レトロモダンなSUVスタイルを纏ったフィアット「グランデ パンダ ハイブリッド」が日本デビュー

フィアットがコンパクトクロスオーバーSUVの新型グランデ パンダ ハイブリッドを日本で発売。初代パンダをオマージュしたレトロモダンなSUVスタイルに、ゆとりある空間とフィアットらしい遊び心を備えたインテリアを採用。パワートレインにはEV走行も可能な48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

 Stellantisジャパンは2026年10月16日、フィアット ブランドの新世代コンパクトクロスオーバーSUV「グランデ パンダ ハイブリッド(Grande Panda Hybrid)」を本年11月7日より発売すると発表した。

▲フィアット・グランデ パンダ ハイブリッドLa Prima 価格:409万円 全長4010×全幅1765×全高1630mm ホイールベース2540mm 車重1270kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.8km/リットル 写真のボディカラーはリモーネイエローメタリック(5万5000円高)

▲フィアット・グランデ パンダ ハイブリッドLa Prima 価格:409万円 全長4010×全幅1765×全高1630mm ホイールベース2540mm 車重1270kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.8km/リットル 写真のボディカラーはリモーネイエローメタリック(5万5000円高)

車種展開は以下の通り。

グランデ パンダ ハイブリッドICON(アイコン、受注生産):369万円

グランデ パンダ ハイブリッドLa Prima(ラプリマ):409万円

なお、グランデ パンダ ハイブリッドLa Primaには前席シートヒーター/アコースティックヒーテッドウインドシールド/ヒーテッドステアリングホイールを装備したウィンターパッケージ(5万5000円高)も用意している。

▲フィアット・グランデ パンダ ハイブリッドICON(受注生産) 価格:369万円 全長4010×全幅1765×全高1585mm ホイールベース2540mm 車重1270kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.8km/リットル 写真のボディカラーはアクアアジュールメタリック(5万5000円高)

▲フィアット・グランデ パンダ ハイブリッドICON(受注生産) 価格:369万円 全長4010×全幅1765×全高1585mm ホイールベース2540mm 車重1270kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.8km/リットル 写真のボディカラーはアクアアジュールメタリック(5万5000円高)

 初代パンダ(Panda)と“Fantastic”を掛け合わせた“PANDASTIC(パンダスティック)”というキャッチを掲げた新設定のグランデ パンダは、1980年に誕生した初代パンダのシンプルで機能的なデザイン思想を継承したことが特徴である。イタリアを代表する工業デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏が手がけた初代パンダは、「誰もが気軽に使える、シンプルで実用的なクルマ」という考えのもとに開発され、装飾を抑えたスクエアなボディ、限られたサイズの中で室内空間を最大限に活用する合理的な設計、そして日々の暮らしに寄り添う高い機能性などの特長によって、世界中で親しまれてきた。パンダを名乗るモデルとしては4代目となる今回のグランデ パンダは、初代のDNAを受け継ぎながら、より幅広いライフスタイルに応えるBセグメントのコンパクトSUVへと進化。車名の“グランデ”が示すように、街中での扱いやすさを保ちながら、ゆとりある室内空間と荷室容量を確保して、都市部での日常使いはもちろん、ロングドライブやアウトドアレジャーまで、様々なシーンに対応するモデルに仕立てている。

▲エクステリアは初代パンダのスクエアなボディシルエットや機能的なデザインを受け継ぎながら、ピクセルをモチーフとしたグラフィックや立体的なロゴなど、現代的な意匠を組み合わせる

▲エクステリアは初代パンダのスクエアなボディシルエットや機能的なデザインを受け継ぎながら、ピクセルをモチーフとしたグラフィックや立体的なロゴなど、現代的な意匠を組み合わせる

 デザイン面では、フィアットの原点である伊リンゴット工場をオマージュした造形を取り入れたことがトピック。1923年に完成したフィアットの旧自動車工場兼研究所である同工場は、完成した車両を建物の最上階まで運び、屋上に設けられた楕円形状のテストコース で走行試験を行う革新的な施設として知られ、現在もフィアットの歴史を象徴する、トリノのランドマークとして親しまれている。このリンゴット建築に着想を得たモチーフを、エクステリアからインテリアまで随所に取り入れ、初代パンダのデザイン思想とフィアットのルーツを現代的に表現し、細部に至るまでフィアットの個性が息づくデザインに仕立てた。

