Honda、日本での自動運転モビリティサービス事業実現に向け、技術実証を9月中に開始

 Hondaは、GMクルーズ、ゼネラルモーターズ(GM)と共同で展開予定の日本での自動運転モビリティサービス事業に向け、自動運転技術に関する技術実証を、2021年9月中に開始すると発表した。

▲地図作成車両
▲地図作成車両

 自動運転モビリティサービスの技術実証は、栃木県宇都宮市・芳賀町で実施する。まず、自動運転車両がより安全に走行するための準備として、地図作成車両を用いた高精度地図の作成。高精度地図の準備が整い次第、自動運転車両「クルーズAV」による公道走行を通じて、⽇本の交通環境や関連法令などに合わせた自動運転技術を開発・検証する。

 技術実証においては、Hondaとクルーズが共同で開発作業に取り組むとともに、栃木県のHonda施設内に実証拠点を新設し、推進していくとしている。

▲自動運転車両「クルーズAV」(上)と自動運転モビリティサービス事業専用車両「クルーズ・オリジン」(下)
▲自動運転車両「クルーズAV」(上)と自動運転モビリティサービス事業専用車両「クルーズ・オリジン」(下)

 将来的にはクルーズ、GM、Hondaの3社が共同開発している自動運転モビリティサービス事業専用車両である「クルーズ・オリジン」を活用した自動運転モビリティサービス事業の日本国内での展開を目指しており、その事業運営は、Hondaの日本におけるモビリティサービス事業運営子会社であるホンダモビリティソリューションズ株式会社が担う予定だ。

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