トヨタがクラウンのクロスオーバー/スポーツ/セダンをマイナーチェンジ。クロスオーバーはエクステリアの一部変更や第5世代ハイブリッドシステムの導入などを、スポーツはPHEVの新グレードの設定や第5世代ハイブリッドシステムの導入などを、セダンはドライバーズカーに特化した新グレードの設定や装備の拡充などを実施
トヨタ自動車は2026年9月3日、クラウンのクロスオーバー/スポーツ/セダンのマイナーチェンジモデルを発表し、クロスオーバーを9月3日に、スポーツとセダンを9月21日に発売した。

▲トヨタ・クラウン クロスオーバーRS(ハイブリッド) 価格:673万9700円 全長4930×全幅1840×全高1540mm ホイールベース2850mm 車重1910kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.6km/リットル 写真のボディカラーはブラック×マッシブグレー
車種展開は以下の通り。
■クロスオーバー
クロスオーバーRS(ハイブリッド):673万9700円
クロスオーバーZ(ハイブリッド):599万9400円
クロスオーバーG(ハイブリッド):517万9900円
■スポーツ
スポーツRS(プラグインハイブリッド):777万7000円
スポーツZ(プラグインハイブリッド):692万7800円
スポーツZ(ハイブリッド):606万1000円
スポーツG(ハイブリッド):532万7300円
■セダン
Z(燃料電池):853万500円
Z(ハイブリッド):753万600円
G(ハイブリッド):649万9900円

▲トヨタ・クラウン スポーツZ(プラグインハイブリッド)価格:692万7800円 全長4720×全幅1880×全高1570mm ホイールベース2770mm 車重2020kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.3km/リットル EV走行換算距離(WLTCモード)90km 写真のボディカラーはプレシャスホワイトパール
今回の改良は、ユーザーのニーズに応えて各グレードの特性をさらに強化し、個性が際立つ商品力と魅力を向上させたことが特徴である。

▲トヨタ・クラウンG(ハイブリッド) 価格:649万9900円 全長5030×全幅1890×全高1475mm ホイールベース3000mm 車重1980kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.3km/リットル 写真のボディカラーはプレシャスシルバー
まずクラウン クロスオーバーでは、リアデザインの変更により、安定感のあるワイドスタンスを実現したことがトピックだ。バイトーンの構成を変え、ボンネットフードとベルトラインから上のキャビン全体をブラック化。また、フロントおよびリアのアーチモールディング、フロントおよびリアバンパー下のモールディング、ドア下のモールディングをピアノブラックに刷新した。
パワートレインに関しては、クロスオーバーZおよびGグレードに搭載する2.5Lシリーズパラレルハイブリッドシステムに第5世代ハイブリッドシステムを導入。A25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(最高出力186ps/6000rpm、最大トルク22.5kg・m/3600~5200rpm)に、1VM型フロントモーター(最高出力100kW、最大トルク208Nm)と4NM型リアモーター(最高出力40kW、最大トルク121Nm)、バイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせ、システム最高出力は従来の172kW/234psから176kW/239psにアップする。また、WLTCモード燃費はクロスオーバーZで従来の22.2km/リットルから22.7km/リットルに、クロスオーバーGで従来の22.4km/リットルから23.1km/リットルに向上した。一方、クロスオーバーRSは従来と同様、T24A-FTS型2393cc直列4気筒DOHC・D-4STガソリンターボエンジン(最高出力272ps/6000rpm、最大トルク46.9kg・m/2000~3000rpm)に、1ZM型フロントモーター(最高出力61kW、最大トルク292Nm)、1YM型リアモーター(最高出力59kW、最大トルク169Nm)およびインバーターとトランスアクスルを一体化したeAxle、バイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせた2.4Lデュアルブーストハイブリッドシステムを搭載している。
装備面については、パドルシフトを全車に、レッド塗装ブレーキキャリパー(フロント/リア)とディンプル加工シフトノブおよびディンプル加工本革巻きステアリングをクロスオーバーRSに標準で採用する。また、理想の音響空間をさらに追求し、楽器づくりで培われた音の匠たちの感性と技術を導入して、オーディオ、サウンドシステムの性能を向上。まるでコンサート会場の特等席にいるかのような音響空間を全席で実現する。クロスオーバーRSとZにはトヨタプレミアムサウンドシステム(10スピーカー/8chオーディオアンプ)を標準で組み込んだ。

