アストンマーティンのパーソナライゼーション・サービス部門「Q by Aston Martin」と米国アストンマーティン・パームビーチがタッグを組んで企画したアストンマーティンDB12ヴォランテのワンオフの特別仕様車「DB12ヴォランテ パームビーチエディション」がデビュー。米国フロリダのパームビーチを讃えるユニークなパターンと素材を内外装の随所に採用して、独創的なオープントップスーパーツアラーを具現化
英国アストンマーティンは2025年5月28日(現地時間)、DB12ヴォランテ(DB12 Volante)のワンオフの特別仕様車「DB12ヴォランテ パームビーチエディション(Palm Beach Edition)」を発表した。
今回の特別仕様車は、パワートレインに進化版の4リットルV型8気筒DOHCツインターボエンジン(最高出力680ps/6000rpm、最大トルク800Nm/2750~6000rpm)+ZF製8速ATを搭載する、DBシリーズの新世代スポーツカーであるDB12のオープントップモデル「DB12ヴォランテ」をベースに、米国フロリダのパームビーチをオマージュしたユニークなパターンと素材を内外装の随所に採用して、独創的なオープントップスーパーツアラーに仕立てたことが特徴。企画および製造はアストンマーティンのパーソナライゼーション・サービス部門「Q by Aston Martin」と米国アストンマーティン・パームビーチがタッグを組んで手がけた。
▲DB12ヴォランテ パームビーチエディションの企画および製造はアストンマーティンのパーソナライゼーション・サービス部門「Q by Aston Martin」と米国アストンマーティン・パームビーチがタッグを組んで手がける
外装については、パームビーチのオーシャンブルーを想起させる、フロステッドグラスブルー(Frosted Glass Blue)と称するスペシャルなボディカラーを纏ったことがトピック。複雑さと繊細なカラーのため、ハンドスプレーで塗布したこの特別色は、トップコートにガラスフレークを使用することで南フロリダの太陽に照らされた海のようなブルーの輝きを放つ。また、フロントスプリッターやサイドシル、リアバンパーにはクラブスポーツホワイトのピンストライプをあしらい、合わせてアルミ製のサイドストレーキにはヤシの葉をモチーフとした装飾をフライス加工で入れた。さらに、足もとにはグロスジェットブラックダイヤモンドターンの5本スポークアロイホイールを装着して、オープントップスーパーツアラーとしての個性を際立たせた。
インテリアに関しては、航海に旅立つ船をテーマにしたオーロラブルーとアイボリーのデュオトーンレザーやスパイシーレッドのコントラストステッチ、リニアライトオリーブアッシュのウッドトリムなどを特別装備したことが訴求点。また、パームビーチにちなんだヤシの葉をモチーフに据えたセンターアームレストやドアシルパネルの刺繍、フロントシートバックの左右対称ウッドパネル、ドアシルプレートの刻印などを配して特別感を強調する。シートバックの金属製インレイやドアシルプレートには“PALM BEACH EDITION”のロゴを入れ、さらにレザーダッシュボードには“PALM BEACH”のロゴと同地の緯度および経度の座標をエンボス加工で刻んだことも、Q by Aston Martinとアストンマーティン・パームビーチがこだわった部分である。