 エクステリアについては、初代パンダのスクエアなボディシルエットや機能的なデザインを受け継ぎながら、ピクセルをモチーフとしたグラフィックや立体的なロゴなど、現代的な意匠を組み合わせる。各部のデザインにもこだわり、フロントフェイスにはブラックグロス仕上げのグリルからヘッドライトへと連続するスクエアモチーフを導入。デジタル画像を構成する四角い点を並べたようなピクセルデザインによって、グランデ パンダならではの表情を生成する。LEDヘッドライトのグラフィックは1980年代のデジタルカルチャーやレトロゲームに加え、リンゴットの特徴的な窓から着想を得たものだ。また、フロントのFIATロゴは中央ではなく、左右非対称となる位置にセット。端正なスクエアデザインの中にアクセントを加えている。さらに、フロントバー、ホイールアーチ、リアバンパーには往年のフィアットモデルを想起させる4ストライプのアクセントを施した。

▲フロントフェイスにはブラックグロス仕上げのグリルからヘッドライトへと連続するスクエアモチーフを導入。LEDヘッドライトのグラフィックは1980年代のデジタルカルチャーやレトロゲームに加え、リンゴットの特徴的な窓から着想を得てデザイン

▲フロントフェイスにはブラックグロス仕上げのグリルからヘッドライトへと連続するスクエアモチーフを導入。LEDヘッドライトのグラフィックは1980年代のデジタルカルチャーやレトロゲームに加え、リンゴットの特徴的な窓から着想を得てデザイン

 サイドビューは前方から後方へ向かって高くなるウェッジシェイプのボディライン、広いガラスエリア、力強く張り出したフェンダーによって構成し、初代パンダを彷彿とさせる機能的なプロポーションに、SUVの力強さを融合させる。また、ドア下部には初代パンダ4×4(フォーバイフォー)が築いたタフで機能的なイメージを受け継ぐように、大胆な“PANDA”レタリングをボディパネルに直接プレス加工。実用美を重視した初代の思想を、現代的で力強いデザインとして表現した。さらに、Cピラーには、FIATロゴから4本のラインへと変化する、見る角度によって異なる絵柄や模様が見える特殊な視覚表現のレンチキュラーグラフィックを採用。ブランドを象徴するモチーフに視覚的な変化を与えて、グランド パンダならではの個性を際立たせた。足もとには、La Primaに1980年代を思わせる幾何学的なデザインと未来的な“X”モチーフを組み合わせた新造形の17インチアルミホイール(タイヤは205/55R17サイズ)を、ICONに16インチスチールホイールと新造形のホイールキャップ(タイヤは205/60R16サイズ)を装着。La Primaにはルーフレールも標準で装備している。

▲CピラーにはFIATロゴから4本のラインへと変化する、見る角度によって異なる絵柄や模様が見える特殊な視覚表現のレンチキュラーグラフィックを採用

▲CピラーにはFIATロゴから4本のラインへと変化する、見る角度によって異なる絵柄や模様が見える特殊な視覚表現のレンチキュラーグラフィックを採用

▲La Primaにはルーフレールを標準で装備

▲La Primaにはルーフレールを標準で装備

▲La Primaは足もとに1980年代を思わせる幾何学的なデザインと未来的な“X”モチーフを組み合わせた新造形の17インチアルミホイールを装着。タイヤは205/55R17サイズ

▲La Primaは足もとに1980年代を思わせる幾何学的なデザインと未来的な“X”モチーフを組み合わせた新造形の17インチアルミホイールを装着。タイヤは205/55R17サイズ

▲ICONは16インチスチールホイールと新造形のホイールキャップを配備。タイヤは205/60R16サイズ

▲ICONは16インチスチールホイールと新造形のホイールキャップを配備。タイヤは205/60R16サイズ

 リアセクションは、垂直に近いリアエンドと張り出したホイールアーチによって、安定感のある後ろ姿を実現する。また、キューブ状のLEDコンビネーションランプにはフロントと共通するピクセルデザインを採用。さらに、立体的なFIATロゴとPANDAロゴを配置することで、フロントからリアまで統一感のあるデザインに仕上げた。

