4度のF1ワールドチャンピオン「セバスチャン・ベッテル」の昆虫ホテルを山田みつばち農園で間近に見ることができる!3月12日に寄贈式実施

 3月12日(火)、三重県の鈴鹿サーキットに設置されていた昆虫の新しい生息地となる「昆虫ホテル」が山田養蜂場に寄贈されたことをうけ、岡山県の山田みつばち農園で寄贈式が行われた。

生物多様性への関心を高めることを目的としたプロジェクトの一端「昆虫ホテル」

▲生物多様性への関心を高めることを目的としたプロジェクトの一端「昆虫ホテル」

 鈴鹿サーキットに設置されていた昆虫の新しい生息地となる「昆虫ホテル」は、4度のF1世界チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル氏が、生物多様性への関心を高めることを目的に立ち上げた『Buzzin’ Corner』の一環として行われていたプロジェクトだ。

 蜂などの昆虫の新しい生息地となる昆虫ホテルを制作し、2023年9月に鈴鹿サーキットの2コーナーに11基設置された。

 セバスチャン・ベッテル氏は、ドイツ出身の元F1ドライバー。ご存じのとおり、2010年、2011年、2012年、2013年のF1ドライバーズチャンピオンを獲得し、史上最年少ドライバーズチャンピオン・史上最年少優勝をはじめ、F1シーンにおいて数々の「最年少記録」を樹立している。

セバスチャン・ベッテル

▲セバスチャン・ベッテル氏 ©OREL-COMMUNICATION.COM / V5 PROJECTS

 3月12日(火)に株式会社山田養蜂場へ8基寄贈され、寄贈式にはセバスチャン・ベッテル氏の担当コミュニケーション&マーケティング・ディレクターのブリッタ・ロースケ氏や、寄贈に協力する国際環境NGOグリーンピース・ジャパンの吉野良子氏が参加した。

 ベッテル氏は式で公開された動画で、「これからいらっしゃるお客様にも昆虫ホテルと触れ合い、この重要なテーマについて詳しく学ぶ機会を提供したいと考えています。 さらに、山田養蜂場の研究員は、花粉媒介昆虫と生物多様性のさらなる研究のためにこの昆虫ホテルを使用する予定です。最高の拠点を与えてくれた鈴鹿サーキットとF1、グリーンピース、そして山田養蜂場に感謝します。私はこのプロジェクトの進展にとても興奮しており、近い将来、岡山の昆虫ホテルを訪れることを楽しみにしています。」とメッセージを寄せた。

 式後は、参加者が一緒に巣箱に昆虫が棲めるように穴を開けた木片や藁、竹筒などを入れて完成させた。

セバスチャン・ベッテル氏が寄贈した昆虫ホテル

▲セバスチャン・ベッテル氏が寄贈した昆虫ホテル

 ベッテル氏は、生物多様性を守ることを目的に、鈴鹿サーキットに2023年9月に設置した昆虫ホテルをより多くの人に知ってもらい、生物多様性について研究できるようにするため、寄贈先を探していた。その際に、世界55以上の国と地域で環境保護活動を行っている「国際環境NGOグリーンピース」経由で、山田養蜂場に声がかかったという。

 養蜂業を営みながら、これまで自然環境保護活動を積極的に行ってきた実績や、多数の昆虫ホテルを自然の中で有効に活用できるだけでなく、観光施設の「山田みつばち農園」で多くの観光客たちに昆虫ホテルの存在を通じて生物多様性の問題を知ってもらえるということが今回の寄贈につながった。

左から 由村公彦氏、ブリッタ・ロースケ氏、山田紘子氏、吉野良子氏

▲左から由村公彦氏、ブリッタ・ロースケ氏、山田紘子氏、吉野良子氏

■山田みつばち農園について
所在地:岡山県苫田郡鏡野町塚谷785-1
TEL:0868-54-5515
URL:https://www.mitsubachi-nouen.com/
アクセス:中国自動車道 院庄ICより国道179号線を奥津方面に北上(約20分)
駐車場:普通車50台 バス5台(無料) ※冬場は積雪にご注意ください。

■「Buzzin’ Corner」プロジェクトについて
URL:https://sebastianvettel.de/en/sustainability/

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