レクサスがフラッグシップSUVのLXをマイナーチェンジ。全仕様で基本性能の向上と徹底的な造り込みを実施するとともに、「走る喜び」をさらに追求した“F SPORT”を追加設定。“OVERTRAIL+”では装着タイヤの刷新、LX600標準モデルでは20インチアルミホイールの採用などを実施。ボディカラーにはホワイトノーヴァガラスフレークを新規にラインアップ
レクサスは2026年10月1日、フラッグシップSUVのLXを一部改良するとともに、ラインアップに“F SPORT”を追加設定し、同日より発売した。

▲レクサスLX700h“F SPORT”(7名乗り) 価格:1800万円 全長5095×全幅1990×全高1895mm ホイールベース2850mm 車重2770kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費9.2km/リットル 写真のボディカラーはニュートリノグレー
車種展開は以下の通り。
■LX700h
LX700h:1700万円
LX700h“EXECUTIVE”:2210万円
LX700h“OVERTRAIL+”:1700万円
LX700h“F SPORT”:1800万円
■LX600
LX600:1560万円
LX600“EXECUTIVE”:2110万円
LX600“OVERTRAIL+”:1600万円
LX600“F SPORT”:1700万円

▲レクサスLX700h“OVERTRAIL+”(7名乗り) 価格:1700万円 全長5100×全幅1990×全高1895mm ホイールベース2850mm 車重2740kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費9.3km/リットル 写真のボディカラーはムーンデザート
今回の改良は、全仕様で基本性能の向上と徹底的な造り込みを図るとともに、「走る喜び」をいっそう追求した“F SPORT”を追加設定し、さらに装備面の一部変更や新ボディカラーの採用などを実施して、フラッグシップSUVとしての商品力をより高めたことが特徴である。

▲レクサスLX700h“EXECUTIVE” 価格:2210万円 全長5100×全幅1990×全高1895mm ホイールベース2850mm 車重2770kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費9.3km/リットル 写真のボディカラーはマンガンランスター
まず走行性能においては、全仕様でEPS(Electric Power Sterring、電動パワーステアリング)のチューニングを最適化し、ドライバーの意図に忠実な操舵感を追求。加えて、パワートレインを問わない一貫した走りの質感を目指してサスペンション特性の最適化を緻密に施し、操縦安定性と上質な乗り心地を一段とアップさせる。そのうえで標準仕様、“EXECUTIVE”、“OVERTRAIL+”、“F SPORT”それぞれの走りの個性を際立たせ、フラッグシップにふさわしい走りの質を具現化した。
新設定の“F SPORT”については、「走る喜び」をさらに追求する。シャシー面では専用にチューニングした前後パフォーマンスダンパー、トルセンLSD、リアスタビライザーを標準で採用。また、EPSとAVS(Adaptive Variable Suspension system)に専用セッティングを施し、優れたレスポンスと高い操縦安定性を実現した。
エクステリアに関しては、よりアグレッシブかつスポーティなスタイリングに仕立てたことが訴求点だ。フロントまわりにはメッキモールとブラック塗装のメッシュパターンラジエーターグリルを採用して精悍なマスクを創出。あわせてフロントエンドを低く構成することで、力強くアグレッシブな造形を際立たせ、低重心かつスポーティな“F SPORT”らしいマスクに仕上げる。フロントフェンダー部には“F SPORT”エンブレムを貼付した。一方でリアビューは、ディフューザー形状にブラック塗装を施したバンパーや、ラジエーターグリルと共通の専用メッシュパターンをあしらったサテンメッキのリアバンパーロアなどを配して、スポーティな後ろ姿を演出。専用ピントルフックカバーも組み込んだ。また、足もとにはスーパーグロスブラックメタリック塗装を施した専用22インチ鍛造アルミホイールを装着。さらに、LEXUSロゴをあしらったレッドブレーキキャリパーをオプションで設定する。ボディカラーは硬質なライトグレーにハイライトでメタリックをほのかに含ませることでスポーティな走りを表現した「ニュートリノグレー」を含む全6色をラインアップした。
インテリアについては、ディンプルレザーを用いたシフトノブとステアリングホイールを採用して握った際のホールド感を向上するとともにスポーティさを表現。また、12.3インチフルグラフィックメーターには専用デザインを含む計3種類の表示レイアウトを設定し、ドライバーの好みや走行シーンに応じて最適なメーター表示を選択できるようアレンジする。さらに、日本刀の刃紋を表現したアルミニウムオーナメントパネル「刃取」や、“F SPORT”ブラックロゴスカッフプレート、アルミ製スポーツペダル&フットレストを配備して、スポーティなキャビン空間を演出した。一方、セミアニリン本革表皮の前席スポーツシートはサイドサポート部のパッド裏面にフェルトを配置・補強することで、コーナリング時などにおける横方向のGに対する優れたホールド性を実現する。内装カラーは“F SPORT”設定色「フレアレッド」のほか、ブラックとヘーゼルの計3色を設定した。
各グレードの個性をより進化させた点も見逃せない。“OVERTRAIL+”はタイヤサイズを従来の265/65R18から265/70R18へと拡大。タイヤ外径の拡大に合わせて最低地上高を高めることで、岩石路をはじめとする厳しい悪路での走破性を向上させる。また、タイヤ側面にブロックパターンを施すことで風格ある力強い足もとを表現。さらに、タイヤ構造とトレッドパターンを最適化することで、オンロードでの静粛性を両立した。一方、LX600標準仕様にはシャープでタイトなV字の切削ツインスポークとダーククリア塗装により精悍さを際立たせた20インチアルミホイールを新規に装着する。ボディカラーに関してはホワイトノーヴァガラスフレークを新規に設定し、全仕様で選択可能とした。

▲“OVERTRAIL+”はタイヤサイズを従来の265/65R18から265/70R18へと拡大。タイヤ外径の拡大に合わせて最低地上高を高めることで、岩石路をはじめとする厳しい悪路での走破性を向上させる
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、LX700hにV35A-FTS型3444cc・V型6気筒DOHCマルチホール直噴インジェクタ付D-4STガソリンツインターボエンジン(最高出力408ps/5200rpm、最大トルク66.3kg・m/2000~3600rpm)+1TM型モーター(最高出力40kW/最大トルク290Nm)+ニッケル水素電池(容量6.5Ah)+Direct Shift-10AT(電子制御10速オートマチック)で構成するパラレルハイブリッドシステムを、LX600にV35A-FTS型3444cc・V型6気筒DOHCマルチホール直噴インジェクタ付D-4STガソリンツインターボエンジン(最高出力408ps/5200rpm、最大トルク66.3kg・m/2000~3600rpm)+Direct Shift-10AT(電子制御10速オートマチック)を搭載。駆動機構にはセンターデフ付フルタイム4WDを採用している。

▲LX700hにはV35A-FTS型3444cc・V型6気筒DOHCマルチホール直噴インジェクタ付D-4STガソリンツインターボエンジン(408ps/66.3kg・m)+1TM型モーター(40kW/290Nm)+ニッケル水素電池(容量6.5Ah)+Direct Shift-10ATで構成するパラレルハイブリッドシステムを搭載
