日産が人気プレミアムSUVのエクストレイルに高性能モデルの「エクストレイルNISMO」を新設定。レース技術のノウハウを活かした空力性能とデザイン性が両立したスタイリング、スポーティさと快適さを両立したインテリア、専用チューニングによる走行性能の高さを実現
日産自動車は2025年8月21日、プレミアムSUVのエクストレイルに高性能モデルの「エクストレイルNISMO」を設定し、9月24日に発売すると発表した。
▲日産エクストレイルNISMO advanced package e-4ORCE 価格:596万2000円 全長4705×全幅1840×全高1720mm ホイールベース2705mm 車重1890kg 乗車定員5名 写真のボディカラーはNISMO専用色のNISMOステルスグレー/スーパーブラック2トーン
車種展開は以下の通り。
NISMO e-4ORCE:541万6400円
NISMO advanced package e-4ORCE:596万2000円
「情熱体験をもたらすグランドツーリングSUV」をコンセプトに開発したエクストレイルNISMOは、マイナーチェンジしたe-4ORCEモデルをベースに、レース技術のノウハウを活かした空力性能とデザイン性が両立したスタイリング、スポーティさと快適さを両立したインテリア、専用チューニングによる走行性能の高さを実現して、「より速く、気持ち良く、安心して走れる車」という NISMOロードカーの思想に基づいた新進のNISMO SUVに仕立てたことが特徴である。
まずエクステリアは、ひと目でNISMOとわかるデザインと高い空力性能に加え、オールマイティな走破性を兼ね備えたSUVの力強さと頼もしさを表現したことがトピック。フロントのデザインは、専用グリルの上部に横に伸びるダーククロムのアクセントを施すことでシグネチャーランプと連続感を演出し、水平基調なワイド感を創出。また、専用バンパーロアフィニッシャーのセンターにはNISMOのロゴを配備する。一方、サイドビューでは専用ドアロアフィニッシャーとサイドターンランプ付電動格納式リモコンドアミラーにレッドのアクセントを配してNISMOならではの個性を強調。足もとには、センター部の開口面積を広くすることでブレーキの冷却効果を高めるとともにホイール外周部をフラットにして車体側面の風の流れを整流する効果を備えた専用エンケイ製8.5J×20アルミホイールと、専用ミシュランPILOT SPORT EV 255/45R20 105W XLタイヤを組み込んだ。そして、リアセクションにはレーシングカーを想起させる専用リアバンパーロアフィニッシャーや専用リアLEDフォグランプ(中央)を装備して、印象的かつスポーティな後ろ姿を演出する。これらの性能向上のための機能的デザインにより、空気抵抗を悪化させることなく、揚力をベース車比で29%低減してダウンフォースを向上させた。ボディカラーについては、NISMO専用色のNISMOステルスグレー/スーパーブラック2トーンとカーディナルレッドCPM/スーパーブラック2トーンのほか、プリズムホワイト3P/スーパーブラック2トーン、プリズムホワイト3P、ダイヤモンドブラックP、ダークメタルグレーMという計6色をラインアップしている。
内包するインテリアは、エクストレイルが誇る快適性と機能性をそのままに、黒を基調としながら随所にレッドアクセントを施すことで、NISMOモデルに代表される上質さとスポーティさを兼ね備えたコーディネートを施したことが訴求点。装備としては、レッドステッチ入りの専用ブラックドアトリム/専用インストパッド/専用センターコンソールボックスや、レッドカーボン調専用フィニッシャー(インストロア)、専用テーラーフィット巻ステアリング(レッドセンターマーク、レッドステッチ付)、専用プッシュパワースターター(レッド)などを採用する。また、センターコンソールにはNISMOエンブレムを装着した。
▲ブラックの内装色を基調にレッドステッチ入りの専用ブラックドアトリム/専用インストパッド/専用センターコンソールボックスやレッドカーボン調専用フィニッシャー(インストロア)、専用テーラーフィット巻ステアリング(レッドセンターマーク、レッドステッチ付)などを装備
シートについては、レッドステッチ入りの専用ファブリック/合皮コンビ表皮を標準で採用。運転席・助手席パワー調整機構(運転席:スライド/リクライニング/リフター/サイサポート、助手席:スライド/リクライニング)や運転席電動ランバーサポートも組み込む。また、オプションとして専用チューニングのRECARO製スポーツシート(レザー/アルカンターラ、パワーリクライニング機能付)を設定した。
パワートレインに関しては、最高出力150kW/4739~5623rpm、最大トルク330Nm/0~3505rpmを発生するBM46型フロントモーター、最高出力100kW/4897~9504rpm、最大トルク195Nm/0~4897rpmを発生するMM48型リアモーター、発電用エンジンのKR15DDT型1497cc直列3気筒DOHC12V・VCターボ(最高出力144ps/4400~5000rpm、最大トルク25.5kg・m/2400~4000rpm)、駆動用リチウムイオン電池で構成する4WDのe-4ORCEを踏襲したうえで、フォーミュラEとも通じる電動制御技術を活用したNISMO専用チューニングを実施する。VCMにはNISMO専用チューニングコンピューターを配し、ドライブモードにNISMOらしい力強い加速フィールを実現するSPORTモード、日常使いでの使いやすさや伸びの良さをバランスさせたAUTOモードを設定。e-4ORCEにもNISMO専用チューニングを施し、リアモーターの駆動配分を高めてフロントタイヤの旋回力を上げるとともに、4輪をブレーキと協調しながら緻密に制御することで、ライントレース性とコーナー脱出速度を向上させた。一方でシャシー面の強化も行い、専用チューニングを施したカヤバ製スウィングバルブショックアブソーバーおよびスプリングを組み込んで、ボディモーションを低減しつつ4輪がしなやかに動き、路面を捉えつづけることで安心できる接地感の高さと、グランドツーリングもこなせるフラットな乗り心地を実現している。
▲パワートレインはベース車を踏襲。e-4ORCEはBM46型フロントモーター(150kW/330Nm)、MM48型リアモーター(100kW/195Nm)、発電用エンジンのKR15DDT型1497cc直列3気筒DOHC12V・VCターボ(144ps/25.5kg・m)、駆動用リチウムイオン電池でシステムを構成
▲VCMにNISMO専用チューニングコンピューターを配備。ドライブモードにはNISMOらしい力強い加速フィールを実現するSPORTモード、日常使いでの使いやすさや伸びの良さをバランスさせたAUTOモードを設定
▲e-4ORCEにNISMO専用チューニングを施し、リアモーターの駆動配分を高めてフロントタイヤの旋回力を上げるとともに、4輪をブレーキと協調しながら緻密に制御することで、ライントレース性とコーナー脱出速度を向上させる