フォルクスワーゲンが年内に日本発売予定の電気自動車「ID.4」のティーザーキャンペーンを開始

フォルクスワーゲンの日本におけるEV攻勢がいよいよ本格化。年内に発売予定の電気自動車「ID.4」の製品特徴を説明するティーザーサイトを開設。ドイツフェスティバル2022では右ハンドルの実車を披露

 フォルクスワーゲン ジャパンは2022年10月5日、年内に発売予定の電気自動車「ID.4」の製品特徴を説明するティーザーサイトと、フォルクスワーゲン ブランドによる2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みについて紹介する「Way to ZERO」ポータルサイトを開設。また、10月7日~10日に横浜赤レンガ倉庫で開催されたドイツフェスティバル2022において右ハンドルのID.4を日本で初めて参考展示した。

▲フォルクスワーゲンID.4 Pro Launch Edition 全長4585×全幅1850×全高1640mm ホイールベース2770mm フォルクスワーゲンの電気自動車の日本第1弾。発売は年内を予定

▲フォルクスワーゲンID.4 Pro Launch Edition 全長4585×全幅1850×全高1640mm ホイールベース2770mm フォルクスワーゲンの電気自動車の日本第1弾。発売は年内を予定

 

 フォルクスワーゲンはEV専用プラットフォームのMEBを採用した電気自動車をID.シリーズとしてラインアップ。CセグメントのハッチバックのID.3や、CセグメントのクロスオーバーSUVモデルのID.4、クーペSUVのID.5、DセグメントSUVのID.6、ミニバンのID.Buzzなどをリリースしている。このなかで日本第1弾となるモデルが、2021年に全世界で約12万台が販売され、フォルクスワーゲンによる最も人気の高い国際戦略BEVに位置するID.4となるわけだ。

▲従来の内燃機関エンジン車のディテールを巧みに取り入れてフォルクスワーゲンらしいルックスを維持しながら、先進的なデザインのアイテムや空力特性に優れるエアロフォルムなどを採用して、精悍かつ親しみやすいクロスオーバーSUVのスタイリングに仕立てる

▲従来の内燃機関エンジン車のディテールを巧みに取り入れてフォルクスワーゲンらしいルックスを維持しながら、先進的なデザインのアイテムや空力特性に優れるエアロフォルムなどを採用して、精悍かつ親しみやすいクロスオーバーSUVのスタイリングに仕立てる

 

 ID.4のエクステリアは、従来の内燃機関エンジン車のディテールを巧みに取り入れてフォルクスワーゲンらしいルックスを維持しながら、先進的なデザインの前後LEDライトや新造形のアルミホイール、空力特性に優れるエアロフォルムなどを採用して、精悍かつ親しみやすいクロスオーバーSUVのスタイリングを創出。ボディサイズは全長4585×全幅1850×全高1640mm/ホイールベース2770mmと、国産BEVの代表格である日産アリアの全長4595×全幅1850×全高1655mm/ホイールベース2775mmとほぼ同クラスで仕立てている。

▲デジタルメータークラスターのナセル右側に配したシフトおよびパーキングブレーキスイッチや、フローティンパターンのセンターコンソール、大画面の高精細センターインフォメーションディスプレイなどの先進機構を装備

▲デジタルメータークラスターのナセル右側に配したシフトおよびパーキングブレーキスイッチや、フローティンパターンのセンターコンソール、大画面の高精細センターインフォメーションディスプレイなどの先進機構を装備

 

 内包するインテリアも、内燃機関エンジン車から乗り換えても違和感のない、実用的で機能性にあふれるキャビン空間を演出したうえで、デジタルメータークラスターのナセル右側に配したシフトおよびパーキングブレーキスイッチや、フローティンパターンのセンターコンソール、大画面の高精細センターインフォメーションディスプレイといった先進機構を配備。新採用のパノラマガラスルーフの効果で、室内の開放感も満点だ。タンカラーのダッシュパネルやドアトリムを採用して室内の上質感を高めたことも、ID.4のトピックである。

 駆動用のリチウムイオンバッテリーをホイールベース間のフロア下に配した効果で、広いラゲッジルームを実現した点も見逃せない。容量は後席使用時で543リットル、後席を倒した場合で1575リットルを確保。また、後席シートバックには分割可倒機構も内蔵した。

▲ラゲッジ容量は後席使用時で543リットル、後席を倒した場合で1575リットルを確保

▲ラゲッジ容量は後席使用時で543リットル、後席を倒した場合で1575リットルを確保

 

 パワートレインに関しては、リアアクスルにモーターを搭載して後輪を駆動。今回披露されたPro Launch Editionは最高出力150kW (204ps)/4621~8000rpm、最大トルク310Nm/0~4261rpmを発生するモーターを搭載し、総電力量77.0kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせて、一充電航続距離がWLTCモードで561km、交流電力量消費率がWLTCモードで153Wh/kmを実現する。また、発売時には最高出力125kW(170ps)、最大トルク310Nmを発生するモーターを搭載し、総電力量52.0kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせて、一充電航続距離がWLTCモ-ドで388kmとなるLite Launch Editionも設定される予定だ。

▲リアアクスルにモーターを搭載して後輪を駆動。Pro Launch Editionは最高出力150kW (204ps)/最大トルク310Nmを発生するモーターを搭載し、総電力量77.0kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせる

▲リアアクスルにモーターを搭載して後輪を駆動。Pro Launch Editionは最高出力150kW (204ps)/最大トルク310Nmを発生するモーターを搭載し、総電力量77.0kWhのリチウムイオンバッテリーと組み合わせる

▲Pro Launch Editionは一充電航続距離がWLTCモードで561km、交流電力量消費率がWLTCモードで153Wh/kmを実現

▲Pro Launch Editionは一充電航続距離がWLTCモードで561km、交流電力量消費率がWLTCモードで153Wh/kmを実現

 

 充電については、Pro Launch Editionが急速充電(94kW)で0~80%までを約42分、普通充電(6kW)で満充電までを約13時間でこなす。一方、Pro Launch Editionよりリチウムイオンバッテリーの総電力量の小さいLite Launch Editionは、急速充電(94kW)で0~80%までを約36分、普通充電(6kW)で満充電までを約9時間でこなすという。

▲Pro Launch Editionは急速充電(94kW)で0~80%までを約42分、普通充電(6kW)で満充電までを約13時間でこなす

▲Pro Launch Editionは急速充電(94kW)で0~80%までを約42分、普通充電(6kW)で満充電までを約13時間でこなす

 

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