マツダが匠塗の第4弾となる「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を発表

マツダが独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」による新しい特別塗装色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を開発。今後発売するラージ商品群や既存ラインアップの商品への導入を予告

 マツダは2022年11月15日、独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」による新しい特別塗装色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」の開発を発表した。

▲マツダが独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」の第4弾となる「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を発表。デザインイメージは「最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような赤」

▲マツダが独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」の第4弾となる「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を発表。デザインイメージは「最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような赤」

 

 マツダは「カラーも造形の一部」という思想に基づき、デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」のダイナミックかつ繊細な面構成を際立たせるカラー開発に力を入れ、熟練職人が手塗りしたような精緻で高品質な塗装を量産ラインで実現するマツダ独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI」を創出。すでに第1弾のソウルレッドプレミアムメタリック、第2弾のマシーングレープレミアムメタリック、第3弾のロジウムホワイトプレミアムメタリックをリリースしており、今回のアーティザンレッドプレミアムメタリックはその第4弾となる。

「熟練した職人によって創り上げられた赤」という意味を表すアーティザンレッドプレミアムメタリックは、第1弾のソウルレッドプレミアムメタリックの誕生から10年の節目を迎えるにあたり、匠塗の進化の集大成として、マツダを象徴するカラーの1つである赤の世界観の幅を拡げる目的で開発される。デザインイメージは「最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような赤」。光の当たるハイライト部ではきめ細かく透明感のある赤が鮮やかに光る一方で、基調となるシェード部ではしっかりと深みと濃厚さを演出するハイコントラストな表現で、造形の強さと美しさを際立たせた。

▲アーティザンレッドプレミアムメタリックの塗膜構成

▲アーティザンレッドプレミアムメタリックの塗膜構成

 

 また、アーティザンレッドプレミアムメタリックは既存のソウルレッドクリスタルメタリックと同様、クリア層、透過層、反射・吸収層の三層のみで構成し、優れた意匠性と環境負荷低減を両立する。さらに、透過層にはソウルレッドクリスタルメタリックで採用した人間が最も赤みを感じる高彩度顔料を用い、一方で反射・吸収層にはロジウムホワイトプレミアムメタリックに採用したアルミフレークをより平滑かつ等間隔に並べる技術と、マシーングレープレミアムメタリックでシェード部の表現に用いた漆黒顔料を改良して採用。匠塗の10年間で培った技術を組み合わせることで、強い反射によるハイライト部の鮮やかさと、しっかりとした光の吸収によるシェード部の濃厚さを表現し、透明感と熟成した深みの融合を実現した。

 

 なお、アーティザンレッドプレミアムメタリックは今後発売するラージ商品群および既存ラインアップの商品に設定する予定である。

 

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