ハイブリッドシステムを採用したVWの旗艦SUVの高性能バージョン「トゥアレグR」が本国で初公開!

システム総出力は462psを発生! VWのRモデルとして初のプラグインハイブリッドシステムを搭載した「トゥアレグR」がワールドプレミア

 独フォルクスワーゲンは3月3日(現地時間)、ジュネーブ・モーターショー2020の中止に伴い、同ショーで発表予定だった新型「トゥアレグR(Touareg R)」のプロトタイプをオンラインストリーミング配信で発表した。

VW Touareg R 1.jpg▲新型VWトゥアレグR パワーユニットには最高出力340ps(250kW)を発生する2995cc・V型6気筒DOHC直噴ガソリンターボのTSIエンジンと136ps(100kW)を絞り出す電気モーターを搭載。システム総出力は462ps(340kW)/700N・mを誇る

 VWのRモデルとして初のPHEVモデルであり、またVW車のなかではゴルフとパサートに続く第3のPHEVモデルとなる新型トゥアレグRは、基本骨格にPHEVシステムの搭載に合わせて改良を図った「MLBevo」プラットフォームを採用する。肝心のパワーユニットには最高出力340ps(250kW)を発生する2995cc・V型6気筒DOHC直噴ガソリンターボのTSIエンジンと、136ps(100kW)を絞り出す電気モーターを搭載。トランスミッションは専用セッティングの8速ティプトロニックを組み合わせ、駆動機構にはトルセン式センターデファレンシャルを備えた電子制御式4WDの「4MOTION」を採用する。システム総出力は462ps(340kW)/700N・mを誇り、電動モード(E-Mode)での最高速度は140km/h、ガソリンエンジンが始動した際の最高速度は250km/h(速度リミッター作動)を達成。また、駆動用バッテリーには容量14.1kWhのリチウムイオン電池を搭載し、通勤や買い物など日常域での走行パターンであれば電動モードのみでカバーできる性能を実現した。

VW Touareg R 2.jpg▲駆動用バッテリーには容量14.1kWhのリチウムイオン電池を搭載し、通勤や買い物など日常域での走行パターンであれば電動モードのみでカバーできる性能を実現した

 エクステリアについては、スポーティかつ精悍に仕立てたR専用ボディキットや20インチの大径アルミホイール(オプションで21インチまたは22インチのアルミホイールを用意)、IQマトリックスヘッドライトとブラック塗装グリルを組み合わせたフロントマスク、各所に配した"R"バッジなどが特徴。発表されたプロトタイプは、ラピスブルーと称するR社のシンボルカラーで外装を彩る。一方、インテリアは12インチのデジタルパネルと15インチのインフォテインメントタッチスクリーンを配したインパネにピアノブラック加飾を施したダッシュボード/センターコンソール/ドアパネル、"R"ロゴをヘッドレストに刺繍したレザーシートなどを採用したことが訴求点。また、ブルーのアクセントカラーを随所に取り入れて、Rモデルならではの個性を主張する。最新の安全運転支援システムやコネクティッド機能なども豊富に設定した。

VW Touareg R 3.jpg12インチのデジタルパネルと15インチのインフォテインメントタッチスクリーンを配したインパネにピアノブラック加飾を施したダッシュボード/センターコンソール/ドアパネルを装備する

 なお、トゥアレグRの市販バージョンの発売は2020年後半になる予定。日本への導入は現在のところ未定である。

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