DSブランドの第4のモデルとなる新型DS4がワールドプレミア。欧州での発売は本年第4四半期を予定

まさにアヴァンギャルド! 斬新なSUVクーペのスタイルを纏った新型DS4が世界初公開。プラグインハイブリッドの「E-テンス」も設定

 グループPSAは2021年2月3日(現地時間)、DSブランドのCセグメントに位置する新型クロスオーバーモデルの「DS4」をオンライン発表した。

▲DSブランドの第4のモデルで、Cセグメントに位置する新型クロスオーバーモデルのDS4。基本骨格には70%あまりを新規設計もしくは専用部品で構成した進化版のEMP2プラットフォームを採用する
▲DSブランドの第4のモデルで、Cセグメントに位置する新型クロスオーバーモデルのDS4。基本骨格には70%あまりを新規設計もしくは専用部品で構成した進化版のEMP2プラットフォームを採用する

 旗艦SUVのDS7クロスバック、プレミアムコンパクトSUVのDS3クロスバック、ラグジュアリーサルーンのDS9に続くDSオートモビルの新世代モデル第4弾として登場したDS4は、70%あまりを新規設計もしくは専用部品で構成した進化版のEMP2(Efficient Modular Platform 2)プラットフォームをベースに、個性的かつ革新的なSUVクーペのスタイリングやシームレスで人間工学に基づいたデジタルインテリア、最新のエンジニアリングを駆使した独自の電動化などを採用したことが特徴である。DS4を名乗るモデルとしては、2010年に登場したシトロエンDS4から単独ネームのDS4に連なる第1世代が2018年に販売を中止して以来、3年ぶりの復活だ。

▲エクステリアは2020年2月に発表されたコンセプトカーの「DSエアロスポーツラウンジ」からインスパイアを受けてデザインした
▲エクステリアは2020年2月に発表されたコンセプトカーの「DSエアロスポーツラウンジ」からインスパイアを受けてデザインした

 まずエクステリアは、2020年2月に発表したコンセプトカーの「DSエアロスポーツラウンジ(DS AERO SPORT LOUNGE)」からインスパイアを受けてデザインされる。基本プロポーションはエアロダイナミクスを最大限に重視したうえで、スポーティかつ筋肉質な5ドアハッチバック形状のSUVクーペのスタイルを構築。ボディサイズは全長4400×全幅1830×全高1470mm/ホイールベース2700mmで仕立てた。

▲DS MATRIX LED VISIONシステムを採用したスリムで切れ長な形状のヘッドランプや2列のLEDで構成されたデイタイムランニングライト、三次元構成の立体的なフロントグリルなどによって最新のDSモデルらしい印象的なフェイスを演出
▲DS MATRIX LED VISIONシステムを採用したスリムで切れ長な形状のヘッドランプや2列のLEDで構成されたデイタイムランニングライト、三次元構成の立体的なフロントグリルなどによって最新のDSモデルらしい印象的なフェイスを演出

 各部のアレンジにも徹底してこだわる。フロント部はDS MATRIX LED VISIONシステムを採用したスリムで切れ長な形状のヘッドランプや2列のLEDで構成されたデイタイムランニングライト(左右計98個のLEDを内蔵)、三次元構成の立体的なフロントグリル、長いエンジンフードなどによって最新のDSモデルらしい印象的なフェイスを実現。一方でサイドビューは、フラッシュフィッティングのドアハンドルに彫刻的な造形の面構成、足もとを引き立てる大径ホイール(“トール&ナロー”の19インチホイールのほか、エアロインサート付きの20インチホイールを設定)などを採用して、流麗さとスポーティなイメージを両立させる。そしてリアセクションは、ルーフから流れるように急角度で落ち込むエナメルスクリーンプリント入りリアウィンドウやDSオートモビルのバッジが備わったグロスブラックのCピラー、エッジを利かせたリアフェンダー、レーザーエンボス加工を施した立体的な視覚効果を持つ新世代ライトシグネチャーなどを組み込んで存在感あふれる後ろ姿を創出した。

