米国ホンダが新型HR-Vのエクステリアを披露。現行モデルとは異なりヴェゼルから脱却

ホンダが今夏の発売を予定する米国市場向けの新型HR-Vの外観を世界初公開。グローバルでの販売も予定

 ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは2022年4月4日(現地時間)、第2世代となる新型HR-Vのエクステリア画像を初公開した。

▲ホンダが今夏の発売を予定する新型HR-Vのエクステリア画像を初公開。フロントビューは存在感のあるグリルとシャープなヘッドライトが印象的
▲ホンダが今夏の発売を予定する新型HR-Vのエクステリア画像を初公開。フロントビューは存在感のあるグリルとシャープなヘッドライトが印象的

 HR-Vは北米をはじめ、欧州やアジア市場で販売するグローバル展開のコンパクトSUVで、日本ではヴェゼルの車名で販売している。では、今回エクステリアが披露された新型HR-Vが現行の2代目ヴェゼルの米国向け仕様かというと――、実はそうではなかった。

▲水平なベルトラインと流麗なプロポーションに加えて、先代モデルに対してホイールベースを長くとることで低く踏ん張りの効いたスタンスを構築
▲水平なベルトラインと流麗なプロポーションに加えて、先代モデルに対してホイールベースを長くとることで低く踏ん張りの効いたスタンスを構築

 ホンダは新型HR-Vの特徴を以下のように解説する。
 エクステリアは水平なベルトラインと流麗なプロポーションに加えて、先代モデルに対してホイールベースを長くとることで、低く踏ん張りの効いたスタンスを構築。存在感のあるフロントグリルとシャープなヘッドライトも特徴。
 車体の大きさは、週末のレジャーなど様々なアクティビティーを楽しむのに充分な室内空間の広さや実用性を備えながらも、街中で軽快に運転できる扱いやすいサイズに設定。
 走行面では、より俊敏なレスポンスのエンジンや新採用の独立式リアサスペンションなどにより、扱いやすさと洗練された走り、そして操る喜びを目指す。

▲より俊敏なレスポンスのエンジンや独立式のリアサスペンションを採用
▲より俊敏なレスポンスのエンジンや独立式のリアサスペンションを採用

 この解説で注目したいのが、独立式リアサスペンションの採用。2代目ヴェゼルはリアサスにトーションビーム(FF)またはド・ディオン(4WD)の車軸式を採用しており、新型HR-Vとはシャシーを差異化していることがわかる。ホンダ車のコンパクトクラスで独立式リアサスを採用しているのは、現行の11代目シビック。ということは、北米向けの新型HR-Vは、シビックのシャシーをベースとしている可能性が高い。それを踏まえると、新型HR-VはヴェゼルとCR-Vの中間に位置する、新しいカテゴリーのSUVとなりそうだ。

▲新型HR-Vは米国市場を皮切りに、仕向け地に即した変更を施しながらグローバル展開する予定
▲新型HR-Vは米国市場を皮切りに、仕向け地に即した変更を施しながらグローバル展開する予定

 ホンダは新型HR-Vを、仕向け地に即した変更を施しながらグローバル展開し、各地域におけるモデル名称や装備仕様などを随時発表すると予告している。もしヴェセルの上位セグメントにカテゴライズされるSUVなら、日本に投入される可能性もありそうだ。

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