BMWの最上級SAV「X7」が最新のラグジュアリーデザインを纏って日本上陸

BMWのXシリーズの旗艦モデルとなるX7がマイナーチェンジ。BMWの新しいラグジュアリーフェイスの採用や最新のカーブドディスプレイの装備、Mパフォーマンスモデルへの48Vマイルドハイブリッドシステムの導入などを実施

 BMWジャパンは2022年11月15日、最上級ラグジュアリーSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)のX7を商品改良し、同日より販売を開始した。ユーザーへの納車は12月以降を予定する。

▲BMW X7 M60i xDrive 価格:8SAT1698万円 全長5170×全幅2000×全高1835mm ホイールベース3105mm 車重2610㎏ 乗車定員7/6名 WLTCモード燃費8.2km/リットル

▲BMW X7 M60i xDrive 価格:8SAT1698万円 全長5170×全幅2000×全高1835mm ホイールベース3105mm 車重2610㎏ 乗車定員7/6名 WLTCモード燃費8.2km/リットル

 

車種展開は以下の通り。

X7 xDrive40d Excellence:1339万円

X7 xDrive40d M Sport:1386万円

X7 M60i xDrive:1698万円

▲BMW X7 xDrive40d Excellence 価格:8SAT1339万円

▲BMW X7 xDrive40d Excellence 価格:8SAT1339万円

 

 今回の改良は、BMWの新しいラグジュアリーフェイスの採用や最新のカーブドディスプレイの装備、Mパフォーマンスモデルへの48Vマイルドハイブリッドシステムの導入、ダイナミックなコーナリング時に効果を発揮するエグゼクティブ・ドライブ・プロの設定などを実施したことが特徴である。

▲BMW X7 xDrive40d M Sport 価格:8SAT1386万円

▲BMW X7 xDrive40d M Sport 価格:8SAT1386万円

 

 まずエクステリアは、先に発表された7シリーズと同様、BMWのラグジュアリーモデルの新アイコンである上下2分割のツインサーキュラー&ダブルライトを採用。上部にはターンインジケーターを含むLEDデイタイムランニングライト、下部にはアダプティブマトリックス機能を配し、かつコーナリングライト機能も併せ持つLEDヘッドライトを組み込んでいる。また、BMWデザインの象徴であるキドニーグリルは存在感と力強さを主張するデザインに進化。クロームで縁取ることで高級感を強調し、合わせて暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニックグロー・キドニーグリルに刷新した。足もとに23インチの大径アロイホイールをオプション設定して、高級SAVとしてのダイナミック感を高めたこともトピックだ。一方、M SportにはMエアロダイナミクスパッケージやMバッジ(サイドパネル)、Mハイグロスシャドーライン、Mスポーツエグゾーストパイプデザイン、Mサイドシルなどを採用して、従来モデルよりもスポーティさをアップ。オプションとして、Mスポーツ・Sportブレーキ・ハイグロスブラックやブラッククロームのMスポーツ・エグゾーストパイプトリム、Mスポーツエグゾーストシステム、Mハイグロスシャドーライン・エクステンティッド(マットブラック仕様のキドニーグリルフレーム&バー)などで構成するM Sportパッケージ・プロも用意する。また、M60iはハイグロスブラック/マットブラックのダブルバー付キドニーグリルやグリル右上の新Mバッジ、Mバッジ付きエアブリーザー(ハイグロスブラック仕上げ)、Mパフォーマンス・ミラーキャップ(ブラック)、Mスポーツ・ディファレンシャル、Mスポーツ・エグゾーストシステム、ダブルデザインテールパイプなどを装備して、Mパフォーマンスモデルならではの個性を強調した。

▲クロームで縁取ることで高級感を強調し、合わせて暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニックグロー・キドニーグリルを採用

▲クロームで縁取ることで高級感を強調し、合わせて暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニックグロー・キドニーグリルを採用

▲上部にはターンインジケーターを含むLEDデイタイムランニングライト、下部にはアダプティブマトリックス機能を配し、かつコーナリングライト機能も併せ持つLEDヘッドライトを装備

▲上部にはターンインジケーターを含むLEDデイタイムランニングライト、下部にはアダプティブマトリックス機能を配し、かつコーナリングライト機能も併せ持つLEDヘッドライトを装備

▲サイドグラフィックを配した3Dデザインのリアコンビネーションランプを設定

▲サイドグラフィックを配した3Dデザインのリアコンビネーションランプを設定

▲23インチのBMW Individualライトアロイホイール Vスポーク・スタイリング914I バイカラーをオプションで用意

▲23インチのBMW Individualライトアロイホイール Vスポーク・スタイリング914I バイカラーをオプションで用意

▲M60iはMスポーツ・エグゾーストシステムやダブルデザインテールパイプなどを専用装備

▲M60iはMスポーツ・エグゾーストシステムやダブルデザインテールパイプなどを専用装備

 

 内包するインテリアは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバー側に湾曲させた最新のカーブドディスプレイを採用。また、トランスミッションのシフトレバーを廃止して全車パドルシフト化し、BMW特有の iDriveコントローラー回りをすっきりとさせることで、運転席まわりの空間を広くし、かつモダンな印象を付与する。クリスタルの質感とプリズムのきらめきが印象的なインテリアトリムには、ライトバーを内蔵した。一方、シートレイアウトは従来と同様に3列式で構成し、2/3/2名乗車の7名乗りと、2/2/2名乗車の6名乗りを設定。6名乗りの2列目にはセパレートタイプのコンフォートシートを配し、各種調整機構やアームレストを装備して乗員の快適性を高めている。また、M SportにはM専用インストルメントパネルデザイン(スポーツモード)やMレザーステアリングホイール、Mアルカンターラ・アンソラジット・ルーフライニングなどを装備した。

