アジア各国で高まっているJ-POP人気、『CARandDRIVER』11月号の『クルマと音楽』で解説したが、King Gnuの2024年アジアツアーは台北、シンガポールなど4都市7公演がすべてSOLD OUT、YOASOBIが12月から行うアジアツアーは各地でチケット争奪戦が起き、香港公演は1秒でSOLD OUTになっている。
このJ-POP人気はアジアだけでなく、音楽の一大マーケットのアメリカでも徐々に盛り上がり始めている。
J-POPアーティストたちが、アメリカで行ったパフォーマンスが現地で好評となっている。まずはYOASOBI。彼らは2024年8月3日にアメリカのシカゴで開催された世界最大級な国際的音楽フェスティバル『Lollapalooza』に初出演。YOASOBIとして、今年4月に出演をした大型フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival』への出演に続く、アメリカでのフェス出演だ。『Lollapalooza』では、1万5000人を収容できるBACARDIステージに、なんとヘッドライナーとしてトリを務めた。『アイドル』や『たぶん』など海外での人気の高い楽曲での爆発的な盛り上がりを見せ、さらに『群青』では日本語での合唱が生まれるなど、言語の壁を越えてボーダレスに人気を博するYOASOBIの強さを見せたステージとなった。
新しい学校のリーダーズは、YOASOBIも出演した『Coachella Valley Music and Arts Festival』にフェス参戦。GOBI STAGEのトリを務めた。どてら姿で登場し、『Toryanse』を披露、押し寄せた現地の観客をオープニングから圧倒し、45分間のステージが終わるまで、終始大盛り上がりとなった。
新しい
さらに大きな話題となったのが、千葉雄喜だ。2024年2月にリリースした『チーム友達』が国内外で大ヒットしたラッパー、その彼が、2024年9月12日にニューヨークで開催された『MTV Video Music Awards』にサプライズ出演した。『MTV Video Music Awards』は、年間で最も優れたミュージックビデオやアーティストを決定するアメリカ最大級の音楽授賞式。『WAP』の全米ナンバー1ヒットで知られるミーガン・ザ・スタリオンのサプライズゲストとしての出演で、「お金稼ぐ私はスター」の日本語のリリックが特徴のフィーチャリング参加した楽曲『Mamushi (feat. Yuki Chiba) をパフォーマンスをし、会場全体から大きな喝采を得た。
これまで多くのJ-POPアーティストがアメリカ進出をもくろんだが、いずれも成功はしなかった。今回は、3アーティストを紹介したが、BABYMETALやBAND-MAID、花冷え。などのハードロック勢も人気を博している。
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