メルセデス・ベンツが4ドアクーペのCLAとステーションワゴンのCLAシューティングブレークに初の電気自動車となる「with EQ Technology」をラインアップ。新プラットフォーム「Mercedes-Benz Modular Architecture(MMA)」を採用したうえで、リアアクスルに永久磁石同期モーターを配した新世代の電動パワートレインを搭載。一充電走行距離は最大で771kmを実現
メルセデス・ベンツ日本は2026年7月29日、スタイリッシュな4ドアクーペの新型CLAとステーションワゴンの新型CLAシューティングブレークに電気自動車の「with EQ Technology」を設定し、同日より日本での予約受注を開始した。

▲メルセデス・ベンツCLA250+ with EQ Technology 価格:775万円 全長4725×全幅1835×全高1470mm ホイールベース2790mm 車重2040㎏ 乗車定員5名 交流電力量消費率(WLTCモード)132Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)771km 写真はAMGラインパッケージ装着車で、ボディカラーはMANUFAKTURパタゴニアレッド(メタリック)
車種展開は以下の通り。
■CLA(C174)
CLA200 with EQ Technology:668万円
CLA250+ with EQ Technology:775万円
■CLAシューティングブレーク(X174)
CLA200シューティングブレーク with EQ Technology:691万円
CLA250+シューティングブレーク with EQ Technology:798万円
なお、同車は国および地方自治体が推進するクリーンエネルギー自動車(CEV)導入支援制度の対象車両に指定されており、国の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の令和7年度補正予算において98万円の補助金額が支給され、合わせて各自治体などの優遇制度も受けられる。

▲メルセデス・ベンツCLA200シューティングブレーク with EQ Technology 価格:691万円 全長4725×全幅1835×全高1475mm ホイールベース2790mm 車重2040㎏ 乗車定員5名 交流電力量消費率(WLTCモード)134Wh/km 一充電走行距離(WLTCモード)513km 写真はAMGラインパッケージ装着車で、ボディカラーはポーラーホワイト(ソリッド)
CLA初となる電気自動車の「with EQ Technology」は、新プラットフォーム「Mercedes-Benz Modular Architecture(MMA)」を導入したうえで、リアアクスルに永久磁石同期モーターを配した新世代の電動パワートレインを搭載して後輪を駆動。モーターはCLA250+ with EQ Technologyが最高出力200kW/5750~1万rpm、最大トルク335Nm/0~5365rpmを、CLA200 with EQ Technologyが最高出力165kW/5000~7900rpm、最大トルク335Nm/0~4500rpmを発生する。また、発進時の力強い加速と高速巡航時の優れた効率性を両立する2速トランスミッションと、CLA250+ with EQ Technologyで総電力量85.5kWh、CLA200 with EQ Technologyで総電力量58kWhを確保したニッケル・マンガン・コバルト系セルのリチウムイオンバッテリーを採用。さらに、水回路を経由しないダイレクトな空気式(エアサイド)構造を導入し、電動パワートレインの排熱、バッテリーの熱、外気という3つのエネルギー源を同時に効率よく活用するマルチソースヒートポンプや、ブレーキブースター、マスターシリンダー、ESP制御などをコンパクトなモジュールに統合したワンボックスブレーキシステム、回生ブレーキから摩擦ブレーキへの切り替わりをドライバーに意識させることなく、常に一貫して安定した自然なブレーキ操作感を提供するブレーキ・バイ・ワイヤ技術などを組み込む。一充電走行距離はCLA 250+ with EQ Technologyが771km、CLA250+シューティングブレーク with EQ Technologyが755km、CLA200 with EQ Technologyが525km、CLA200シューティングブレーク with EQ Technologyが513kmを実現した。充電に関しては、6.0kWまでのAC普通充電とDC急速充電(CHAdeMO規格)に対応。電気自動車をより快適に、安心して使用するためのプログラムとして、保証プログラム「EQケア」と公共充電サービス「MB.CHARGE Public」も用意している。

▲リアアクスルに永久磁石同期モーターを配した新世代の電動パワートレインを搭載。モーターはCLA250+ with EQ Technologyが200kW/335Nmを、CLA200 with EQ Technologyが165kW/335Nmを発生