▲垂直に近いリアエンドと張り出したホイールアーチによって安定感のある後ろ姿を実現。立体的なFIATロゴとPANDAロゴも印象的

▲垂直に近いリアエンドと張り出したホイールアーチによって安定感のある後ろ姿を実現。立体的なFIATロゴとPANDAロゴも印象的

▲キューブ状のLEDコンビネーションランプにはフロントと共通するピクセルデザインを採用

▲キューブ状のLEDコンビネーションランプにはフロントと共通するピクセルデザインを採用

 ボディサイズは全長4010×全幅1765×全高1585mm(ルーフレール装着車1630mm)/ホイールベース2540mmに設定。ボディカラーはイタリアらしい明るさと個性を表現した「リモーネイエロー」、空や海を思わせる開放的な「アクアアジュール」、上質で都会的な佇まいの「チネマブラック」、そしてシンプルで親しみやすい「ジェラートホワイト」という4タイプの新色をラインアップしている。

▲ボディカラーは写真上よりリモーネイエローメタリック、アクアアジュールメタリック、チネマブラックメタリック、ジェラートホワイト ソリッドという4タイプの新色を設定。メタリック系のボディカラーは5万5000円高

▲ボディカラーは写真上よりリモーネイエローメタリック、アクアアジュールメタリック、チネマブラックメタリック、ジェラートホワイト ソリッドという4タイプの新色を設定。メタリック系のボディカラーは5万5000円高

 インテリアに関しては、乗る人を中心に考えた“Human-Centric Design”に基づいて設計する。キャビンルームは前述のスクエアなボディ形状と2540mmのホイールベースを活かして、前席と後席ともにゆとりある空間を確保。広いガラスエリアと高めのアイポイントにより、周囲を確認しやすいスペースとした。また、ダッシュボードやディスプレイ周辺、ステアリングなどにリンゴット工場の屋上テストコースをモチーフとしたオーバル形状を導入。エクステリアのスクエアな形状と対比するこの“リンゴットサークル”デザインを随所に採用することで、直線的なエクステリアとの対比により、インテリアには柔らかなリズムとデザインの奥行きを形成する デジタルメーター内には、テストコースを走る初代パンダのシルエットを取り入れるなど、車内の細部にもフィアットの歴史と遊び心を表現した。さらに、基調色にはタスマニアブルーを採用。ダッシュボード、センターコンソール、エアベント、インフォテインメントディスプレイ周辺、シートステッチなどに鮮やかなイエローのアクセントを配し、明るく親しみやすい室内に仕上げる。そして、La Primaのダッシュボードにはフィアットとして初めて「BAMBOX Bamboo Fiber Tex(バンボックス・バンブー・ファイバー・テックス)」を採用。天然竹繊維を約33%配合した同素材は、自然素材ならではの温かみのある風合いを室内にもたらし、同時に竹繊維を用いることによって車名であるパンダを想起させる。ほかにも、インテリア素材に約140本分の飲料用紙パックに由来するリサイクル素材「Lapolen Ecotek(ラポレン・エコテック)」を使用し、サスティナビリティとデザイン性を巧みに融合させた。

▲ダッシュボードやディスプレイ周辺、ステアリングなどにリンゴット工場の屋上テストコースをモチーフとしたオーバル形状を採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲ダッシュボードやディスプレイ周辺、ステアリングなどにリンゴット工場の屋上テストコースをモチーフとしたオーバル形状を採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲視認性に優れる10インチフルカラーTFTマルチファンクションディスプレイを装備

