Kia PBVジャパン(韓国・起亜)がBEVミニバン&カーゴを携えて日本で販売を開始した

 Kia PBVジャパンは5月、BEVのPV5パッセンジャー(乗用車)とPV5カーゴ(商用車)を発売した。Kia(起亜)は韓国の自動車メーカーで、現在はヒョンデ・グループの一員であり、2025年の販売実績はグローバルで313万台に達している。2026年の販売目標は335万台を掲げる巨大メーカーである。


 
 PBVはプラットフォーム・ビヨンド・ビークルの頭文字で、従来からある乗り物を超えたプラットフォームと高らかにうたっている。PV5シリーズのプラットフォームはE-GMP.Sと名付けられ、これはエレクトリック-グローバル・モジュラー・プラットフォーム・フォー・サービスを意味する。サービスを提供するための電動グローバルプラットフォームというわけだ。

 PV5パッセンジャーはロングレンジバッテリー(71.2kWh、一充電走行距離521㎞)を搭載するプラス(769万円)と、スタンダードバッテリー(51.5kWh、一充電航続距離377㎞)を搭載するプラス(709万円)とベーシック(619万円)の3グレード構成。プラスとベーシックの主な相違点は、レインセンサーの有無、後側方衝突アシストと後方交差車両衝突防止アシストの有無などである。装備の詳細はカタログの一部を抜粋したので、参照してほしい。

 ボディサイズは全長×全幅×全高4695×1895×1193mm、ホイールベースは2995mm。車重はロングレンジプラスが2140kg、スタンダードプラスが2060kg、スタンダードベーシクが1990kgである。駆動方式は前輪駆動。4WDは未設定である。タイヤサイズは215/65R16でプラス系モデルはアルミホイールが標準だ。


 
 ロングレンジのモーターは最高出力120kW/4600〜9000rpm、最大トルクは250Nm/4400rpm。スタンダード系は89kW/3600〜8000rpm、250Nm/3400rpmである。

PBVカーゴ

 搭載するバッテリーは正極材にニッケル/マンガン/コバルト使うNMCリチウムイオンで、一般的にエネルギー密度が高く寒冷地での性能維持に優れているといわれている。Kia PBVジャパンは搭載しているバッテリーを「新世代のCTPバッテリー」と説明する。CTP(セル・トゥ・パック)とは、セルをモジュール化するプロセスを省いてパックにする製造方法で、バッテリーの小型・軽量化につながる。

 Kia PBVジャパンは取扱店、Kia PBV東京西を東京都西東京市に開設し、営業を開始した。このほか東名横浜や厚木、名古屋東、鈴鹿、倉敷、福岡東、札幌、福島、高崎などが営業に向けた準備を進め、全国50拠点のサービス網を展開する予定だ。

 

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