レトロブームで、昭和の時代の雰囲気を色濃く残す懐かしのドライブインが話題に

 令和の今、そのレトロな雰囲気が注目され、道路沿いに建つ、昭和のドライブインが若者から、中高年まで幅広い層に人気となっている。ドライブインが数多く登場したのは、1970年代。数多くのドライブインがたてられたが、1980年代から、増え始めたファミリーレストランの登場で、きれいでオシャレ、メニューが豊富等の理由でお客を奪われてしまい、その数はかなり減ってしまっていた。それが、昨今の昭和レトロブームによって注目を集め、『ドライブイン探訪』(筑摩書房)という書籍が登場、ネットで“昭和”“ドライブイン”と入れて検索すると、数多くのサイトが登場する。お客も増え、再び活気を戻すお店が増えている。しかし、人気があっても、建物の老朽化やお店を継ぐ人がいないといった理由からやめてしてしまうお店も少なくない。

 また、ドライブインとは少し違うが、うどんやラーメン、ホットサンドなどの自動販売機が並ぶ道路沿いのイートインスペースも人気だ。いずれも1970年代に登場した自動販売機で今も現役で活躍中。またこれらの自動販売機は、製造していた会社が無くなったり、パーツがもうないという理由から、壊れてしまうと修理できないケースがとても多いとのことだ。

 ドライブインも自動販売機イートインも今後、数が減ることは間違いない。ぜひ秋の行楽の際に訪れてみて欲しい。

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