【本格ヨンクがカッコいい!】「BFグッドリッチ」はオフロードタイヤの創造者。最新モデルはオールラウンド性能が向上!

BFグッドリッチはオフロードタイヤの創造者。1976年に初代RadialオールテレインT/Aを発売し、「オールテレーン」というカテゴリーを提案した。最新モデルはタフさと共にオールラウンド性能も向上

BFグッドリッチはオフロードタイヤの創造者。1976年に初代RadialオールテレインT/Aを発売し、「オールテレーン」というカテゴリーを提案した。最新モデルはタフさと共にオールラウンド性能も向上

【九島辰也の視点】カスタマイズはタイヤからスタートがベスト

九島さん

 最近は本格ヨンクのランクル250とジムニーシリーズを街でひんぱんに見かける。となると、マイカーに個性を持たせたくなるのは必至。カスタムが重要なポイントになる。とはいえ、よくわからないまま周囲に流されるようにパーツを取り付けたり、ブランドを選んだりしてはダメ。カスタムにはコンセプトが必要だし、もっといえばセンスが重要な要素となる。

ジムニー

 では何から手をつけたらいいのか? その答えがタイヤ&ホイール。足元のドレスアップがカスタムの第一歩となる。もっといえば、タイヤだけでも大丈夫。最近は純正サイズのオフロードタイヤも増えている。そこからスタートする手はあるだろう。

 ということで、スポットライトを当てたいのがBFグッドリッチ。老舗中の老舗だ。オフロードタイヤにある「A/T(オールテレーン)」や「M/T(マッドテレーン)」というカテゴリーはそもそもこのブランドの呼称である。そのくらい業界の中心に位置するメーカーなのだ。なので、性能はもちろん見た目がいいのはご承知の通り。近年はよりオンロードに振った「T/T(トレイルテレーン)」を用意し、われわれの要求に応えてくれている。

 また、王道A/TにもKO3と呼ばれる進化版が登場。乗り心地の向上や静粛性のアップを果たした。となれば、鬼に金棒。見た目にゴッツイオフロードタイヤでありながら何も我慢することはない。ブランドバリューと高性能のオフロードタイヤがあなたの愛車を引き立てるはずだ。

【BFグッドリッチ 山田寿一の視点】「本格ヨンク」にとってタイヤは重要なチューニングパーツです!

日本ミシュランタイヤ BFグッドリッチ・ブランドマネージャー

日本ミシュランタイヤ BFグッドリッチ・ブランドマネージャー

 BFグッドリッチは、1870年にベンジャミン・フランクリン・グッドリッチによって設立された老舗タイヤメーカーです。技術革新を礎に数々のチャレンジをしてきました。1895年にゴム産業初の実験施設を開設し、翌96年にアメリカ初の空気入り自動車タイヤWintonを販売。1903年にアメリカ大陸を東から西に横断した初の自動車(Ford Model-A)に装着されたタイヤはBFグッドリッチ製でした。

 オフロードの分野では1976年に初代Radial All-Terrain T/Aを発売。“オールテレーン”というカテゴリーを創造しました。さらに1980年には初代Radial Mud-Terrain T/Aを発売。より逞しい“マッドテレーン”というカテゴリーも生み出しました。

 BFグッドリッチはモータースポーツにも積極的に参戦しています。2022年にはSCORE Bajaで通算100勝目となる総合優勝を飾り、ダカール・ラリーでも16回の優勝を達成しています。ちなみにBFグッドリッチは1988年にミシュラン・グループの取り扱いブランドになりました。

イメージ

 一般的にタイヤは、“溝が減ってから交換する”アイテムですが、本格ヨンクにとって、カッコよさとパフォーマンスを大幅に引き上げるチューニングパーツと考えていいでしょう。

 大型のブロックパターンで構成したその力強いデザインは、ヨンクの足元をワイルドに引き立てます。ホワイトレターモデルであれば、ファッション性はさらに高まります。またヨンクはキャンプなど、大自然のふところに入れることが魅力ですが、オフロードにはタイヤのサイドウォールを傷つける石などが存在します。しかしオフロードタイヤなら安心。サイドウォールを頑丈に仕上げていますので、バーストの心配が大幅に減少します。もちろん路面をしっかりと掴むパターンにより、走破性も抜群。通常の雪道も想定した設計ですので、オールシーズンで楽しめます。

 ワイルドなルックスですが、最新の設計手法により、BFグッドリッチの製品は、オンロードでも快適に仕上げていますのでご安心ください。

オールテレーンT/A KO3は、カスタマイズのファーストステップとして最適なチョイス。ランクル250やジムニーの純正サイズも設定。開発には日本チームも参加し幅広い路面状況に対応する

オールテレーンT/A KO3は、カスタマイズのファーストステップとして最適なチョイス。ランクル250やジムニーの純正サイズも設定。開発には日本チームも参加し幅広い路面状況に対応する

 現在、本格オフロード車用のAll-Terrain T/A KO3、All-Terrain T/A KO2、Mud-Terrain T/A KM3、そしてSUV用のTrail-Terrain T/Aの4タイプを用意しています。中でもKO3は開発に日本チームも参加し、日本の使用状況を考慮したタイヤに仕上がっています。LT195/80R15というジムニー・シエラ純正サイズも設定しているのもポイントです。ぜひBFグッドリッチとともに、個性的なカーライフを楽しんでいただければと考えています。

マッドテレーンT/Aはゴツゴツしたブロックが生み出す機能美と走破性を追求。岩も泥も、がっちりと掴むグリップ力は圧巻。レーシングスペックの強靭なタイヤ構造の持ち主。全サイズがブラックレター

マッドテレーンT/Aはゴツゴツしたブロックが生み出す機能美と走破性を追求。岩も泥も、がっちりと掴むグリップ力は圧巻。レーシングスペックの強靭なタイヤ構造の持ち主。全サイズがブラックレター

トレイルテレーンT/Aはオンロードとオフロードのパフォーマンスを両立。乗用車規格と肉厚のゴムでオンオフ性能をバランスさせた。ドライ/ウエット/雪道の優れたグリップ力が魅力。ドレスUP効果も抜群

トレイルテレーンT/Aはオンロードとオフロードのパフォーマンスを両立。乗用車規格と肉厚のゴムでオンオフ性能をバランスさせた。ドライ/ウエット/雪道の優れたグリップ力が魅力。ドレスUP効果も抜群

 

雑誌『CAR and DRIVER』連動記事

CAR and DRIVER (2025年11月号)のご紹介

  • 巻頭企画【本格ヨンクがカッコいい!】トヨタ・ランドクルーザー250/300/70+スズキ・ジムニー/ジムニーノマド/ジムニーシエラ+ランドローバー・ディフェンダー+メルセデス・ベンツGクラス+ボルボEX30クロスカントリー+トヨタRAV4+三菱デリカD:5+SUBARUフォレスター+日産エクストレイル+カスタムコンプリートの世界+ヨンク用タイヤガイド
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