シボレー・コルベットの高性能バージョン「Z06」の日本における予約受注がスタート

GMジャパンがLT6型5.5リットルV8DOHCエンジンを搭載した「シボレー・コルベットZ06」の予約注文受付を開始。年内納車予定の4台は抽選で販売。車両価格は2500万円に設定

 ゼネラルモーターズ・ジャパンは2023年8月24日、シボレー・コルベットの高性能モデル「Z06(ズィー・オー・シックス)」の日本における予約注文受付を開始した。車両価格は2500万円に設定する。

▲シボレー・コルベットZ06(3LZ) 価格:8DCT2500万円 全長4685×全幅2025×全高1225mm ホイールベース2725mm 車重1720kg 乗車定員2名

▲シボレー・コルベットZ06(3LZ) 価格:8DCT2500万円 全長4685×全幅2025×全高1225mm ホイールベース2725mm 車重1720kg 乗車定員2名

 

 コルベットZ06(3LZ)は、2019年からレースに参戦するコルベット・ベースのモータースポーツ車両「C8.R」からの知見と経験を活かして設計・開発した、サーキット走行を前提としたハイパフォーマンスモデルに位置する。

▲コルベットZ06は2019年からレースに参戦するコルベット・ベースのモータースポーツ車両「C8.R」からの知見と経験を活かして設計・開発した

▲コルベットZ06は2019年からレースに参戦するコルベット・ベースのモータースポーツ車両「C8.R」からの知見と経験を活かして設計・開発した

 

 パワーユニットには、C8.Rに採用するLT6R型と同時に開発されたLT6型5454cc・V型8気筒DOHCエンジンをミッドシップ搭載。軽量なフラットプレーンクランクシャフトや専用設計の吸気/排気システム、フルレーシングスタイルのドライサンプオイルシステムなどを組み込み、レッドゾーンは8600rpmに設定。最高出力は646ps/8550rpm、最大トルクは623Nm(63.6kg・m)/6300rpmを絞り出し、専用セッティングの8速デュアルクラッチトランスミッションを介して後輪を駆動する。また、足回りには強化したサスペンションにマグネティック・セレクティブ・ライド・コントロール4.0を組み合わせ、合わせてシューズには前20インチ/後21インチ“スパイダー・デザイン”ブラック塗装鍛造アルミホイール+前275/30ZR20 97Y/後345/25ZR21 104Yタイヤを装着。制動機構には前14.6インチ径(370mm)/後15インチ径(380mm)のブレンボ製ブレーキローターを配備し、同じくブレンボ製のキャリパーには“CORVETTE”と“brembo”のロゴを配したブライトレッド塗装(前6ポット)を施した。

▲パワーユニットにはLT6型5454cc・V型8気筒DOHCエンジンをミッドシップ搭載。最高出力は646ps/8550rpm、最大トルクは623Nm(63.6kg・m)/6300rpmを発生する

▲パワーユニットにはLT6型5454cc・V型8気筒DOHCエンジンをミッドシップ搭載。最高出力は646ps/8550rpm、最大トルクは623Nm(63.6kg・m)/6300rpmを発生する

▲制動機構には前14.6インチ径(370mm)/後15インチ径(380mm)のブレンボ製ブレーキローターを配備し、同じくブレンボ製のキャリパーには“CORVETTE”と“brembo”のロゴを配したブライトレッド塗装を施す

▲制動機構には前14.6インチ径(370mm)/後15インチ径(380mm)のブレンボ製ブレーキローターを配備し、同じくブレンボ製のキャリパーには“CORVETTE”と“brembo”のロゴを配したブライトレッド塗装を施す

 

 エクステリアに関しては、全幅を通常モデルのコルベット・クーペ(3LT)より85mm拡大し(全幅2025mm)、345mm幅のワイドリアタイヤを組み込んでトラクション性能をアップ。また、左右2つのラジエーターに空気を送り込むサイドエアベントからのエアフローも増大させ、Z06専用に開発したフロントフェイシアからは3つのフロントラジエーターに効率的に空気を配分して冷却性能を引き上げる。さらに、レーストラック高速走行時の安定性とコーナリング性能を向上させる目的で、調整可能なウィッカービルを備えたリアスポイラーを標準で装備した。

