コンチネンタル 新テクノロジー搭載の「EcoContact 6」がフォルクスワーゲンの新型電気自動車「ID.3」に新車装着

 コンチネンタルタイヤは、9月に発表されたフォルクスワーゲンの新型電気自動車「ID.3」の新車装着用タイヤとして納入すると発表した。

1.jpg▲Continental、Volkswagen ID.3の新車装着用タイヤを納入

 フォルクスワーゲンID.3は、電気自動車の共通プラットフォーム「MEB」を使った最初の市販モデルで2020年からの発売を予定している。燃費基準WLTPモードにおいて、330~550kmの航続を実現し、比較的リーズナブルな価格で市場に投入されると噂される。

 今回フォルクスワーゲンより承認されたタイヤは、18インチと19インチの夏タイヤ「EcoContact 6」と冬タイヤ「WinterContact TS 850 P」で「ID.3」に求められる要件に適合するように設計されている。「ID.3」は、エネルギー効率が良く、転がり抵抗の低いこのタイヤの採用により、充電間の航続距離が最大化され、タイヤノイズ/ロードノイズの低減によって乗り心地が向上、空気力学の原理を応用したサイドウォールデザインによって車両の空力抵抗が最小化されている。


2.jpg▲Continental EcoContact 6

EcoContact 6 (エコ・コンタクト 6)は、より環境に配慮したソリューションを求めるエンドユーザーのために開発された、ハイパフォーマンス・エコタイヤだ。3つの相反する性能であるウェットブレーキ性能、転がり抵抗および耐摩耗性能を非常に高いレベルに向上。2019年11月現在、日本で販売されている35サイズ中、15サイズが欧州タイヤラベリング制度のグレーディングで、燃費の良さを示す「転がり抵抗」と安全性を示す「ウェットブレーキ性能」で最高グレードの「A/A」を獲得している。

4.jpg▲「ContiSealテクノロジー」トレッド裏側のインナーライナー上にしなやかなシーラント層を配し、釘やガラスなどでできた穴を即座に塞ぎ、刺さった釘などが抜けたあとも急激な空気漏れを防止し、安全にタイヤの修理、交換ができる場所まで自走することができる

また「EcoContact 6」、「WinterContact TS 850 P」には、「ContiSeal (コンチシール)」テクノロジーが採用されている。これは、直径5mm以内のタイヤトレッドのパンク穴を自動的かつ確実に塞ぐテクノロジー※で、コンチネンタルは「パンクの約9割に対応することが可能」だとしている。さらに、コンチネンタルはフォルクスワーゲンのID.シリーズ向けにコネクティビティを提供する車載サーバーも供給している。

場合によっては、 5mm以内の損傷でも空気漏れを防ぎきれないことがあります。

3.jpg▲WinterContact TS 850 P

WinterContact TS 850 P (ウィンター・コンタクト TS 850 P)は、冬の低温下でも高いドライ・ウェット性能を確保しながら、アスファルト路面で優れたハンドリング性能、ブレーキング性能を発揮。降雪時にはしっかり雪をとらえ、優れたトラクション、ハンドリング性能で積雪路面に対応するヨーロピアンウィンタータイヤだ。

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