
三菱アウトランダーPHEV・P(7名乗り)/価格:643万6100円。三菱独自の4輪駆動力制御技術を採用。最新モデルは2024年の大幅改良で駆動用バッテリーを刷新し容量を14%、トータルシステム出力を約20%アップ。EV航続距離は従来の83kmから102kmに拡大
三菱では、PHEVをコア技術として、各国の発電時CO2発生状況やユーザーニーズに合わせてモデルを展開。PHEVのほか、シティコミューターやラストワンマイル輸送のためのBEV、新興国向けのHEVといった複数の電動システムを提供している。実効的にCO2を削減できる電動車を販売地域やセグメントごとに提供していくのが基本方針だ。
走りでは、電動技術と4輪制御に注力。試乗したアウトランダーPHEVには7つものドライブモードを用意。ツインモーター4WDとブレーキ制御、さらにはABS、ASCを組み合わせて各走行モードを設定している。
現行型の登場は2021年。2024年にビッグマイナーチェンジを実施し、バッテリーとモーターの性能を向上。航続距離の伸長と出力の向上をはたした。満充電時のEV走行距離は102kmを達成。モーター出力向上にともない、従来以上に電気の力で走れるようになっており、エンジン始動頻度が低減。さらに、アクセル操作に対して滑らかに反応するように調律された。
グランドライブの試乗コースでは、パワーモードとターマックモードによる走りの違いを実感。ノーマルでも俊敏なハンドリングを楽しめるところ、ターマックモードにするとさらにシャープによく曲がるようになる。パワーモードでは高性能PHEVらしい瞬発力が楽しかった。バッテリーモードは、ドライバーの意思で電池の使い方を選択できる4種が設定されている。
走行フィールは上質。モーター走行中はもちろん、エンジンが稼働しても音の変化に気がつかない。あくまで静粛でスムーズな走りは印象的なほど。乗り心地もしなやかだ。雪道やオフロードにも強く、室内は広くて豪華。まさにオールラウンダーと呼ぶにふさわしい。
