【最新モデル試乗】 個性的なマスクの新型SUV。レクサスユーザーも注目するキャデラックXT4の先進性

キャデラックXT4スポーツ XT4は日本最適サイズ プレミアム/プラチナム/スポーツを設定 キャデラックのSUVラインアップはXT4(全長4605mm)/XT5(同4825mm)/XT6(同5060mm)/エスカレード(同5382mm)の全4車種
キャデラックXT4スポーツ XT4は日本最適サイズ プレミアム/プラチナム/スポーツを設定 キャデラックのSUVラインアップはXT4(全長4605mm)/XT5(同4825mm)/XT6(同5060mm)/エスカレード(同5382mm)の全4車種

キャデラックXT4スポーツ 価格:9SAT 640万円 試乗記

最新キャデラックは扱いやすく変身していた!

 扱いやすいキャデラック、などと書いてもピンとこない読者がまだいらっしゃるかもしれない。いや、世間的にはそういうものだろう。当のキャデラックにすれば「もう20年近く、改革路線をメインにしてきたのに」、かもしれないが……。

 重厚長大はすでに過去の話。2003年に登場したCTS以降、欧州車イメージの乗り味を持ったサルーンやSUVが、この老舗高級ブランド、キャデラックの主軸である。とはいえ日本では「大型モデルが中心」というイメージが根強く残っている。とくにSUVカテゴリーは全長5300mmオーバーのエスカレードが牽引してきたため、正直なかなかとっつきにくかった。全長を4800mm台に抑えた2nd・SRX以降、ようやく日本のユーザーの食指も動くようになったのだ。

 SRXは、いまやXT5と名を変え進化を果たした。その弟分ともいえるのが新型XT4である。ボディサイズは全長×全幅×全高4605×1875×1625mm。日本の道路環境でもジャストなSUVだ。レクサスならちょうどNX(同4640×1845×1645mm)と同クラスになる。

全長×全幅×全高4605×1875×1625mm レクサスNXとほぼ同等 リアゲートは電動式
全長×全幅×全高4605×1875×1625mm レクサスNXとほぼ同等 リアゲートは電動式
走りはスポーティ 高速道路からワインディングまでフットワーク快活
走りはスポーティ 高速道路からワインディングまでフットワーク快活

エンジンは2リッターターボ。フットワークの良さに驚いた

 XT4は、左ハンドルであり、かつハイブリッドなどエコパワートレーンがないことを除けば、スペックや装備は日欧のプレミアムモデルと競合する。試乗車のスポーツ(640万円)や最上級グレードのプラチナム(670万円)を選べば、大抵のラグジュアリー装備は標準となる。

 メカニズムは最新仕様。新開発の2リッター直4ターボと9速ATを組み合わせ、FFベースのオンデマンド式4WDシステムで約1.8トンの車体を動かす。最高出力230ps&最大トルク350Nmというスペックはクラス最高レベル。ドイツはもちろん英国のスポーツブランドにも勝っている。

 最新キャデラックの走りに、旧来の「アメ車」の印象はまったくない。快活でしかもスポーティだ。キャデラック初となるコンパクトセグメントのSUVだけに並々ならぬ意欲を感じた。後輪にトルクベクタリングを備えたフットワークは、驚くほど達者。ワインディングロードでは「アメ車とは思えない走りだ」と口走ってしまった(自分自身も先入観に冒されたままだったと反省した……)。
 2リッターエンジンは、とても静粛。右足を強めに踏み込むと4気筒の音と振動を感じるが実に洗練されている。乗り心地もスムーズ。高速巡航も安定している。試乗時の燃費は12km/リッター台。驚くほど経済的とはいえないが、ここにも旧来のアメ車イメージはない。

ステアリング位置は左のみ 室内は機能的でシンプルな造形 安全・運転支援システム充実 高音質Boseサラウンドシステム標準
ステアリング位置は左のみ 室内は機能的でシンプルな造形 安全・運転支援システム充実 高音質Boseサラウンドシステム標準
シートは大型サイズの本革標準 前席は電動調節&マッサージ機能付き 乗り心地はしっかりとした快適セッティング
シートは大型サイズの本革標準 前席は電動調節&マッサージ機能付き 乗り心地はしっかりとした快適セッティング
メーターは液晶タイプ 中央部に各種情報が表示できる 視認性良好
メーターは液晶タイプ 中央部に各種情報が表示できる 視認性良好
8インチタッチスクリーンはナビをはじめ多くの機能を内蔵 スマホ連携で多彩に使えるシステム
8インチタッチスクリーンはナビをはじめ多くの機能を内蔵 スマホ連携で多彩に使えるシステム
トランスミッションは電子制御9速AT パドルシフト標準 変速は滑らかでシャープな設定
トランスミッションは電子制御9速AT パドルシフト標準 変速は滑らかでシャープな設定
ヘッドライトは自動ハイビーム切り替え付きLED 個性的なデイライトが強い印象を放つ
ヘッドライトは自動ハイビーム切り替え付きLED 個性的なデイライトが強い印象を放つ
245/45R20タイヤ+ツイン5スポークアルミ装着 リアルタイムダンピングサスペンション標準
245/45R20タイヤ+ツイン5スポークアルミ装着 リアルタイムダンピングサスペンション標準
1997cc直4DOHC16Vターボ 230ps/5000rpm 350Nm/1500〜4000rpm 全域パワー十分 通常領域の静粛性は高水準
1997cc直4DOHC16Vターボ 230ps/5000rpm 350Nm/1500〜4000rpm 全域パワー十分 通常領域の静粛性は高水準

キャデラックXT4スポーツ 主要諸元と主要装備の主要諸元と主要装備

グレード=スポーツ
価格=9SAT 640万円
全長×全幅×全高=4605×1875×1625mm
ホイールベース=2775mm
トレッド=フロント1600×リア1600mm
車重=1760kg
エンジン=1997cc直4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
最高出力=169kW(230ps)/5000rpm
最大トルク=350Nm(35.6kgm)/1500〜4000rpm
WLTCモード燃費=未公表(燃料タンク容量61リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:マルチリンク
ブレーキ=前後ディスク
タイヤ&ホイール=245/45R20+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
最小回転半径=未公表
主要燃費改善項目=未公表
主要装備=フロントオートマチック歩行者対応ブレーキ/リアオートマチックブレーキ/レーンキープアシスト&車線逸脱警告/サイドブラインドゾーン&レーンチェンジアラート/リアクロストラフィックアラート/リアペデストリアンディテクションアラート(警告振動機能付き)/アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)/HDサラウンドビジョン/オートマチックパーキングアシスト/グロスブラックメッシュグリル/レッドブレーキキャリパー/リアカメラミラー/LEDヘッドライト/インテリビーム(ハイビーム自動切り替え)/ホイールアーチモール/クロームエキゾーストエンド/ルーフレール/エンハンスド8インチカラー液晶メーター/ヘッドアップディスプレイ/ハンズフリーパワーテールゲート/本革シート/前席電動調節&マッサージ機能/前後席シートヒーター/ステアリングヒーター/メモリーパッケージ/デュアルゾーンオートAC/スポーツコントロールAWD/リアルタイムダンピングサスペンション/20インチアルミ/通信型ナビ
ボディカラー:オータムメタリック(op13万2000円)
※価格はすべて消費税込み リサイクル料金は1万7300円

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