デザインのリフレッシュや安全性能の向上などを図った改良版スズキ・アルトが発売

スズキが定番軽乗用車のアルトをマイナーチェンジ。充実感のあるデザインにリフレッシュしたエクステリアや空力性能の向上、機能装備の拡充、先進安全運転支援システムのアップデートなどを実施して、エントリー軽カーとしての訴求力をアップ

 スズキは2025年6月23日、軽乗用車のアルトの一部仕様変更を実施し、7月22日より発売すると発表した。

▲スズキ・アルト・ハイブリッドX(2WD) 価格:146万9600円 全長3395×全幅1475×全高1525mm ホイールベース2460mm 車重710kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費28.2km/リットル

▲スズキ・アルト・ハイブリッドX(2WD) 価格:146万9600円 全長3395×全幅1475×全高1525mm ホイールベース2460mm 車重710kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費28.2km/リットル

車種展開は以下の通り。

A(受注生産):2WD114万2900円/4WD127万4900円

L:2WD119万7900円/4WD132万8800円

ハイブリッドS:2WD130万1300円/4WD143万2200円

ハイブリッドX:2WD146万9600円/4WD158万9500円

▲スズキ・アルト・ハイブリッドS(2WD) 価格:130万1300円 全長3395×全幅1475×全高1525mm ホイールベース2460mm 車重700kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費28.2km/リットル

▲スズキ・アルト・ハイブリッドS(2WD) 価格:130万1300円 全長3395×全幅1475×全高1525mm ホイールベース2460mm 車重700kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費28.2km/リットル

 今回の仕様変更は、デザインのリフレッシュやボディカラーの刷新、空力性能の向上、機能装備の拡充、先進安全運転支援システムのアップデートなどを図って、定番軽乗用車としての存在感と魅力度をいっそう高めたことが特徴である。

▲スズキ・アルトL(2WD) 価格:119万7900円 全長3395×全幅1475×全高1525mm ホイールベース2460mm 車重690kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費25.8km/リットル 写真はアップグレードパッケージ(13万2000円)装着車

▲スズキ・アルトL(2WD) 価格:119万7900円 全長3395×全幅1475×全高1525mm ホイールベース2460mm 車重690kg 乗車定員4名 WLTCモード燃費25.8km/リットル 写真はアップグレードパッケージ(13万2000円)装着車

 まずエクステリアでは、フロントおよびリアバンパーを柔らかいフォルムと質感のある造形に刷新するとともに、ハイブリッドモデルに採用するメッキフロントバンパーガーニッシュの形状変更を図って、新鮮味のアップと質感の向上を実現する。一方、ボディカラーではモノトーンに「テラコッタピンクメタリック」を新設定。また、2トーンのルーフ色を従来のホワイトからソフトベージュに変更し、合わせてブラックのルーフを追加する。ソフトベージュ2トーンには「シフォンアイボリーメタリック」と「フォギーブルーパールメタリック」、ブラック2トーンには「フェニックスレッドパール」と「ノクターンブルーパール」を設定し、モノトーン8色、2トーンルーフ4色の全12通りのラインアップとした。

▲フロントおよびリアバンパーを柔らかいフォルムと質感のある造形に刷新するとともに、ハイブリッドモデルに採用するメッキフロントバンパーガーニッシュの形状変更を実施

▲フロントおよびリアバンパーを柔らかいフォルムと質感のある造形に刷新するとともに、ハイブリッドモデルに採用するメッキフロントバンパーガーニッシュの形状変更を実施

▲ボディカラーにモノトーンの「テラコッタピンクメタリック」を新設定

▲ボディカラーにモノトーンの「テラコッタピンクメタリック」を新設定

▲2トーンのルーフ色を従来のホワイトからソフトベージュに変更。写真上はシフォンアイボリーメタリック×ソフトベージュ、同下はフォギーブルーパールメタリック×ソフトベージュ

▲2トーンのルーフ色を従来のホワイトからソフトベージュに変更。写真上はシフォンアイボリーメタリック×ソフトベージュ、同下はフォギーブルーパールメタリック×ソフトベージュ

▲ブラックのルーフ色を追加設定。写真上はフェニックスレッドパール×ブラック、同下はノクターンブルーパール×ブラック

▲ブラックのルーフ色を追加設定。写真上はフェニックスレッドパール×ブラック、同下はノクターンブルーパール×ブラック

 エアロダイナミクスの改良を図ったこともトピックで、ルーフエンドスポイラーの追加などにより空力性能を高めて燃費性能を向上。燃料消費率はWLTCモードでマイルドハイブリッドモデルの2WDが従来の27.7km/リットルから28.2km/リットル、4WDが従来の25.7km/リットルから26.2km/リットル、ガソリンモデルの2WDが従来の25.2km/リットルから25.8km/リットル、4WDが従来の23.5km/リットルから23.8km/リットルと、クラストップレベルの燃費性能を実現している。

▲ルーフエンドスポイラーの追加などにより空力性能を高めて燃費性能を向上させる

▲ルーフエンドスポイラーの追加などにより空力性能を高めて燃費性能を向上させる

 機能装備の面では、ハイブリッドXに本革巻ステアリングホイールやメッキインサイドドアハンドルを採用して、上質感を高めたことが訴求点。また、スズキ緊急通報やリモートエアコンなどのアプリ機能を利用できるスズキコネクトへの対応を実施している。

▲ハイブリッドXに本革巻ステアリングホイールやメッキインサイドドアハンドルを採用して、室内の上質感をアップ

▲ハイブリッドXに本革巻ステアリングホイールやメッキインサイドドアハンドルを採用して、室内の上質感をアップ

▲スズキ緊急通報やリモートエアコンなどのアプリ機能を利用できるスズキコネクトに対応

▲スズキ緊急通報やリモートエアコンなどのアプリ機能を利用できるスズキコネクトに対応

 先進安全運転支援システムのアップデートも見逃せない。ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を標準で採用。また、低速時ブレーキサポート(前進・後退)や車線逸脱抑制機能、発進お知らせ機能 [先行車・信号切り替わり]を標準装備するとともに、フロントへのパーキングセンサーの追加などを実施して、予防安全性能の向上を果たしている。

▲ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を標準装備

▲ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を標準装備

 パワートレイン基本的に従来を踏襲し、ハイブリッドモデルにR06D型657cc直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(最高出力49ps/6500rpm、最大トルク5.9kg・m/5000rpm)+WA04C型モーター(最高出力1.9kW/1500rpm、最大トルク40Nm/100rpm)/ISG(モーター機能付発電機)+リチウムイオン電池(容量3Ah)+CVTで構成するマイルドハイブリッドを、ガソリンモデルにR06A型658cc直列3気筒DOHC12Vエンジン(最高出力46ps/6500rpm、最大トルク5.6kg・m/4000rpm)+CVTを搭載している。

 

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