TOYOTAのサブスク「KINTO ONE」のラインアップ拡充。ルーミー・タンクは月額39,600円から。中古車版のトライアルも開始

 トヨタが株式会社KINTOと立ち上げた、愛車サブスクリプションサービス「KINTO ONE」のラインアップにTOYOTAブランド8車種を追加し、2020年1月15日*1から提供を開始すると発表した。また、「KINTO ONE」に新たにLEXUSブランド8車種を追加し、2020年1月15日から提供を開始する*2。

*1 ヤリスは時期、価格ともに未定
*2 LS、ES、IS、RCは2020年2月から

10.jpg▲KINTO ONE 契約期間中に1車種に乗ることができるサブスクリプションサービス

 「KINTO」は、トヨタが世界各地で展開するカーシェアやライドシェア(乗り合い)のサービスの名称で、「KINTO」という名前は、中国の古典文学『西遊記』に登場する「筋斗雲(きんとうん)」からとられており、必要な時にすぐに現れ、思いのままに移動できるという意味が含まれている。

 KINTOブランドの一つ「KINTO ONE」は、本年7月にスタートした月々の定額支払いで愛車に乗れるサブスクリプションプランだ。全国の販売店とウェブサイトで展開しており、トヨタは現在更なる知名度アップをめざしている。

7.jpg▲KINTO FLEX 契約期間中に複数車種を乗り継ぐことができるサブスクリプションサービス

「KINTO ONE」、「KINTO FLEX」は、頭金が不要なことに加え、車両代や任意保険、自動車税、登録諸費用、車両のメンテナンスがサービスにパッケージ化されている。特に、月額料金に任意保険も含まれているため、若年層のユーザーなど初めてクルマに乗り始める人や、増車を検討している人に魅力的なサービスといえる。

 今回KINTO ONEの車種ラインアップが、従来の15車種から31車種に拡大され(TOYOTAブランド8車種、LEXUSブランド8車種を追加)、ユーザーがより幅広い選択肢を広げられるようになった。

1_2.jpg▲トヨタ ルーミー(月額39,600円~税込)

2.jpg▲トヨタ タンク(月額39,600円~税込)

■TOYOTAブランド車
パッソ(月額32,780円~)、ルーミー(月額39,600円~)、タンク(月額39,600円~)、カローラ(月額46,750円~)、カローラツーリング(月額47,850円~)、カムリ(月額74,250円~)、ランドクルーザー(月額88,000円~)、ヤリス(時期、価格未定)

■LEXUSブランド車
2020年1月 追加車種
LX(月額198,000円~)、RX(月額101,200円~)、NX(月額86,900円~)、UX(月額74,800円~)
2020年2月 追加車種
LS(月額236,500円~)、RC(月額128,700円~)、ES(月額125,400円~)、IS(月額108,900円~)

また、2020年以降に展開する新たなサービスは以下の通り。

KINTO FLEXの全国展開開始

 「KINTO SELECT」の名称を「KINTO FLEX」に変更し、2020年2月下旬から全国展開を開始する。対象車種は従来通り、ES、IS、RC、RX、NX、UXの6車種となる。また、以下の2プランを新しく設定した。

■「KINTO FLEX 3年3台プラン」
3年間で3台のLEXUSブランド車に、1年ごとに乗り換える。価格は、月額176,000円(税込)。雪寒地パッケージ*3も選択可能(税込みで月額44,000円)

■「KINTO FLEX 3年6台プラン」
3年間で6台のLEXUSブランド車に、半年ごとに乗り換え
価格は、月額198,000円(税込)

「KINTO FLEX 3年3台プラン/KINTO FLEX 3年6台プラン」から「KINTO ONE」(LEXUSブランド車)への乗り換え、「KINTO FLEX 3年3台プラン」「KINTO FLEX 3年6台プラン」間の乗り換えの場合、中途解約金は発生しない*4
*3 スタッドレスタイヤ/ホイールセット及び寒冷地仕様が含まれ車種に設定がある場合は4WD仕様となります
*4 乗り換えには一定の条件がございます

KINTO ONEの法人受付開始
 リースでのクルマの所有を希望する法人のニーズに応えるべく、KINTO ONEの法人受付を2020年1月15日から開始する。主なメリットとして、任意保険が含まれる等、従来のKINTO ONEのメリットはそのままに利用することが可能だ*5。また、月額利用料を賃貸借処理できる場合には、全額経費として損金算入できる。
*5 中途解約時の条件が一部異なる場合あり

中古車版KINTO ONE
 若い人に少しでもクルマに乗ってもらう機会を作りたいという想いのもと、中古車版KINTO ONEを構想中としている。2020年1月下旬からトライアルを開始予定としている。

KINTOのグローバル展開
 フランス・イタリアをはじめとする欧州、タイやインドネシアをはじめとするアジアの一部で展開中。また、各地域で展開しているモビリティサービスのブランド名称を「KINTO」で順次統一。具体的には、6つのモビリティサービス名称を規定する。

11.jpg▲モビリティサービスのブランド名称を「KINTO」で順次統一。具体的には6つのモビリティサービス名称を規定

KINTO ONE:契約期間中に1車種に乗ることができるサブスクリプションサービス
KINTO FLEX:契約期間中に複数車種を乗り継ぐことができるサブスクリプションサービス
KINTO JOIN:通勤時などの相乗りカープールサービス
KINTO SHARE:会員間でレンタカーも含む特定のクルマを共同で利用するカーシェアリングサービス
KINTO RIDE:複数人を相乗りさせるライドシェアリングサービス
KINTO GO:お客様のニーズに合わせて複数の交通機関を組み合わせ、移動ルートの選択肢を提示するマルチモーダルサービス

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