BYDオート・ジャパンは9月25日、「深汕工場(広東省)でBYDグループとして900万台目となる新エネルギー車をラインオフした」と発表した。900万台目になったモデルは高性能BEVのYANGWANG U9(ヤンワン・ユーナイン)。BYDによれば「新エネルギー車(BEV、PHEV、FCV)の生産台数が世界で初めて900万台に到達したメーカー」だという。BYDは800万台達成の2カ月後に100万台を積み上げたことになり、無類の勢いで生産を続けている実態がわかる。
2024年9月25日、BYDは深汕工場で、BYDグループとして900万台目となる新エネルギー車をラインオフしました。この快挙を達成したモデルは、高性能なBEVスーパーカー「YANGWANG U9(ヤンワン ユーナイン)」です。
世界で初めて新エネルギー車の生産台数が900万台に達した自動車メーカーとして、BYDは中国の自動車産業に輝かしいマイルストーンを打ち立てました。800万台の新エネルギー車のラインオフから、わずか2ヶ月余りしか経っておらず、BYDが新エネルギー車の分野で驚異的なスピードで成長していることを示しています。
2024年、BYDは自動車販売で新たな記録を達成し続けています。BYDの今年上半期の新エネルギー車(乗用車)の販売台数は160.7万台に達し、世界トップの座を保っています。BYDグループの高級ブランドである「YANGWANG」は、ラグジュアリーセグメントでも着実に成果を上げています。
今回ラインオフした900万台目の新エネルギー車である「YANGWANG U9」は、中国自動車産業の最高峰ともいえる存在で、革新的な技術、極めて優れた性能、卓越した製造技術、そして最高の品質を兼ね備えています。このように「YANGWANG U9」は、BEVによるスーパーカーの新たな体験を提供するとともに、スーパーカーの世界に強い印象を刻みました。
今年の8月、「YANGWANG U9」が正式に納車を開始しました。「YANGWANG U9」は、Yi-SiFang(最新世代の四輪駆動プラットフォーム 「e4プラットフォーム」)と、云辇-X(最新世代のサスペンション システム=DiSusインテリジェント ボディ コントロール システム)という2つの核心技術に基づいており、さらに新エネルギー分野での様々な技術的ブレークスルーを実現しました。
「YANGWANG U9」の超高性能と高い品質基準を満たすため、中国深汕に専用工場を設立しました。この工場は、中国国内初の新エネルギースーパーカー専用工場です。「YANGWANG U9」は、国内初の量産モデルとしてカーボンファイバー製の車体構造部品を採用し、世界最大の単体カーボンキャビンを使用しています。このカーボンファイバーは、強度が鋼の5倍〜6倍に達します。
生産品質を確保するため、「YANGWANG U9」のカーボンキャビンは、生産工程や作業員の技術に対して厳しい基準を設けています。カーボンキャビンの生産のために、2,000平方メートルの常湿・常温のクリーンルームを特別に設置し、BYDの経験豊富な熟練工を含む高い技能を備えたスタッフを選任しています。また、「YANGWANG U9」は、すべての組立工程のスマート化を進めることで、車両一台一台の精密な組み立てを実現しています。