写真で見る2023年の世界三大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間)

世界三大レースといえば、F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間耐久レース

 モータースポーツの世界で「三大レース」といえば、F1モナコGPとル・マン24時間レース、そしてインディ500を指すのが一般的。

 モナコGPはモナコ公国モンテカルロ市の市街地コースで開催。1950年にF1GPがスタートしたときから開催が続いている。1950年のF1はインディ500を含む全7戦を開催。モナコGPは第2戦として開催され、J・M・ファンジオ選手がポールポジションからスタートして、勝利を収めた。マシンはアルファロメオ・ティーポ158。なお、1950年のF1はインディ500を除き、すべてアルファロメオが優勝している。ファンジオ選手が3勝、J・ファリーナ選手が2勝。総合優勝はファリーナ選手が飾った。

 インディ500は1911年にスタートした米国最大規模、世界最大規模のレースイベント。1周2.5マイル(約4km)のハイスピードオーバルを200周で競う。最高速度は350km/hを超える。
 インディ500は予選方式が独特で、ポールポジションは予選初日に最速タイム(平均速度)をマークしたマシンに与えられる。予選2日目でこのタイムを上回ってもポールポジションにはならない。また、予選通過はドライバーではなくマシンに与えられるという点も独特だ。

 ル・マン24時間レースは今年で開催100周年を迎えた。毎年6月開催が基本だが、これは日照時間が長い夏至の前後で開催しているからだ。
 舞台となるサルト・サーキットは、一部一般公道を利用。コースは1周13.5kmを超える。最高速は300km/hを超える区間もあり、長時間・長距離にわたって高速走行を耐えられる、高い信頼性と耐久性が出場マシンに求められるタフなレースである。

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