TRD、新型 "YARIS Cup Car(ヤリス カップカー)" コンプリート⾞両発売

 TRDブランドでモータースポーツ活動および競技⽤部品の供給を⾏う株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、“YARIS Cup Car”を発表・発売致した。

▲「YARIS Cup Car」ユーザーが好みに合わせて変更可能なシートやホイール等は廉価仕様の装備に抑えてある
▲「YARIS Cup Car」ユーザーが好みに合わせて変更可能なシートやホイール等は廉価仕様の装備に抑えてある

“YARIS Cup Car”は 2021 年より開催予定の“TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup”への参戦⾞両として開発されたコンプリート⾞両だ。これまでトヨタ ヴィッツ/トヨタ 86 をベースとして提供している“Racing”シリーズからのコンセプトはそのままに、レース参戦に必要となるロールケージ等の⾼コストな装備をリーズナブルにパッケージ化した。そのため。ユーザーが好みに合わせて変更可能なシートやホイール等は廉価仕様の装備に抑えてある。

 先代“Vitz GR SPORT “Racing” Package”より設定を開始した CVT ⾞両は⾶躍的なパフォーマンスアップを実現。開発時のテストでは、2ペダルドライブの強みを活かした MT⾞両にも劣らない⾛⾏性能を確認済だとしている。※1

※1 弊社テストドライバーによる開発⾞両⾛⾏結果。ラップタイム・⾛⾏場所については開発情報につき⾮公開。

▲エンジンオイルクーラー(CVT ⾞︓空冷式)
▲エンジンオイルクーラー(CVT ⾞︓空冷式)

 ベース⾞のパフォーマンスアップに伴い、CVT/MTの両仕様に最適化されたエンジンオイルクーラーを標準装備、安定的にレーシングスピードでの周回⾛⾏が可能な冷却性能を発揮する。MT⾞⽤はコンパクトな⽔冷式を採⽤、安全マージンを確保する。

▲エンジンオイルクーラー(MT ⾞︓⽔冷式)
▲エンジンオイルクーラー(MT ⾞︓⽔冷式)

 サスペンションはシリーズとして初めて※2 リヤ側に減衰調整機構を設けた専⽤チューニングサスペンションセットを標準装備、ドライバビリティを向上させると共に、⾛⾏スタイルに合わせたセットアップが可能となっている。

※2 歴代 Racing シリーズを含むワンメイクレース⽤弊社コンプリート⾞両中にて初採⽤。

▲専⽤チューニングサスペンションセット。リヤ側には14段の減衰調整⽤ダイヤルを設定
▲専⽤チューニングサスペンションセット。リヤ側には14段の減衰調整⽤ダイヤルを設定

 架装メーカーオプションに“TOYOTA GAZOO Racing Recorder(トヨタ ガズー レーシング レコーダー)”※3 を設定、⾞両情報と⾛⾏軌跡を統合記録し、サーキット⾛⾏での更なるタイムアップに活⽤可能だ。

※3 トヨタ⾃動⾞純正⽤品(ご参考︓https://toyotagazooracing.com/jp/gr/grparts/recorder/)。弊社にてロールケージ装着前取付。

▲TOYOTA GAZOO Racing Recorder(写真は当該車両とは異なります)
▲TOYOTA GAZOO Racing Recorder(写真は当該車両とは異なります)

 専⽤設計のインパネ⾮貫通式ロールケージは、基本構造6点と運転席/助⼿席にサイドバー付。乗⾞定員に変更無し(5 名)を実現。JAF国内競技⾞両規則「スピード B」および「スピード SA」適合し、上記規則の求める最⼩パイプ径(Φ35mm)を上回るΦ40mm の設計としており、安全性を確保。

▲ロールケージ(6 点式+サイドバー)
▲ロールケージ(6 点式+サイドバー)

 販売について、2020 年 12 ⽉ 11 ⽇(⾦)より全国トヨタ販売店にて発売する。保証は、架装部分について保証を受けられる期間は、⾞両がカスタマーに引き渡された⽇から1年間となる。ただし、その期間内でも⾛⾏距離が 20,000 ㎞までとなる。なお、レース、ラリー等による過酷な⾛⾏、エンジンの過回転、過積載等に起因する不具合については保証されない。※4

※4 レース、ラリー等への使⽤以降は保証が消滅致します。

YARIS Cup Car ⽤ページ
https://www.trd-motorsports.jp/yariscupcar/

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