CO2削減と省資源化に貢献するタイヤ軽量化の新技術「Enliten(エンライトン)」を開発

 株式会社ブリヂストンは、車両のハンドリングなどの運動性能、タイヤライフに繋がる摩耗性能を維持しながら、タイヤ重量を軽量化する事で、タイヤの転がり抵抗を大幅に低減できる新技術「Enliten(エンライトン)」を開発したと発表した。

2019090301-J-image01[1].jpg▲タイヤ起因によるCO2排出量を約30%削減することを可能にするブリヂストンの新技術「Enliten」

 この技術は、3次元形状の革新サイプによるパターンブロック挙動最適化及び、最新シミュレーション技術を活用した接地形状最適化により、運動性能とタイヤライフを維持しながら、タイヤに使用する部材を削減することで、従来の乗用車用タイヤに比べて、約20%の軽量化、転がり抵抗を約30%低減※1を可能にする。

 自動車などの産業界においてもグローバル規模の課題となっている「地球温暖化や資源枯渇」「環境面」といった問題。加えて欧州では自動車から排出されるCO2を削減するために、自動車メーカーに対してより厳しいCO2削減目標が設定されている。

「Enliten」は、タイヤ革新技術として、「省資源化」と「転がり抵抗の低減」により、ガソリン車の走行時にタイヤ起因によるCO2排出量を約30%削減することを可能にし、電気自動車の1回の充電で走行できる距離(航続距離)を延ばすことを通じて環境負荷低減とモビリティ社会に貢献する。

※1 タイヤサイズ225/40R18にて比較し、日本自動車タイヤ協会(JATMA)『タイヤのLCCO2算定ガイドライン』 ver.2に準じたもの。

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