1Lサイズのペットボトルが入るドアポケット収納や、スマートフォンが収納できるアームレストポケットなどを配置。優れた使い勝手を追求するとともに、人が触れるパーツには柔らかな素材を使用するなど、人に寄り添うアレンジを施した。

▲インテリアはシンプルで水平基調のデザインとし、スイッチ類を中央に配置することで運転しやすい空間を目指す。また、1Lサイズのペットボトルが入るドアポケット収納やスマートフォンが収納できるアームレストポケットなどを配置して利便性を高めた

▲インテリアはシンプルで水平基調のデザインとし、スイッチ類を中央に配置することで運転しやすい空間を目指す。また、1Lサイズのペットボトルが入るドアポケット収納やスマートフォンが収納できるアームレストポケットなどを配置して利便性を高めた

▲ラグジュアリーで快適なフロントコンフォートシートを装着。高いアイポイントによる見晴らしのよい視界と、セダンライクな運転姿勢を両立したポジション、高さや形状を徹底的に突き詰めたフロントフードやスクエアな視界により、車両の感覚をつかみやすくするようアレンジする

▲ラグジュアリーで快適なフロントコンフォートシートを装着。高いアイポイントによる見晴らしのよい視界と、セダンライクな運転姿勢を両立したポジション、高さや形状を徹底的に突き詰めたフロントフードやスクエアな視界により、車両の感覚をつかみやすくするようアレンジする

 

 基本パッケージは、ロングホイールベースを活かした広い居住スペースに、ラグジュアリーで快適なフロントコンフォートシートと、格納式アームレストを組み込んだ分割可倒式リアシートを配備。また、前席については高いアイポイントによる見晴らしのよい視界と、セダンライクな運転姿勢を両立したポジション、高さや形状を徹底的に突き詰めたフロントフードやスクエアな視界により、車両の感覚をつかみやすくするなど、運転のしやすさを追求する。一方で後席は、ドアライニングの下部や前席シートバックの形状を工夫することで、ゆとりのある乗り降りがしやすい足元空間を創出した。そして荷室空間は、壁面をフラットに近い形状にしたり、床下収納を設けたりしたことで、クラストップレベルとなる大容量を実現。寸法としては、荷室長約840mm、荷室開口部約1110mm、荷室開口部高約932mmを確保した。

▲荷室空間はクラストップレベルとなる大容量を実現。寸法としては荷室長約840mm、荷室開口部約1110mm、荷室開口部高約932mmを確保する

▲荷室空間はクラストップレベルとなる大容量を実現。寸法としては荷室長約840mm、荷室開口部約1110mm、荷室開口部高約932mmを確保する

 

 パワートレインは1.5リットル直列4気筒DOHC・i-VTECエンジンを搭載。トランスミッションにはCVTを組み合わせ、前輪を駆動する。また、ブレーキとアクセルを踏み間違えた際に加速を抑制する「急アクセル機能」のほか、衝突軽減ブレーキ(CMBS)/誤発進抑制機能/後方誤発進抑制機能/近距離衝突軽減ブレーキ/歩行者事故低減ステアリング/路外逸脱抑制機能/アダプティブクルーズコントロール(ACC)/車線維持支援システム(LKAS)/先行車発進お知らせ機能/標識認識機能/オートハイビーム/パーキングセンサーシステムなどで構成する先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を装備した。

▲パワートレインは1.5リットル直列4気筒DOHC・i-VTECエンジンを搭載。トランスミッションにはCVTを組み合わせ、前輪を駆動する

▲パワートレインは1.5リットル直列4気筒DOHC・i-VTECエンジンを搭載。トランスミッションにはCVTを組み合わせ、前輪を駆動する

▲ブレーキとアクセルを踏み間違えた際に加速を抑制する「急アクセル機能」などを配する先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を装備

▲ブレーキとアクセルを踏み間違えた際に加速を抑制する「急アクセル機能」などを配する先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を装備

 

 車種展開に関しては、最上級モデルのZ+、充実装備のZ、スタンダードタイプのXという3グレードで構成する予定。車両価格は200万円台前半からと予告している。

▲車種展開は写真上より最上級モデルのZ+、充実装備のZ、スタンダードタイプのXという3グレードで構成

▲車種展開は写真上より最上級モデルのZ+、充実装備のZ、スタンダードタイプのXという3グレードで構成

 

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