いすゞとUDトラックスが共同開発した新型トラクタヘッドが公開

「走れ走れ~ いすゞのトラック~♪」に「UDのトラック~♪」が加わる! いすゞとUDトラックスが共同開発した新型トラクタヘッド「ギガ」と「クオン」が登場

 いすゞ自動車とUDトラックスは2023年3月29日、共同開発した新型トラクタヘッド「いすず・ギガ」と「UDトラックス・クオン」を発表し、各々の販売網で4月4日より発売した。

▲いすゞとUDトラックスが共同開発した新型トラクタヘッド「いすず・ギガ」(写真・奥)と「UDトラックス・クオン」(同・手前)が発表

▲いすゞとUDトラックスが共同開発した新型トラクタヘッド「いすず・ギガ」(写真・奥)と「UDトラックス・クオン」(同・手前)が発表

 

 新型トラクタヘッドは、2021年4月にUDトラックスがいすゞグループ入りしてから初めて共同開発した商品で、いすゞ・ギガのトラクタヘッドとしては第3世代、UDトラックス・クオンのトラクタヘッドとしては第2世代のマイナーチェンジモデルに当たる。いすゞとUDトラックスは共同開発において、両社の高い技術ノウハウを持ち寄ってエンジンのダウンサイジングにより高い積載効率を追求したほか、運転操作性の向上や安全装備の拡充などを実施して、ドライバー不足や労働環境の改善といった社会課題の解決を目指した。

▲新型トラクタヘッドは2021年4月にUDトラックスがいすゞグループ入りしてから初めて共同開発した商品となる。フロントマスクを差異化して、それぞれの個性を主張

▲新型トラクタヘッドは2021年4月にUDトラックスがいすゞグループ入りしてから初めて共同開発した商品となる。フロントマスクを差異化して、それぞれの個性を主張

 

 また、現時点で両社は合わせて国内400拠点を超える商用車サービス網を展開しており、今後もより幅広くユーザーの稼働をサポートしていくと宣言。また、国内外部品倉庫の相互活用、補給部品の共同配送・購買、海外事業の強化を目的に共同オフィスをシンガポールに開所するなど、協業の深化を図っていくという。

▲いすゞ・ギガ4×2トラクタ(2RG-EK5DAB) 全長5620×全幅2490×全高3362mm ホイールベース3200mm 車重6820kg(標準仕様時 Calculated under standard spec type) 最大積載量(第5輪荷重)1万1500kg 乗車定員2名

▲いすゞ・ギガ4×2トラクタ(2RG-EK5DAB) 全長5620×全幅2490×全高3362mm ホイールベース3200mm 車重6820kg(標準仕様時 Calculated under standard spec type) 最大積載量(第5輪荷重)1万1500kg 乗車定員2名

▲UDトラックス・クオンGK 4×2トラクタ(2PG-GK6DAB) 全長5620×全幅2490×全高3362mm ホイールベース3200mm 車重6850kg(標準仕様時 Calculated under standard spec type) 最大積載量(第5輪荷重)1万1500kg 乗車定員2名

▲UDトラックス・クオンGK 4×2トラクタ(2PG-GK6DAB) 全長5620×全幅2490×全高3362mm ホイールベース3200mm 車重6850kg(標準仕様時 Calculated under standard spec type) 最大積載量(第5輪荷重)1万1500kg 乗車定員2名

▲パワートレインにはGH11TD型1万836cc直列6気筒ディーゼルターボエンジン(最高出力460ps/1700rpm、最大トルク229kg・m/1200rpm)+ESCOT-Ⅵトランスミッション(写真)とGH13TC型1万2777cc直列6気筒ディーゼルターボエンジン(最高出力530ps/1431~1700rpm、最大トルク265kg・m/990~1431rpm)+ESCOT-Ⅶトランスミッションを設定

▲パワートレインにはGH11TD型1万836cc直列6気筒ディーゼルターボエンジン(最高出力460ps/1700rpm、最大トルク229kg・m/1200rpm)+ESCOT-Ⅵトランスミッション(写真)とGH13TC型1万2777cc直列6気筒ディーゼルターボエンジン(最高出力530ps/1431~1700rpm、最大トルク265kg・m/990~1431rpm)+ESCOT-Ⅶトランスミッションを設定

 

 UDトラックス本社(埼玉県上尾市)で催された発表会では、いすゞの南真介取締役専務執行役員が「UDトラックスがいすゞグループ入りしてから、相互に理解を深め、新しい価値を創造しようとする風土が醸成され続けています。協業を深化させていくことで、物流課題の解決に貢献し、“運ぶ”の未来を加速させてまいります」とコメント。また、いすゞの大平隆専務執行役員は「いすゞには小型・中型・大型、そしてバスまで幅広い商品ラインアップがあり、それらをご利用いただいているユーザーの様々なニーズや使い方についての知見があります。今後も両社の強みを持ち寄り、効率的な開発を通じて、ユーザーにソリューションを提供してまいります」と語る。そしてUDトラックスのダグラス・ナカノ開発部門シニアバイスプレジデント兼最高技術責任者は「いすゞグループの一員となることで、13年ぶりに6×4をUDトラックスの商品ラインアップにカムバックさせることができました。今後も、いすゞグループの一員として、魅力的な大型車の開発を進めてまいります」と力説した。

▲いすゞとUDトラックスは協業を深化させていくことで、物流課題の解決に貢献し、“運ぶ”の未来を加速させていくという

▲いすゞとUDトラックスは協業を深化させていくことで、物流課題の解決に貢献し、“運ぶ”の未来を加速させていくという

 

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