▲視認性に優れる10インチフルカラーTFTマルチファンクションディスプレイを装備

▲10.25インチタッチパネルモニターを配備。Apple CarPlay/Android Autoに対応

▲10.25インチタッチパネルモニターを配備。Apple CarPlay/Android Autoに対応

▲USB Type-Cポートをフロントに2個設置

▲USB Type-Cポートをフロントに2個設置

▲センター部にワイヤレスチャージングパッドを装備

▲センター部にワイヤレスチャージングパッドを装備

▲La Primaのダッシュボードにはフィアットとして初めて「BAMBOX Bamboo Fiber Tex」を採用

▲La Primaのダッシュボードにはフィアットとして初めて「BAMBOX Bamboo Fiber Tex」を採用

 シートについては丸みを持たせたデザインを採用し、室内に一体感をもたらすとともに、身体を支える座り心地にも配慮する。La Primaグレードの専用シートには「PANDA MADE WITH LOVE IN FIAT」のレタリングをあしらい、乗り込むたびにフィアットらしい個性を感じられるデザインに仕立てた。一方、ラゲッジスペースは後席使用時で412リットル、後席格納時で最大1366リットルの容量を確保。スクエアな荷室形状により荷物を効率よく積み込むことができ、日々の買い物から家族での旅行、アウトドア用品を積載する週末のレジャーまで、幅広い用途に対応する。また、ダッシュボード上部と下部のグローブボックス、オープンシェルフをはじめ、車内各所に合計13リットルの収納スペースを設置。スマートフォンや小物類などを整理しやすく、日常での使い勝手を高めている。

▲La Primaグレードのファブリック表皮シートには「PANDA MADE WITH LOVE IN FIAT」のレタリングをあしらう

▲La Primaグレードのファブリック表皮シートには「PANDA MADE WITH LOVE IN FIAT」のレタリングをあしらう

▲ICONは専用デザインのファブリック表皮シートを装着

▲ICONは専用デザインのファブリック表皮シートを装着

▲ラゲッジスペースは後席使用時で412リットル、後席格納時で最大1366リットルの容量を確保

▲ラゲッジスペースは後席使用時で412リットル、後席格納時で最大1366リットルの容量を確保

 パワートレインは1199cc直列3気筒DOHCガソリンターボエンジン(最高出力101ps/5500rpm、最大トルク205Nm/1750rpm)に、フロントモーター(最高出力15kW/4264rpm、最大トルク51Nm/750~2499rpm)と48Vリチウムイオンバッテリー(容量20Ah)、電子制御6速DCTのトランスミッションを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載して前輪を駆動。システム総出力は81kW(110ps)を発揮する。燃費性能はWLTCモードで20.8km/リットルを実現した。

▲パワートレインには1199cc直列3気筒DOHCガソリンターボエンジン(101ps/205Nm)に、フロントモーター(15kW/51Nm)と48Vリチウムイオンバッテリー(容量20Ah)、電子制御6速DCTのトランスミッションを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲パワートレインには1199cc直列3気筒DOHCガソリンターボエンジン(101ps/205Nm)に、フロントモーター(15kW/51Nm)と48Vリチウムイオンバッテリー(容量20Ah)、電子制御6速DCTのトランスミッションを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

 安全・運転支援機能の拡充ぶりも見逃せない。前方の車両や歩行者、自転車を検知し、衝突の危険がある場合に警告およびブレーキ制御を行うアクティブセーフティブレーキ、車線からの逸脱を抑制するレーンキープアシストなどを採用。また、対向車や先行車、周囲の明るさを検知してハイビームとロービームを自動で切り替えるインテリジェントハイビーム、坂道発進時の後退を抑えるヒルスタートアシスタンス、エレクトリックパーキングブレーキも装備する。さらに、フロントソナー、リアソナー、バックカメラにより、狭い駐車場や周囲との距離を確認しにくい場所での駐車もサポートする機能も配備した。

▲安全・運転支援機能の面ではクルーズコントロールやレーンキーピングアシスト(LKA)、歩行者検知機能付きアクティブセーフティブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)、ドライバーアテンションアラート、ドライバーモニタリングカメラなどを標準装備

▲安全・運転支援機能の面ではクルーズコントロールやレーンキーピングアシスト(LKA)、歩行者検知機能付きアクティブセーフティブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)、ドライバーアテンションアラート、ドライバーモニタリングカメラなどを標準装備

▲La Primaはフロントパーキングセンサーを標準で組み込む

▲La Primaはフロントパーキングセンサーを標準で組み込む

 

 

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