▲足もとには“トール&ナロー”の19インチホイールのほか、エアロインサート付きの20インチホイール(写真)を設定
▲足もとには“トール&ナロー”の19インチホイールのほか、エアロインサート付きの20インチホイール(写真)を設定
▲DSオートモビルのバッジを備えた彫刻的なグロスブラックのCピラーを採用
▲DSオートモビルのバッジを備えた彫刻的なグロスブラックのCピラーを採用
▲スポーティかつ筋肉質な5ドアハッチバック形状のSUVクーペのスタイルを構築。ボディサイズは全長4400×全幅1830×全高1470mm/ホイールベース2700mmに設定
▲スポーティかつ筋肉質な5ドアハッチバック形状のSUVクーペのスタイルを構築。ボディサイズは全長4400×全幅1830×全高1470mm/ホイールベース2700mmに設定

 ボディカラーについては、新色のカッパーゴールドとラッカーグレーのほか、クリスタルパール、プラチナムグレー、レッドベルベッド、パールホワイト、ペルラネラブラックという計7色をラインアップしている。

▲ボディカラーは新色のカッパーゴールド(写真)とラッカーグレーのほか、クリスタルパール、プラチナムグレー、レッドベルベッド、パールホワイト、ペルラネラブラックという計7色をラインアップする
▲ボディカラーは新色のカッパーゴールド(写真)とラッカーグレーのほか、クリスタルパール、プラチナムグレー、レッドベルベッド、パールホワイト、ペルラネラブラックという計7色をラインアップする

 内装するインテリアは、DSならでのこだわりのデザインと素材を、最新デジタル技術とシームレスに融合させたことが訴求点だ。インタラクティブやコンタクトといったゾーンに分けたインターフェースにはパリの精緻な伝統模様クル・ド・パリ(多数のピラミッドが連なっているように刻まれた文様)を施したうえで、センター部のサーベルにエアコンとDS AIR(インビジブル・エアベント)のコントロールを集中配置。上部にはインフォテインメントシステムのDS IRISシステムを司る10インチ高解像度ディスプレイを組み込む。また、DS IRISシステムと連動した5インチのタッチスクリーンDS SMART TOUCHとオートマチックトランスミッションのコンパクトなコントローラーDS E-TOGGLEをセンターコンソールにレイアウト。フロントガラスの4m先のドライバー視線に沿って対角21インチ相当の画面に速度やナビゲーション、警告メッセーシなどのデータを表示するDS EXTENDED HEAD-UP DISPLAYも設定した。

▲DSならでのこだわりのデザインと素材を、最新デジタル技術とシームレスに融合させたインテリア。センター部のサーベルにエアコンとDS AIR(インビジブル・エアベント)のコントロールを集中配置。上部にはインフォテインメントシステムのDS IRISシステムを司る10インチ高解像度ディスプレイを組み込む
▲DSならでのこだわりのデザインと素材を、最新デジタル技術とシームレスに融合させたインテリア。センター部のサーベルにエアコンとDS AIR(インビジブル・エアベント)のコントロールを集中配置。上部にはインフォテインメントシステムのDS IRISシステムを司る10インチ高解像度ディスプレイを組み込む
▲フロントガラスの4m先のドライバー視線に沿って対角21インチ相当の画面に速度やナビゲーション、警告メッセーシなどのデータを表示するDS EXTENDED HEAD-UP DISPLAYを新採用
▲フロントガラスの4m先のドライバー視線に沿って対角21インチ相当の画面に速度やナビゲーション、警告メッセーシなどのデータを表示するDS EXTENDED HEAD-UP DISPLAYを新採用

 内装の仕様としてはペブルグレーのグレインレザーやブラウンアッシュのウッドを用いた2トーンタイプのほか、クリオロブラウン・ナッパレザーのウォッチストラップ・シートやブラウンアッシュウッドのトリムを採用したOPERAインテリア、アルカンターラで覆ったダッシュボード/ドア/センターコンソールや格子状パターンが入ったバサルトブラック・ファブリック&アルカンターラ表皮の高密度フォームシート、ゴールド&カーマインの専用ステッチ、下部にフォージドカーボンの装飾を施したステアリングホイールなどを装備したパフォーマンスラインを用意。一方、ラゲッジスペースは430リットルの容量を確保し、利便性を高めるハンズフリー電動テールゲートも装備した。