▲2024年以降納車の車両は写真上よりブラック、トーチレッド、アークティックホワイトの3色から選択可能

▲2024年以降納車の車両は写真上よりブラック、トーチレッド、アークティックホワイトの3色から選択可能

 

 2名乗車のインテリアについては、ドライバーを囲むようにアレンジしたスポーティなコクピットを創出したうえで、12インチカラークラスターディスプレイ/ドライバーインフォメーションセンターやカラーヘッドアップディスプレイ(サーキット&通常走行モード表示機能付)、パフォーマンスデータレコーダー、コンペティションバケットシート(スウェーデッドマイクロファイバーインサート)および8ウェイパワー調整機構(パワーボルスター付)などを標準装備。日本仕様のハンドル位置は右のみを設定している。

▲ドライバーを囲むようにアレンジしたスポーティなコクピットを採用。12インチカラークラスターディスプレイ/ドライバーインフォメーションセンターやカラーヘッドアップディスプレイ、パフォーマンスデータレコーダー、コンペティションバケットシートを標準で装備する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲ドライバーを囲むようにアレンジしたスポーティなコクピットを採用。12インチカラークラスターディスプレイ/ドライバーインフォメーションセンターやカラーヘッドアップディスプレイ、パフォーマンスデータレコーダー、コンペティションバケットシートを標準で装備する。日本導入モデルのハンドル位置は右

 

 なお、コルベットZ06の日本での予約申込みはシボレー正規ディーラーにて実施。販売台数が僅少のため、今回の予約注文受付は申し込み順に2024年からの納車となる。受付期間は本年8月25日10:00~10月31日18:00で、納期は月ごとに決定される生産台数に基づき、予約番号順に売買契約締結後、ユーザーに車両を届ける。ボディカラーはブラック、トーチレッド、アークティックホワイトの3色から選択可能だ。また、予約申込み者の中で希望の人は2023年内に納車予定のコルベットZ06への抽選販売に参加することができる。受付は本年9月3日18:00まで実施。抽選対象となる車両は限定4台で、ボディカラーはブラックのみとなる。この抽選が外れた場合も、2024年以降の予約および順番は保持される。

 また、2023年内納車予定のコルベットZ06は2024年以降納車の車両とは一部仕様が異なり、インテリアカラー/シートベルトカラーは2024年以降納車の車両がジェットブラック/ブラックなのに対し、2023年内納車予定の車両はアドレナリンレッド/トーチレッドを採用。さらに、2024年以降納車の車両はフロントフードオートクロージャー、低速時フロントオートマチックブレーキ(歩行者および自転車対応)、フォワードコリジョンアラート(前方衝突事前警告機能)、フォローイングディスタンスインジケーター、レーンキープアシスト/レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告機能)、インテリビーム(ヘッドランプハイビーム自動切替機能)、ドライバーモードセレクターアニメーションといった機能装備を標準で採用するが、2023年内納車予定の車両は未設定となる。一方、2023年内納車予定の車両にはコルベット誕生70周年記念プラーク(センタースピーカー部)/リアガラス部ステッカーが専用装備される。

▲コルベットZ06は販売台数が僅少のため、今回の予約注文受付は申し込み順に2024年からの納車となる。また、予約申込み者の中で希望の人は2023年内に納車予定のコルベットZ06への抽選販売に参加することが可能。抽選対象となる車両は限定4台

▲コルベットZ06は販売台数が僅少のため、今回の予約注文受付は申し込み順に2024年からの納車となる。また、予約申込み者の中で希望の人は2023年内に納車予定のコルベットZ06への抽選販売に参加することが可能。抽選対象となる車両は限定4台

 

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