▲水回路を経由しないダイレクトな空気式(エアサイド)構造を採用し、電動パワートレインの排熱、バッテリーの熱、外気という3つのエネルギー源を同時に効率よく活用するマルチソースヒートポンプを採用。充電に関しては6.0kWまでのAC普通充電とDC急速充電(CHAdeMO規格)に対応
エクステリアについては、メルセデス・ベンツのデザイン思想である“Sensual Purity(官能的純粋)”を電動化とデジタル時代にふさわしく進化させ、エモーショナルでありながら高い空力特性を感じさせる、流麗でモダンなスタイリングに仕立てたことがトピック。伸びやかなホイールベース、低く流れるルーフライン、ショートオーバーハングが織りなすプロポーションにより、CLAならではの美しさをさらに研ぎ澄ませる。空力性能も重視し、ボディ全体の滑らかな造形をはじめ、フロントまわりの最適化、シームレスドアハンドル、空力処理を施したアンダーボディなどにより、空気抵抗係数(Cd値)は0.21を達成した。
各セクションのデザインも徹底してこだわる。フロント部は142個のLEDで表現したスターパターンを配するイルミネーテッドメルセデス・ベンツ パターンパネルを装備して、より先進的で洗練されたマスクを演出。また、LEDヘッドライトおよびLEDリアコンビネーションランプにはスリーポインテッドスターをモチーフとしたライトシグネチャーを組み込んで個性を強調した。さらに、フレームレスドアやシームレスドアハンドル、空力性能にも配慮したリアディフューザー形状など、機能性と造形美を高次元で融合させる。そして、足もとには新造形の18インチアルミホイール(R32)を標準で装備し、AMGラインパッケージ選択時には19インチAMGアルミホイール(RRD)を装着。いずれも空力性能に配慮したデザインとすることで、先進的でスポーティな印象をいっそう高めた。
ボディサイズは全長4725(AMGラインパッケージ装着車4730)×全幅1835×全高1470~1475mm/ホイールベース2790mmに設定。ボディカラーは初設定のアクアミント(ソリッド)、ジェットブラック(ソリッド)、クリアブルー(メタリック)、MANUFAKTURアルペングレー(ソリッド)のほか、ポーラーホワイト(ソリッド)、コスモスブラック(メタリック)、ハイテックシルバー(メタリック)、MANUFAKTURパタゴニアレッド(メタリック)という計8色をラインアップしている。
内装に関しては、“日本庭園”に着想を得た、本質的なものだけを残すというデザイン思想のもと、複雑な造形を削ぎ落とし、象徴的なデジタルエレメントを際立たせた、ミニマルで先進的なキャビンスペースへと進化させる。具体的には、厳選した印象的な先進的要素を際立たせることで、このクラスにおける新しいラグジュアリー空間を提供。インテリア全幅に広がるMBUXスーパースクリーン(有償オプション)、立体的に仕立てたドアセンターパネル、そして前方へ伸びるセンターコンソールには浮遊感のあるフローティングデザインを採用し、軽やかでモダンな室内レイアウトを創出した。また、MBUXスーパースクリーン自体は大きなガラス面の下にディスプレイを一体的に配置し、インテリアに先進的な印象を付与。両端にはジェットエンジンを想起させる丸型エアアウトレットを配し、機能性と造形美を巧みに融合させる。さらに、ドアセンターパネルやセンターコンソールも浮いているように見える造形とすることで、室内全体に軽快さと奥行きのある表情を与えた。センターコンソール自体は2層構造とし、上段には立体感のあるトリム面に加え、カップホルダーやワイヤレスチャージング機能を配備する。そして、ステアリングには新しいマルチファンクションステアリングを採用。左右のスイッチパネルは静電容量式とし、ステアリング表面にシームレスに統合することで、最新世代のメルセデス・ベンツらしいデジタルな操作性を実現している。
フロントウィンドウフレームから後方までシームレスに広がるセンターブレースのない一体型固定式ガラスルーフの大型パノラミックルーフを初採用した点も見逃せない。上方への視界を大きく確保することで、室内にいっそうの開放感と明るさをもたらすとともに、従来モデルと比べてよりゆとりのあるヘッドルームを実現。また、熱線を遮る合わせガラスに加え、外側に赤外線フィルム、内側にLowEコーティングを施して、日射や熱の影響を効果的に低減させた。
内装色はブラック(レザーARTICO/ファブリック)を標準で採用。また、AMGラインパッケージ選択時にはブラック(レザーARTICO/MICROCUT)とブラック/クリーンホワイトパール(レザーARTICO/MICROCUT)を選択可能とする。さらに、インテリアトリムは標準仕様にアンスラサイトアノダイズドルックインテリアトリムを、AMGラインパッケージにライトブラッシュドアルミニウムインテリアトリムを組み合わせた。
機能面では、メルセデス・ベンツが自社開発したオペレーティングシステム「MB.OS」と、第4 世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)を採用したことが訴求点。生成AIを活用した音声操作や情報検索、インフォテインメント、安全運転支援機能などをシームレスにつなぎ、よりインテリジェントな体験を実現する。また、OTA(無線ソフトウェアアップデート)にも対応し、購入後も継続的な機能向上を可能とした。さらに、Googleとメルセデス・ベンツが提携して開発した新世代のナビゲーションを導入。Googleの地図データとMercedes-Benz独自のUI/UXの制御を統合したハイブリッド型のナビゲーションによって、より精度の高い、渋滞状況や周辺施設の情報を得ることできる。
優れた積載性を確保したことも訴求点で、リアのラッゲジスペースはCLAで405リットル、CLAシューティングブレークで455~1290リットルの容量を確保。また、フロントには容量101リットルのトランクを設置している。