▲12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバー側に湾曲させた最新のカーブドディスプレイを採用。また、トランスミッションのシフトレバーを廃止して全車パドルシフト化し、BMW特有のiDriveコントローラー回りをすっきりとさせる。写真はExcellenceの内装。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバー側に湾曲させた最新のカーブドディスプレイを採用。また、トランスミッションのシフトレバーを廃止して全車パドルシフト化し、BMW特有のiDriveコントローラー回りをすっきりとさせる。写真はExcellenceの内装。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲クリスタルの質感とプリズムのきらめきが印象的なインテリアトリムにはライトバーを内蔵する

▲クリスタルの質感とプリズムのきらめきが印象的なインテリアトリムにはライトバーを内蔵する

▲手作業で生み出されるガラス仕上げによって格別の美しさと滑らかなタッチを持つクラフテッドクリスタリフィニッシュのiDriveコントローラーおよびセレクターを採用

▲手作業で生み出されるガラス仕上げによって格別の美しさと滑らかなタッチを持つクラフテッドクリスタリフィニッシュのiDriveコントローラーおよびセレクターを採用

▲シートレイアウトは3列式。写真は2/3/2名乗車の7名乗りで、シート表皮はBMW Individualフルレザーメリノ アイボリーホワイト/アトラスグレー

▲シートレイアウトは3列式。写真は2/3/2名乗車の7名乗りで、シート表皮はBMW Individualフルレザーメリノ アイボリーホワイト/アトラスグレー

▲2/2/2名乗車の6名乗りの2列目にはセパレートタイプのコンフォートシートを配備

▲2/2/2名乗車の6名乗りの2列目にはセパレートタイプのコンフォートシートを配備

▲M60iはマルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイールやM専用メーターパネル、Mロゴを配したM専用アンビエントライトバーなどを装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲M60iはマルチファンクションMスポーツレザーステアリングホイールやM専用メーターパネル、Mロゴを配したM専用アンビエントライトバーなどを装備。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲シート表皮にBMW Individual エクステンドレザーメリノ ブラックを設定

▲シート表皮にBMW Individual エクステンドレザーメリノ ブラックを設定

 

 パワーユニットはxDrive40d系グレードにシステム最高出力352ps/システム最大トルク720Nmを発揮する2992cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(340ps/700Nm)+電気モーター(9kW/200Nm)の48Vマイルドハイブリッドシステムを、M60iに48Vマイルドハイブリッドシステムを新採用したシステム最高出力530ps/システム最大トルク750Nmを発揮する4394cc・V型8気筒DOHCガソリンツインターボエンジン+電気モーター(9kW/200Nm)を搭載。トランスミッションには8速スポーツATを組み合わせ、駆動機構には前輪と後輪の駆動トルクを素早く正確に、かつ無段階に可変配分するBMW独自のインテリジェント4輪駆動システムであるxDriveを採用した。

▲xDrive40d系グレードはシステム最高出力352ps/システム最大トルク720Nmを発揮する2992cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(340ps/700Nm)+電気モーター(9kW/200Nm)の48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲xDrive40d系グレードはシステム最高出力352ps/システム最大トルク720Nmを発揮する2992cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(340ps/700Nm)+電気モーター(9kW/200Nm)の48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲M60iは48Vマイルドハイブリッドシステムを新採用したシステム最高出力530ps/システム最大トルク750Nmを発揮する4394cc・V型8気筒DOHCガソリンツインターボエンジン+電気モーター(9kW/200Nm)を搭載

▲M60iは48Vマイルドハイブリッドシステムを新採用したシステム最高出力530ps/システム最大トルク750Nmを発揮する4394cc・V型8気筒DOHCガソリンツインターボエンジン+電気モーター(9kW/200Nm)を搭載

 

 足回りに関しては、オートマチックセルフレベリングコントロール付4輪アダプティブエアサスペンションを標準装備。サスペンションへのエアの供給はホイールごとに個別に調整し、あらゆる速度域で常に最適な車高を提供して、快適かつ安全なハンドリングを実現する。また、ハンドリング性能を向上させる電動パワーステアリングのインテグレイテッド・アクティブステアリングや、アンチロールスタビライザーを最適化して俊敏性とハンドリング精度を高めるエグゼクティブ・ドライブ・プロ、直進走行時の快適性向上に寄与するアクティブ・ロール・スタビライザーなど、最新のテクノロジーを精力的に組み込んだ。

▲オートマチックセルフレベリングコントロール付4輪アダプティブエアサスペンションを標準装備。あらゆる速度域で常に最適な車高を提供して、快適かつ安全なハンドリングを実現する

▲オートマチックセルフレベリングコントロール付4輪アダプティブエアサスペンションを標準装備。あらゆる速度域で常に最適な車高を提供して、快適かつ安全なハンドリングを実現する

 

 先進安全装備についても最新世代のシステムを導入し、高性能3眼カメラ&レーダーや高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した最先端の運転支援システムのドライビング・アシスト・プロフェッショナルを標準で装備。また、時速35km以下で車両が直前に前進したルート最大200mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能なリバース・アシスト・プロフェッショナル機能を配備したパーキング・アシスト・プロフェッショナルや、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキ操作が不要なパーキング・マニューバ・アシスト(駐車経路自動誘導)機能を備えたパーキング・サポート・プロフェッショナル、高速道路での渋滞時にドライバーをサポートするハンズオフ機能付き渋滞運転支援システムなどを採用する。ほかにも、バージョンアップしたBMWコネクテッド・ドライブやBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント(AI音声会話システム)を装備して利便性を高めている。

 

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