フェラーリとそのオーナー達がCovid-19との戦いに100万ユーロを寄付。モデナの医療組織を支援

 フェラーリは、コロナウィルスの大流行に対抗する活動の一環として、イタリア・モデナ州の医療組織を支援する募金活動を立ち上げた。フェラーリオーナーから寄せられた金額と同額を上乗せして寄付する。

1.jpg▲フェラーリとそのオーナー達がCovid-19との戦いに100万ユーロを寄付。モデナの医療組織を支援

 フェラーリと共にこの活動に取り組んでいるのは、過去にフェラーリが企画するドライブツアー、カヴァルケードに所有する跳ね馬のステアリングを握って参加したことのある全世界の大勢のオーナー達だ。またフェラーリは顧客からの全寄付金と同額を寄付する。活動開始からわずか数日で、早くも寄付金は 100万ユーロに達した。今後の数週間でさらに増える見込みだ。

 最初の寄付金は、エンツォ・フェラーリ生誕の地であるモデナに直ちに寄付された。 イタリア国民医療制度の地域医療施設、Azienda Unità Sanitaria Locale(AUSL)において、 Covid-19の感染者の治療やこの感染症に対抗するための医薬品や医療機器の購入に当てられる。

 寄付金の一部は遠隔医療の拡充にも使われる。これは、スマートフォンやタブレットとBluetooth経由で接続した機器を使い、Covid-19に感染した疑いのある市民の症状を遠隔でモニタリングできるシステムのことだ。既にAUSLモデナでは、フェラーリの寄付によって神経障害を患う人々が暮らす州内の介護施設で、ウィルス検査で陽性となった患者を対象にこの技術を活用している。

 また、フェラーリは先日、AUSLモデナに救急車を寄付。この車両は救急医療 の現場でCovid-19関連の多くの患者のために、日夜フルに活用されている。 フェラーリでは、全世界の大勢の顧客の善意に支えられながら、具体的な支援を素早く地域社会に届ける活動を現在の緊急事態が続く限り、さらに検討していく。

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