マツダが人気クロスオーバーSUV「CX-5」の新型を欧州で発表。“新世代エモーショナル・デイリーコンフォート”を開発コンセプトに、魂動デザインや人馬一体の走りの継承・深化、パッケージとライドコンフォートの改善、最新のHMI/コネクティビティ/ADASの採用などを実施。発売は欧州市場で2025年末、その他の市場で2026年中を予定
マツダの欧州事業を統括するMazda Motor Europe(マツダ・モーター・ヨーロッパ)は2025年7月10日(現地時間)、人気クロスオーバーSUV「CX-5」の新型を初公開した。
マツダのミディアムクラスのクロスオーバーSUV に位置するCX-5は、生命感をカタチにするマツダのデザインテーマ“魂動(こどう)-SOUL of MOTION”と、優れた走行性能と環境性能を実現する“SKYACTIV(スカイアクティブ)技術”を全面的に採用した第1弾の商品として2012年にKE型系が市場デビュー。2017年には、意のままにクルマを操る“人馬一体”の走りをよりレベルアップさせた第2世代のKF型系に切り替わる。歴代を通して世界100以上の国と地域で販売され、グローバルの累計販売台数は450万台以上を記録。マツダの現行ラインアップにおける最量販車種に成長した。
今回初公開された第3世代の新型CX-5は、世界中からさらに愛される存在となることを目標に企画。開発コンセプトには“新世代エモーショナル・デイリーコンフォート”を掲げ、エモーショナル=魂動デザインと人馬一体の走りの継承・深化による“眺めて触れて乗ることでの歓びと感動”の具現化、デイリーコンフォート=パッケージとライドコンフォートの改善よる“多様なシーンでの快適な移動”の実現、そして新世代価値=最新のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)/コネクティビティ/ADASの採用による“日々の新しい体験”の創出を果たして、マツダらしい正常進化の新世代クロスオーバーSUVに仕立てた。
公表された主要諸元を見ると、ボディサイズは従来比で115mm長く、15mm幅広く、5mm高く、ホイールベースが75mm長い全長4690×全幅1860×全高1695mm/ホイールベース2775mmに設定。パワートレインにはMハイブリッド付きのe-SKYACTIV G 2.5エンジンに、SKYACTIV-DRIVEの電子制御6速AT(6EC-AT)を組み合わせる。シャシーには改良版の前マクファーソンストラット式/マルチリンク式のサスペンションを採用。乗車定員は従来と同様に5名としている。
なお、マツダは新型CX-5を欧州市場で2025年末、その他の市場で2026年中に発売する予定とアナウンスしている。