▲クリオロブラウン・ナッパレザーのウォッチストラップ・シートやブラウンアッシュウッドのトリムを採用したOPERAインテリア
▲クリオロブラウン・ナッパレザーのウォッチストラップ・シートやブラウンアッシュウッドのトリムを採用したOPERAインテリア
▲ゴールド&カーマインの専用ステッチや下部にフォージドカーボンの装飾を施したステアリングホイールなどを装備するパフォーマンスラインを設定
▲ゴールド&カーマインの専用ステッチや下部にフォージドカーボンの装飾を施したステアリングホイールなどを装備するパフォーマンスラインを設定

 パワーユニットに関しては、“PureTech”1.2リットル直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンの130ps仕様、“PureTech”1.6リットル直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンの180ps仕様と225ps仕様、“BlueHDi”1.6リットル直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジンの130ps仕様のほか、180psを絞り出す“PureTech”1.6リットル直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンに81kW(110ps)を発生するモーターとリチウムイオンバッテリー(12.4kWh)を組み合わせ、システム総出力225psを発揮するプラグインハイブリッドの「E-テンス(E-TENSE)」を設定する。トランスミッションはいずれのユニットも改良版のEAT8(電子制御8速AT)を採用し、前輪を駆動。E-テンスのゼロエミッションモード(EV走行)での航続距離は最大50km以上(WLTPモード)を実現した。

▲180psを絞り出す“PureTech”1.6リットル直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンに81kWを発生するモーターとリチウムイオンバッテリー(12.4kWh)を組み合わせ、システム総出力225psを発揮するプラグインハイブリッドの「E-テンス(E-TENSE)」を設定
▲180psを絞り出す“PureTech”1.6リットル直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンに81kWを発生するモーターとリチウムイオンバッテリー(12.4kWh)を組み合わせ、システム総出力225psを発揮するプラグインハイブリッドの「E-テンス(E-TENSE)」を設定
▲E-テンスのゼロエミッションモード(EV走行)での航続距離は最大50km以上(WLTPモード)を実現する
▲E-テンスのゼロエミッションモード(EV走行)での航続距離は最大50km以上(WLTPモード)を実現する

 走行面に最新技術を鋭意盛り込んだ点も見逃せない。まず足回りには、新開発のDSアクティブスキャンサスペンションをセットする。この新システムでは、フロントガラスに装着したカメラで前方の路面を常時ハイスピードスキャンして、これから通過する路面の凹凸を識別。4つの姿勢センサーと3つの加速度センサーを介して4輪のショックアブソーバーの減衰力をリアルタイムで最適に電子制御し、常にフラットで快適な乗り心地と卓越した静粛性、さらに走行安定性を保ち続ける仕組みだ。次に安全運転支援システムに関しては、DS DRIVE ASSIST 2.0へのアップデートを実施する。アダプティブクルーズコントロールにはセミオートの追い越し、コーナーでの速度調整、道路標識からの速度予測という3つの機能を追加。ステアリングホイールには、ドライバーがつねにコントロール可能か否かを判断するためのグリップセンサーを組み込んだ。また、フロントグリルに配した赤外線カメラが最大200m先までの歩行者や動物を検知し、デジタルインストルメントパネルもしくはDS EXTENDED HEAD-UP DISPLAYに前方の状況をグレースケールで表示しながら進路上に進入するリスクのあるターゲットをハイライトしてドライバーに知らせるDSナイトビジョンを新たに設定している。

▲4つの姿勢センサーと3つの加速度センサーを介して4輪のショックアブソーバーの減衰力を路面状況に即してリアルタイムで最適に電子制御するDSアクティブスキャンサスペンションを設定
▲4つの姿勢センサーと3つの加速度センサーを介して4輪のショックアブソーバーの減衰力を路面状況に即してリアルタイムで最適に電子制御するDSアクティブスキャンサスペンションを設定
▲フロントグリルに配した赤外線カメラが最大200m先までの歩行者や動物を検知し、前方の状況をグレースケールで表示しながら進路上に進入するリスクのあるターゲットをハイライトしてドライバーに知らせるDSナイトビジョンを用意
▲フロントグリルに配した赤外線カメラが最大200m先までの歩行者や動物を検知し、前方の状況をグレースケールで表示しながら進路上に進入するリスクのあるターゲットをハイライトしてドライバーに知らせるDSナイトビジョンを用意

 なお、DS4の欧州市場での発売は本年第4四半期となる見込みで、DS4/DS4クロス/DS4パフォーマンスラインの3つのバージョンを用意。日本への導入も計画中で、発売時期や車両スペックなどは後日アナウンスする予定である。

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