▲クラウン クロスオーバーはバイトーンの構成を変更し、ボンネットフードとベルトラインから上のキャビン全体をブラック化。また、フロントおよびリアのアーチモールディング、フロントおよびリアバンパー下のモールディング、ドア下のモールディングをピアノブラックに刷新する
次にクラウン スポーツは、プラグインハイブリッド(PHEV)をより多くのユーザーに提供すべく、求めやすい車両価格に設定した新グレードのZをラインアップ。パワートレインには既存のRSと共通のA25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(最高出力177ps/6000rpm、最大トルク22.3kg・m/3600rpm)、5NM型フロントモーター(最高出力134kW、最大トルク270Nm)、4NM型リアモーター(最高出力40kW、最大トルク121Nm)を組み合わせたシステム総出力225kW(306ps)のパワーユニットと、容量51Ahのリチウムイオン電池を組み合わせた2.5Lプラグインハイブリッドシステムを採用し、また制動機構に大型ブレーキディスクを組み込んでいる。
一方で2.5Lシリーズパラレルハイブリッドシステムには、第5世代ハイブリッドシステムを導入。A25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(最高出力186ps/6000rpm、最大トルク22.5kg・m/3600~5200rpm)に、1VM型フロントモーター(最高出力100kW、最大トルク208Nm)と4NM型リアモーター(最高出力40kW、最大トルク121Nm)、バイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせ、システム最高出力は従来の172kW/234psから176kW/239psにアップする。また、WLTCモード燃費はスポーツZで従来の21.3km/リットルから22.3km/リットルに、スポーツGで従来の21.3km/リットルから22.4km/リットルに向上した。
装備面については、パドルシフトを全車に、ディンプル加工シフトノブおよびディンプル加工本革巻きステアリングをスポーツRSに標準で採用する。また、理想の音響空間をさらに追求し、楽器づくりで培われた音の匠たちの感性と技術を導入して、オーディオ、サウンドシステムの性能を向上。まるでコンサート会場の特等席にいるかのような音響空間を全席で実現する。スポーツRSとZにはトヨタプレミアムサウンドシステム(10スピーカー/8chオーディオアンプ)を標準で配備した。さらに、新ボディカラーとして深みのある黒のニュートラルブラックを設定。加えて、サイドデカールオプションの設定を拡大(全車にメーカーオプション、バイトーンに装着可能)している。

▲PHEVはA25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(177ps/22.3kg・m)、5NM型フロントモーター(134kW/270Nm)、4NM型リアモーター(40kW/121Nm)を組み合わせたシステム総出力225kW(306ps)のパワーユニットと、容量51Ahのリチウムイオン電池を組み合わせた2.5Lプラグインハイブリッドシステムを搭載
セダンのクラウンについては、ドライバーズカーに特化した装備を配するハイブリッドの新グレードのGを設定したことが訴求点。また、既存のZグレードはより精悍な印象へと仕上げるブラックパッケージを標準で装備し、さらに販売店装着オプションとして13.2型有機EL後席ディスプレイを設定した。
パワートレインに関しては、ハイブリッドに採用するA25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(最高出力185ps/6000rpm、最大トルク22.9kg・m/4200~5000rpm)のエンジンカバーを刷新し、静粛性および操縦安定性のさらなる向上を図るとともにデザイン性を追求。組み合わせる2NM型モーター(最高出力132kW、最大トルク300Nm)とリチウムイオン電池(容量4.5 Ah)は基本的に従来を踏襲する。一方でFCEV(燃料電池)は従来と同様、FCB130型固形高分子形FCスタック(最高出力128kW)、車両トンネル下に1本、後方床下に2本配置した高圧水素タンク(充填圧力70MPa)、3KM型モーター(最高出力134kW/6940rpm、最大トルク300Nm/0~3267rpm)、リチウムイオン電池(容量4.0Ah)でシステムを構成している。
なお、クラウン エステートに関しては本年末の一部改良を予定している。
