ルノーの人気コンパクトSUVのキャプチャー エスプリ アルピーヌが新開発の1.8Lガソリンエンジン、容量を拡大した駆動用バッテリー、制御を最適化した電子制御ドッグクラッチマルチモードATを組み合わせる新フルハイブリッドE-TECHを搭載。Googleサービスを利用できるコネクテッド機能の採用や快適・安全装備の拡充も実施
ルノー・ジャポンは2026年10月15日、コンパクトSUVのキャプチャーのエスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECHをマイナーチェンジし、同日より発売した。車両価格は494万円に設定する。

▲ルノー・キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH 価格:494万円 全長4240×全幅1795×全高1590m ホイールベース2640mm 車重1420kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費24.5km/リットル
今回の改良は、新しいフルハイブリッドシステムを搭載するとともに、Googleサービスを利用できるコネクテッド機能の採用や快適・安全装備の拡充を実施して、商品力をより高めたことが特徴である。
まずパワートレインに関しては、電気自動車開発で培った技術と、F1を通じて蓄積したエネルギーマネジメントのノウハウを活用して開発したフルハイブリッドシステムに刷新する。エンジンは従来のH4M型1597cc直列4気筒DOHC16Vガソリンエンジンから排気量を拡大した新開発のH5P型1789cc直列4気筒DOHC16Vガソリンエンジンを搭載。最高出力は従来の94ps/5600rpmから109ps/5750rpmに、最大トルクは従来の148Nm/3600rpmから172 Nm/3000rpmへとアップする。また、従来の間接噴射から350barの高圧ダイレクトインジェクションへと変更。燃料の霧化を最適化し、より精密で効率的な燃焼を実現することで、エンジン性能の向上と燃料消費量の低減を実現した。さらに、低回転域から幅広い回転域にわたって力強いトルクを発生することで、アクセル操作に対するレスポンスを高め、市街地での発進から高速道路での追い越しまで、力強く余裕のある加速を達成する。組み合わせるモーターについては従来と共通の駆動用5DH型Eモーター(最高出力36kW/1677~6000rpm、最大トルク205Nm/200~1677rpm)、始動および発電用3DA型モーターのHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター、最高出力15kW/2865~1万rpm、最大トルク50Nm/200~2865rpm)を採用。性能面では0→100km/h加速が従来の10.6秒から8.9秒へと1.7秒短縮し、またWLTCモード燃費は従来の23.3km/リットルから24.5 km/リットルに向上した。

▲エンジンは従来のH4M型1597cc直列4気筒DOHC16Vガソリンエンジンから排気量を拡大した新開発のH5P型1789cc直列4気筒DOHC16Vガソリンエンジンを搭載。最高出力は従来の94psから109psに、最大トルクは従来の148Nmから172 Nmへとアップする。リチウムイオンバッテリーは総電力量を従来の1.2kWhから1.4kWhへと拡大
駆動用バッテリーの見直しも図り、リチウムイオンバッテリーの総電力量を従来の1.2kWhから1.4kWhへとアップ。これによりモーターだけで走行できる距離が延び、エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド走行でも電気エネルギーをより有効に活用できるようになった。また、電子制御ドッグクラッチ マルチモードATの制御を最適化し、変速をより素早く滑らかにするとともに、振動やエンジンノイズを低減して、走行時の快適性とレスポンスを高める。さらに、ドライブモードには従来のCOMFORT、ECO、SPORTに加え、新たにSMARTモードを設定。SMARTモードでは、走行状況に応じてCOMFORT、ECO、SPORTが自動的に切り替わり、状況に適した走行特性を提供する。
エクステリアは基本的に従来を踏襲し、エレガントでありながらテクノロジカルなスタイリングを採用。フロントフェンダー部には“ESPRIT ALPINE”バッジを配備する。足もとには19インチアロイホイール(タイヤは225/45R19サイズ)を装着。ボディカラーはグリ ラファルM/ノワール エトワールM、ブラン ナクレM/ノワール エトワールM、ブルー アイロンM/ノワール エトワールM、ノワール エトワールM(受注生産)という計4色をラインアップした。
コネクテッド機能については、10.4インチの縦型タッチスクリーンを備えたマルチメディアシステム「openR link」に、Googleサービスを搭載したことがトピック。スマートフォンを接続することなく、Googleの各種機能を車載システムから直接、利用可能とした。Google Mapsは最新の交通情報を反映したルート案内や地図の自動更新に対応。また、スマートフォンで検索した目的地やルートを車両と共有することができる。Google Assistantによる音声操作にも対応し、目的地の検索やルート案内、エアコンの温度調整、音楽の再生などを音声で操作可能。さらに、FOTA(Firmware Over-The-Air)により車載ソフトウェアを無線通信でアップデートすることができる。なお、Google MapsやGoogle Assistantなどの車載Googleサービスと、スマートフォンアプリ「My Renault」を通じたリモート操作などのコネクテッドサービスは、8年間無償で利用可能。 My Renaultでは車両の駐車位置や走行距離などの情報を確認できるほか、離れた場所からライトの点灯やホーンの操作も可能である。
ドライバー正面のデジタルインストルメントパネルを従来の7インチから10インチへと大型化した点も見逃せない。地図やルート案内などのナビゲーション情報も表示できるようになり、センターディスプレイに視線を移すことなくルート案内を確認でき、より安全で快適な運転をサポートする。
装備面では、9個のスピーカーと専用10チャンネルアンプによる総出力410Wのサウンドシステムを新採用。この高度な音響システムとharman/kardonのチューニング技術により、音場の中心位置を車内の前後左右に細かく調整しながら、どのシートでも高音質なHi-Fiサウンドを楽しむことができる。
先進安全運転支援システムも進化を果たし、車両周囲の状況を確認できる360°カメラを新たに標準装備。高解像度の映像によって車両周囲の状況をより確認しやすくし、駐車時や狭い場所での取り回しをサポートする。また、Aピラー下部に設置したカメラセンサーによってドライバーの状態を確認するドライバーモニタリングシステムを新たに搭載。ドライバーの注意散漫を検知して警告することで、安全運転を支援する。
