トヨタほか3社、Ha:mo RIDEの走行データを活用した実証実験を9月9日から開始

 豊田市つながる社会実証推進協議会(以下、本協議会)に参画するトヨタ自動車株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、およびユーピーアール株式会社の3社はSDGs未来都市・豊田市とともに、超小型EV「コムス」を使用したシェアリングサービス「Ha:mo RIDE(ハーモ ライド)」の走行データを活用した実証実験を9月9日から10月13日まで豊田市内で実施する。

01_1(UpPhoto)(auto_scale)(Level1)(x3.000000).jpg▲超小型EV「コムス」100%電気自動車で最高速度60km/h、JC08モード燃費57km。普通免許で運転が可能(ヘルメット不要)

 本実証実験は、豊田市で運営されているHa:mo RIDEの走行データを活用し、利用者の安全運転意識向上や事故発生時の安心感提供の実現性を検証するものだ。

20190718_01_01_jp.jpg▲走行データを活用した運転意識の向上

 具体的には走行データを活用して、本実証実験に同意し参加したHa:mo RIDE会員の安全運転を5段階で評価し、安全運転をした会員に次回利用料金への充当や、とよたエコポイント※1・PeXポイント※2への交換が可能なHa:moポイントをプレゼントする。安全運転をするほどメリットのある仕組みを構築し、利用者の安全運転意識の向上を目指して実験を行う。

※1 様々な分野での環境配慮行動に対して発行される豊田市独自の制度。貯めたポイントは豊田市指定ごみ袋やトイレットティシュなど様々な商品と交換することが可能
※2 ポイント交換サービスPeX(ペックス)から発行され、お好みのサービスや現金、電子マネー、マイレージに交換することが可能

20190718_01_02_jp.jpg▲衝突検知時のHa:moあんしんコール

 またHa:mo RIDE会員、および一時的にHa:mo RIDEを利用する観光客が運転している際、車両が大きな衝撃(自力走行が困難と思われる程度の衝撃)を検知すると自動的に自動通報受信デスクに通知。登録された利用者の電話番号に運営会社から「Ha:moあんしんコール」を実施し、万が一の際の安心感の提供を目指して実験を行う。

 今後も本協議会では地域課題の解決を通じて、誰もが安全・安心で快適に移動できる仕組みづくりへ挑戦していく。

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