いすゞ・エルフに国内小型トラック初となるスペースキャブを追加設定

いすゞが第7世代となるエルフに国内小型トラック初となるキャブ後方の室内空間を拡大した「スペースキャブ」をラインアップ。シートの後方スペースを300mm拡大するとともに、運転席・助手席のリクライニング角度を最大40度に設定。平ボディのほか、バンとダンプの架装用シャシーも用意

 いすゞ自動車は2024年1月22日、小型トラックのエルフ シリーズに国内小型トラック初となるスペースキャブを追加し、同日より発売した。車種展開は平ボディのほか、バンとダンプの架装用シャシーをラインアップ。車両価格は東京地区希望小売価格で621万1700円~(税込)に設定する。

▲いすゞ・エルフ スペースキャブ 木製平ボディ/フルフラットロー(2TG-NJR88AF) 価格:621万1700円~(東京地区希望小売価格) 全長4690×全幅1695×全高1965mm 乗車定員3名 車両総重量4455kg 最大積載量2000kg 荷台内寸法は長さ2820×幅1620×高さ380mmを確保

▲いすゞ・エルフ スペースキャブ 木製平ボディ/フルフラットロー(2TG-NJR88AF) 価格:621万1700円~(東京地区希望小売価格) 全長4690×全幅1695×全高1965mm 乗車定員3名 車両総重量4455kg 最大積載量2000kg 荷台内寸法は長さ2820×幅1620×高さ380mmを確保

 

 新たにラインアップに加わったエルフ スペースキャブは、トラックドライバーの労働環境の改善という課題に対して、いすゞがその解決の一助として、ゆとりのある室内空間を実現したことが特徴である。

▲スペースキャブのキャビン部は標準のキャビン比でシート後方スペースを300mm拡大

▲スペースキャブのキャビン部は標準のキャビン比でシート後方スペースを300mm拡大

 

 スペースキャブのキャビン部は、標準のキャビン比でシート後方スペースを300mm拡大。合わせて運転席のリクライニング角度を最大40度、助手席を同30度まで拡大し、ドライバーが作業の合間に車内でくつろぐことができるようアレンジする。また、シート後方のスペースはラゲッジスペースにもなり、精密な工具、衣類や食品など、大切な荷物を雨や汚れから守ることができる。

▲運転席のリクライニング角度を最大40度、助手席を同30度まで拡大

▲運転席のリクライニング角度を最大40度、助手席を同30度まで拡大

▲シート後方のスペースはラゲッジスペースにもなり、精密な工具、衣類や食品など、大切な荷物を雨や汚れから守ることが可能

▲シート後方のスペースはラゲッジスペースにもなり、精密な工具、衣類や食品など、大切な荷物を雨や汚れから守ることが可能

 

 肝心の荷台部にも工夫を凝らし、延長したキャブ部の底面を抉って荷台フロア面に当てることで、荷台フロア長は3115mmを達成。脚立などの長尺物も、荷台鳥居に立てかけることなく積載が可能である。また、荷台上部でも2820mmの長さを確保し、有効な積載スペースを実現した。

▲延長したキャブ部の底面を抉って荷台フロア面に当てることで、荷台フロア長は3115mmを実現。脚立などの長尺物も、荷台鳥居に立てかけることなく積載が可能

▲延長したキャブ部の底面を抉って荷台フロア面に当てることで、荷台フロア長は3115mmを実現。脚立などの長尺物も、荷台鳥居に立てかけることなく積載が可能

 

 パワートレインは標準キャブと共通で、4JZ1-TCS型2999cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式ディーゼルターボエンジン(最高出力150ps/2800rpm、最大トルク38.2kg・m/1280~2800rpm)を搭載。トランスミッションには9速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の「ISIM(アイシム、Isuzu Smooth Intelligent TransMission)」を設定している。

▲車種展開は平ボディのほか、バン(写真・上)とダンプ(同・下)の架装用シャシーをラインアップ

▲車種展開は平ボディのほか、バン(写真・上)とダンプ(同・下)の架装用シャシーをラインアップ

 

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