▲内装はこれまでの造形的なインテリア表現から一歩進んだ、ミニマルで先進的なキャビンスペースへと進化。インテリア全幅に広がるMBUXスーパースクリーンや立体的に仕立てたドアセンターパネルなどを配備する。機能装備として最新のオペレーティングシステム「MB.OS」と、第4世代のMBUXを採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲内装色はブラック(レザーARTICO/ファブリック)を標準で採用。AMGラインパッケージにはブラック(レザーARTICO/MICROCUT)と写真のブラック/クリーンホワイトパール(レザーARTICO/MICROCUT)を設定し、前席にはスポーツシートを配備
新世代の安全運転支援システム「MB.DRIVE」および「MB.DRIVE ASSIST」を採用した点も見逃せない。8つのカメラ、5基のレーダー、12個の超音波センサーに加え、高性能なコンピュータを導入し、車両周囲の状況を正確に把握して先進的な運転支援および駐車支援機能を支える。機能としては、実際の道路映像に進行方向や案内情報を重ねて表示するMBUXサラウンドナビゲーションや、高速走行から渋滞時までステアリングに手を添えているだけでスピードを調整して前走車との最適な距離を維持するディスタンスアシスト・ディストロニック、一般道や高速道路においてカメラで速度標識や横断歩道の交通標識を認識してドライバーに表示・警告を行い、安全運転をサポートするトラフィックサインアシスト、約60km/h以上での走行時に車線を検知してステアリング補正によるハンドル操作をアシストするレーンキーピング機能、前方車両との距離が不十分である場合にドライバーに警告するブレーキアシスト、約30km/h以上での走行時に斜め後方の死角にいるクルマに気づかずに車線変更しようとすると片側ブレーキ制御により進路を補正して危険回避をサポートするブラインドスポットアシストプラス、約35km/h以下での走行時に車両前方もしくは後方の縦列・並列駐車スペースを検出してドライバーに選択された駐車スペースへの駐車および出庫をサポートするパーキングアシスト、自車を見下ろすような映像やワイドアングル表示など多様なカメラビューを提供して駐車時や見えにくい出口などで安心感を高める360°カメラシステムなどを配備した。また、高電圧バッテリーのハウジングを車体構造の一部としてクラッシュコンセプトに統合し、衝突時の保護性能を向上。さらに、8つの要素で構成する多段階の高電圧保護コンセプトを導入し、万一の事故後にも乗員、通報者、救助作業者に対して電気コンポーネントに起因する危険が生じないよう設計している。

▲新世代の安全運転支援システム「MB.DRIVE」および「MB.DRIVE ASSIST」を採用。8つのカメラ、5基のレーダー、12個の超音波センサーに加え、高性能なコンピュータを導入し、車両周囲の状況を正確に把握して先進的な運転支援および駐車支援機能を支える
なお、メルセデス・ベンツ日本はCLAおよびCLAシューティングブレークwith EQ Technologyの登場を記念した特別仕様車「Launch Edition」を本年9月以降に発売すると予告している。
