マイルドハイブリッドシステムを採用したルノー・アルカナが日本上陸

SUVクーペのスタイルを纏ったルノー・アルカナにマイルドハイブリッドシステムを搭載した「R.S.ライン・マイルドハイブリッド」を追加。車両価格はフルハイブリッドのR.SラインE-TECHフルハイブリッドより30万円安い399万円に設定

 ルノー・ジャポンは2022年11月24日、SUVクーペのアルカナにマイルドハイブリッドシステムを搭載する「R.S.ライン・マイルドハイブリッド(R.S.LINE MILD HYBRID)」をラインアップし、12月1日より販売を開始すると発表した。車両価格は399万円に設定する。

▲ルノー・アルカナR.S.ライン・マイルドハイブリッド 価格:7DCT399万円 全長4570×全幅1820×全高1580mm ホイールベース2720mm 車重1380kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費17.0km/リットル

▲ルノー・アルカナR.S.ライン・マイルドハイブリッド 価格:7DCT399万円 全長4570×全幅1820×全高1580mm ホイールベース2720mm 車重1380kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費17.0km/リットル

 

 従来のアルカナは、最高出力94ps/5600rpm、最大トルク148Nm/3600rpmを発生するH4M型1597cc直列4気筒DOHC16Vガソリンエンジン、36kW/1677~6000rpm、最大トルク205Nm/200~1677rpmを発生するメインの駆動用Eモーター、最高出力15kW/2865~1万rpm、最大トルク50Nm/200~2865rpmを発生する始動および発電用モーターのHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)、容量1.2kWh(230V)のリチウムイオンバッテリーでシステムを構成するフルハイブリッド仕様のR.SラインE-TECHフルハイブリッドのみを設定していたが、今回マイルドハイブリッド仕様を追加設定することにより、2種類のハイブリッドモデルが選択できることとなった。

▲パワートレインは158ps/270Nmを発生する1333cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボエンジン、3.6kW/19.2Nmを発生するBSGの補助モーター、12Vリチウムイオンバッテリーでシステムを構成

▲パワートレインは158ps/270Nmを発生する1333cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボエンジン、3.6kW/19.2Nmを発生するBSGの補助モーター、12Vリチウムイオンバッテリーでシステムを構成

 

 新設定のR.S.ライン・マイルドハイブリッドは、ガソリンエンジンならではの力強さとモーターアシストによる燃費の良さを高次元で両立したことが特徴である。パワートレインは最高出力158ps/5500rpm、最大トルク270Nm/1800rpmを発生するH5H型1333cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボエンジン、3.6kW/1800~2500rpm、最大トルク19.2Nm/1800rpmを発生するBSGの補助モーター、12Vリチウムイオンバッテリーでシステムを構成。トランスミッションには湿式デュアルクラッチを備えたパドルシフト付電子制御7速AT(7EDC)を組み合わせる。モーターのアシストは発進および加速時に行い、またガソリンを使用しない減速時にはタイヤの回転によりエンジンが動き続ける力を活用してリチウムイオンバッテリーに効率よく充電。さらに、ストップ&スタート機能や安定走行時にエンジンを停止するクルージング機能を装備して、無駄な燃料消費を抑制する。WLTCモード燃費は17.0km/リットルを実現した。

▲モーターのアシストは発進および加速時に行い、またガソリンを使用しない減速時にはタイヤの回転によりエンジンが動き続ける力を活用してリチウムイオンバッテリーに効率よく充電する

▲モーターのアシストは発進および加速時に行い、またガソリンを使用しない減速時にはタイヤの回転によりエンジンが動き続ける力を活用してリチウムイオンバッテリーに効率よく充電する

 

 エクステリアについては、フルハイブリッド仕様と同様、スポーティなR.Sラインを採用。フロントとリアのスキッドプレートやホイールアーチプロテクションを配したSUVならではの力強さと、クーペスタイルの美しいルーフが描く都会的でエレガントなスタイリングを基調に、Cシェイプを組み込んだLEDヘッドランプやリアシグネチャーランプ、ブラック塗装のドアミラー、ツインクロームエキゾーストフィニッシャー、7J×18アロイホイール“Silverstone”+215/55R18タイヤなどを配して、精悍かつダイナミックなスタイリングを創出する。ボディサイズは全長4570×全幅1820×全高1580mm/ホイールベース2720mmと、フルハイブリッド仕様と共通。車重は1380kgと、フルハイブリッド仕様より90kg軽く仕上がる。ボディカラーはブランペルレM/ブルーザンジバルM/オランジュバレンシアM/ノワールメタルMという計4色をラインアップした。

▲ボディカラーは写真上よりブランペルレM/ブルーザンジバルM/オランジュバレンシアM/ノワールメタルMという計4色を設定

▲ボディカラーは写真上よりブランペルレM/ブルーザンジバルM/オランジュバレンシアM/ノワールメタルMという計4色を設定

 

 インテリアに関しては、ダイレクト感あふれる走りをもたらすパドルシフトを配備したことを除いて、基本的にフルハイブリッド仕様と共通。カーボン調とレッドラインで仕立てたダッシュボードおよびドアパネルや、レッド&グレーステッチの本革巻きステアリングホイールとシフトレバー、レザー×スエード調コンビシート、アルミペダル、運転席電動ランバーサポート、10.2インチフルデジタルインストゥルメントパネル、7インチマルチメディア EASY LINK(スマートフォン用ミラーリング機能)、ARKAMYSサウンドプロセッサー付オーディオなどを標準で装備する。ラゲッジスペースはフルハイブリッド仕様の480リットルに対して33リットル多い513リットルを確保した。

▲カーボン調とレッドラインで仕立てたダッシュボードおよびドアパネルや、レッド&グレーステッチの本革巻きステアリングホイールとシフトレバーを採用。ダイレクト感あふれる走りをもたらすパドルシフトを配備する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲カーボン調とレッドラインで仕立てたダッシュボードおよびドアパネルや、レッド&グレーステッチの本革巻きステアリングホイールとシフトレバーを採用。ダイレクト感あふれる走りをもたらすパドルシフトを配備する。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲レザー×スエード調コンビ表皮のシートを採用。運転席には電動ランバーサポートを内蔵する

▲レザー×スエード調コンビ表皮のシートを採用。運転席には電動ランバーサポートを内蔵する

 

 先進安全装備の充実ぶりもR.S.ライン・マイルドハイブリッドのトピック。アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)、レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)、レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警報)、アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)歩行者・自転車検知機能付、360°カメラ、パーキングセンサー(フロント・リア・サイド)、リアクロストラフィックアラート、ブラインドスポットワーニング(後側方車両検知警報)などを標準で採用。EASY LINKのタッチスクリーン操作で運転モード(My Sense/Sport/Eco)や室内環境などが変更できるルノー・マルチセンスやオートホールド機能付電動パーキングブレーキ、イージーパーキングアシスト、スマートフォンワイヤレスチャージャーといった先進機能装備も標準で組み込んでいる。

▲ストップ&ゴー機能付のアダプティブクルーズコントロールを標準で組み込む

▲ストップ&ゴー機能付のアダプティブクルーズコントロールを標準で組み込む

 

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