「軽井沢モーターギャザリング2025 AUTUMN」に集った魅力的な名車たち

ポルシェ911専門のレストモッド・ブランド、シンガー・ビークル・デザインが手がけた逸品。964ボディの911をベースにすべてを「理想の姿」にモデファイ。そのクラフトマンシップあふれる完成度は圧巻

ポルシェ911専門のレストモッド・ブランド、シンガー・ビークル・デザインが手がけた逸品。964ボディの911をベースにすべてを「理想の姿」にモデファイ。そのクラフトマンシップあふれる完成度は圧巻

初秋の高原に名車が集結。そこには名車と趣味人が織りなす特別な時間が流れていた

 9月初旬の週末、「軽井沢モーターギャザリング2025」が開催された。2023年から行われているイベントで、クラシックカーを中心に様々なジャンルのクルマが展示される。

 このイベントの特徴は芝生にクルマを並べること。まるでペブルビーチのゴルフ場を中心として行われるモントレーモーターウィークのようなイメージだ。また、軽井沢ショッピングプラザという場所もグッド。周りをブランドショップが囲むことでエレガントな雰囲気を漂わせる。それでいて、レストランはもちろんキッチンカーもある。気軽にホットドッグにかぶり付くのは悪くない。芝生に並ぶクラシックカーを眺めながらのホットドッグこそ、まるで西海岸のカーショーのようだ。

シンガーリア

シンガー室内

シンガー正面

 驚いたのは、そこにシンガーがいたこと。あのポルシェ964をカーボンやアルミを用いてコンテンポラリーに仕上げたブランドだ。3億とか5億円とかのプライスタグが付くモデルはそう易々と拝むことはできない。

アルピナ

 また、今回コンクルールデレガンスの審査員を拝命したが、そのテーマは「ドイツ車」。メルセデス・ベンツとBMW、ポルシェなどのスペシャルなモデルが揃った。その中で大賞を獲ったのは1974年型BMW 3.0CSi。ノーマルのままキレイな状態がキープされていた。ピラーが細くてガラスエリアが広い佇まいはじつにエレガントである。

 個人的に気になったのはアルピナB7ターボ。なんたって今年はアルピナが創業家の手から離れるオリジナルアルピナとしての最後の年。学生時代からアルピナに憧れてきた身としては「何か賞を」と思い立ってしまった。ということで、他の審査員とも話し、急遽特別賞を用意してもらうことにした。
 ともあれ印象的なモデルの数々を、まずはご覧いただきたい。

ポルシェ

BMW

VW

M1

ベンツ

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